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難経ポイント (トップページ)
ゆっくり堂の『難経ポイント』 ank00
ゆっくり堂の難経ポイント
始めに。
ゆっくり堂、初学者用、経絡鍼灸教科書、『難経ポイント』を掲載するに当たって。
経絡鍼灸師にとって、学ばなければ成らない、文献は数々あります。
その一つが、『難経』です。
ここでは、3人の先生方の書かれた文献を読みながら、
難経、各難の原文・訓読・解説・詳細解説、そして各難のポイントを述べます。
参考文献:
①「難経の臨床考察」 著者:福島弘道 - 編集発行:東洋はり医学会機関誌部
②『難経 講義』 井上恵理先生の講義録: - 東洋はり医学会機関誌経絡鍼療416号~503号
③「難経の研究 」 - 著者:本間祥白 ・校閲:井上恵理 ・発行:医道の日本社 、
『難経ポイント』の視点は、
今の私に取って、実技の向上に繋がる点からの考察に成ります。
経絡鍼灸師の先生方のご意見・間違いの指摘・などを、当院へお送りくだされば幸いです。
各項の難をクリックしてご覧下さい。(少しずつ掲載します。)
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十難 十一難 十二難 十三難 十四難 十五難 十六難 十七難 十八難
十九難 二十難 二一難 二二難 二三難 二四難 二五難 二六難 二七難
二八難 二九難 三十難 三一難 三二難 三三難 三四難 三五難 三六難
三七難 三八難 三九難 四十難 四一難 四二難 四三難 四四難 四五難
四六難 四七難 四八難 四九難 五十難 五一難 五二難 五三難 五四難
五五難 五六難 五七難 五八難 五九難 六十難 六一難 六二難 六三難
六四難 六五難 六六難 六七難 六八難 六九難 七十難 七一難 七二難
七三難 七四難 七五難 七六難 七七難 七八難 七九難 八十難 八一難
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※ 難経八十一難のおおまかな分類(6つの分類)
1、脉診に関する事。 (一難から二十一難まで)
2、経絡・奇経の流注、病の吉凶に関する事。(二十二難から二十九難まで)
3、臓腑の関係、四診(望聞問切)の診断法。(三十難から四十七難まで)
4、疾病に関する事。 (四十八難から六十一難まで)
5、兪穴に関する事。 (六十二難から六十八難まで)
6、鍼法に関する事。 (六十九難から八十一難まで)
※ 各難に於いては、これらの分類が、重層的な記載があります。
例えば、脉診の所でも治療法のことが記載されたりと。
それは、経絡鍼灸が、診断側治療の理論と技術であるからです。
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ゆっくり堂の難経ポイント一覧表
項目リンク |
難経ポイント内容臨床&エトセトラ |
更新日 | |
一難 |
ポイント其の一、六部定位診(ろくぶじょういしん)を確定した点である。 |
2014/10/25・・・・・・・2015/5/30 | |
ポイント其の二、脈診こそは鍼灸師の特権です。難経「第一難」にはその大事な話が記載されています。 |
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ポイント其の三、鍼灸師のバイブル難経を学びましょう。 |
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臨床&エトセトラ1・・難経に於いて六部定位脉診の理論が完成された。※ 一難、 それぞれリンクしてご覧ください。 ・ 臨床&エトセトラ2・・・鍼を受けた次の日が調子が良い理由。 |
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二難 |
ポイント其の一、二難は尺寸の脉診(診察)で、陰陽の脉状を知る要の理論が展開されています。・ ポイント其の二、②脉位の幅は「一寸九分」であり、この尺寸の幅で険脉を行う事を規定しています。 臨床&エトセトラ難経では「一寸九分」の呼び名に |
2014/10/30 | |
三難 |
ポイント其の一、格関覆溢と言う、病気でなくて死ぬ人の脉状を述べています。・ポイント其の二、三難は二難の定義をふまえて、脉診の臨床が展開されています。臨床&エトセトラ三難の宿題です。溢脉・覆脉の脉状の解釈の違いにつて。井上恵理先生は、「外関内格の溢脉」は、 |
2014/11/01 | |
四難 |
ポイント其の一、『難経』では、脉状に於いて浮沈、長短、滑濇の六脉を基本脉と言っている。 ポイント其の二、陰陽について、呼吸と脉との関係、を述べています。・ ポイント其の三、「脉に陰陽の法あり」と言うのは脉だけではなくて、 東洋医学に於いては総ての治療・診断に陰陽を忘れてはいけないと言う事。 臨床&エトセトラ井上恵理先生の脉状解釈、濇(しょく)脉について。濇脉というのは、 |
2014/11/18 | |
五難 |
ポイント其の一、寸関尺を押さえる重さ・深さの比較です。・ ポイント其の二、中脉を診れる鍼灸師になる最初の一歩になります。 難経臨床&エトセトラより。・・・中脉(ちゅうみゃく)について。
(井上恵理先生の講演より。山口一誠の考察文章含む)
脉を取るのに色々な教え方があると思いますが、
私はいつもこうゆう診方をしています。 中脉というのがあります。 浮と沈の間にある中脉。この中脉は六部ともに「胃の気」を診る。 寸口・関上・尺中それぞれの所に 中脉がある訳です。 この胃の気・衛気(えき)の脉ですが、 身体と言うのは生まれてから後は食物に よって栄養されています。 栄養されていると言う事は五臓全ては 「胃の気」の支配を受けていると言う事なんです。 その胃の気が、肝経、心経、脾経、肺経、腎経、などの全ての経絡に旨く回っているかどうかと言う事を区別するのが「胃の気」を診る事なのです。 中脉の取り方は、 上から脉を押さえてまず三部の脉が全部 揃っている所がある筈です。
ここが、中脉になります。 そして、そこから沈めた所が陰脉で、浮かした所が陽脉です。 |
2014/11/20 | |
六難 |
ポイント其の一、「陰陽実虚」を脉診で診断する事は鍼灸術の原則である。 難経臨床&エトセトラより。・・・「鍼灸臨床と陰陽(虚実)と五行論」について、 |
2014/11/22 | |
七難 |
ポイント其の一、春夏秋冬の季節に応じて脉状は変化している。 ポイント其の二、一年を六節に分けて、それぞれの脉状を述べてある。(六節の区分は三陽三陰の少陽・陽明・太陽・太陰・少陰・厥陰です。後述に参考表作成します。) ポイント其の三、鍼灸師は四季に応じた脉状を認識して、季節に合った脉を作る事。 ポイント其の四、現代社会(先進国)は夏には冷房、冬には暖房、放射能被爆、大気汚染等と自然に身を任せた時代とは異質の状況にある。 難経臨床&エトセトラより。・・・井上恵理先生の |
2014/11/24 | |
八難 |
ポイント其の一、 人間の生命の源は「先天の気:腎間の動気」です。
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2014/11/26
2016/2/24 |
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九難 |
ポイント其の一、脉診をして、患者の病気が、「臓病」か「腑病」かを判別する法則を述べています。 ポイント其の二、数脉(早い脈)は必ずしも身体に熱が出ると言う事ではない。 ポイント其の三、「臓病」か「腑病」かを判別する問題は、五十二難と五十四難もあわせて学ぶべし。 難経臨床&エトセトラより。・・・・ 九難の参考図表(表nk6)・九難と五十二難の参考図表(表nk8) |
2014/11/28 | |
十難 |
ポイント其の一、十難の「一脉十変」の意味は、 ポイント其の二、十変が各臓腑にありますので五十変の脉診がある事になりますね。
難経臨床&エトセトラより。・・・心病脉に於ける一脉十変の表 |
2014/12/03 | |
十一難 |
ポイント其の一、欠滞脉が顕れる脉泊数の位置で五臓の変調が判る事です。
難経臨床&エトセトラより。・・・難経十一難: 欠滞脉が示す五臓の不調表 |
2014/12/03 | |
十二難 |
ポイント其の一、十二難は鍼医師の誤った治療を糾弾するものです。
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2014/12/03 | |
十三難 |
ポイント其の一、十三難で重要なのは診断に於いて「脉状」を中心にして、各々の五蔵の色体表を診る事です。 ポイント其の二、五臓の脉状と、五声、五色、五臭、五味には相生と相克の関係があります。 ポイント其の三、五臓の脉状と尺部とも相応しているのが健康である。 難経臨床&エトセトラより。・・・〔解説参考HP〕 を参照されたし。五行の色体表 五行穴図 五要穴図 リンクhttp://yukkurido.jp/keiro/bkb/c101/c202/ |
2014/12/03 | |
十四難 | ①、十四難は一回の呼吸と脈拍回数の関係に於いての病の診方を述べています。 ・ |
2014/12/03 | |
②、健康で正常な脉状は、一呼吸で、一回吐く時に脉が二拍動し、一回吸う時に脉が二拍動する時です。 ・ |
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③、もうすぐ病気になる人は、一呼吸に二拍動する遅い脉を打つ人です。つまり、一回吐く時に脉が一拍動し、一回吸う時に脉が一拍動する状態ですね。 ・ |
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④、元気なように見えていて、バタッと倒れて死んでしまう人の脉は、 一呼吸に一拍する遅い脉を打っている人です。そして、この状態を「無魂」と言います。 身体の中に精気が無くなった病気です。身体の精気が無くなれば必ず死にます。 このような人が無意識に歩行しています。本人は病を感じていません。 この状態を古典では「行尸(あんし)」と言います。 そのうちバタッと倒れて死んでしまいます。(歩行する死体ですね。) ・ |
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⑤、もう少し人生を楽しみたい方は「腎気」を養う事です。 其の為には、左尺中の脉、即ち腎の脉が消えないように、経絡鍼灸をお受けください。 臨床で、患者の症状を考察すると、たとえば尺脉が有ると言う事は木に根が有る様なもので、 たとえ枝や葉っぱが枯れても根は自ら生きる力を蓄えているから大丈夫だと。 脉に根本が有る者は元気あるので死なないと。 |
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十五難 |
ポイント其の一、難経十五難、春夏秋冬の四季の正常脈を知ること。 難経臨床&エトセトラより。・・・弦脉の意味を |
2014/12/08 | |
十六難 |
ポイント其の一、十六難には、脉証腹証一貫性の法則が難経十六で展開されている。 難経臨床&エトセトラより。・・・肝心脾肺腎のそれぞれの |
2014/12/11 | |
十七難 |
ポイント其の一、難経第十七難には、脉診によって死生存亡の3つのパタンーンが全て判ると述べられています。 難経臨床&エトセトラより。・・・臨床を重ねて行くと、 |
2014/12/14 | |
十八難 |
ポイント其の一、十八難には、難経に於ける脉診の三部九候について説明しています。 ポイント其の二、やはり難経は臨床家が治療の実際から作り後世に残してくれた現代の鍼灸師へのプレゼントですね。
難経臨床&エトセトラより。・・・現代の臨床にも役に立つ難経十八難、右手寸口の手の太陰肺経を脉診して、 |
2014/12/20 | |
十九難 |
ポイント其の一、十九難のポイント其の一は、男女の脉にはそれぞれ、平常の固有の脉がある。 ポイント其の二、男子の脉は尺脉よりも寸口の方が強い。また、女子の脉は尺脉が強い。 ポイント其の三、男が寸口が弱くて尺脉が強い女脉を打つ時は、病が内にあり、虚証(不足)として診る。 ポイント其の4、左右の脉状と腹証は一致している。 難経臨床&エトセトラより。・・・※ 難経十九難の臨床&エトセトラ井上恵理先生の臨床経験では、女性では腎虚の病が非常に長くかかって治りにくい。 |
2014/12/25
今日は、 山ちゃんの 誕生日だ |
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二十難 |
二十難のポイント其の一、難経二十難では、陽部に陰脉が打ったり、陰部に陽脉が顕す場合がある。 二十難のポイント其の二、経絡鍼灸の臨床から考えると、 ※ 難経二十難の臨床&エトセトラより。・・〔井上恵理先生の難経二十難解説から〕 |
2014/12/29 | |
二一難 |
二十一難のポイント其の一は、形病、脉病、生死について書かれています。 難経二十一難の臨床&エトセトラより。・〔井上恵理先生の難経二十一難解説から山口一誠の考察文〕難経二十一難を臨床で考えると、 |
2014/12/30 | |
二二難 |
※ 二十二難のポイント其の一は、是動病は気の病。 ※ 二十二難のポイント其の二は、この様な病状をする場合の治療方法は、 ・ ※ 二十二難のポイント其の三は、、(2016.2.04、記帳)氣は之(これ)を呴(あたた)むることを主(つかさど)る。
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2015/1/03
2016/2/04 |
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二三難 |
※ 二十三難のポイント其の一は、経絡の流注の説明です。
※ 二十三難のポイント其の二は、気血が連綿と途切れることなく一本の帯のように回っている。
※ 二十三難のポイント其の三は、経脉の始終を知ることが、鍼灸師の綱紀になります。
※ 難経二十三難の臨床&エトセトラ・・〔井上恵理先生の難経二十三難の解説〕「経絡」と言う言葉は、日本で確立したものです。経絡鍼灸の治療法は、 |
2015/1/07 | |
二四難 |
二十四難のポイント其の一は、手足の三陰三陽に氣の変動が起こった場合に、 ※ 二十四難のポイント其の二は、難経二十三難には一番目に望診で観察するポイントが述べられている。
※ 難経二十四難の臨床&エトセトラ・まだ50代なんだけど「歯が長く見える」のは、老化現象の始りか。 |
2015/1/09 | |
二五難 |
ポイント其の一は、十一臓腑に対して十二経絡と言うものになると。 ポイント其の二は、「火」の中には二つの経絡が配当されている。
ポイント其の三は、「火経」は「本心経(君火心経)の少陰心経」と別脉の「心主の厥陰心包経」である。 ※ 難経臨床&エトセトラより。〔井上恵理先生の難経解説から〕1939年(昭和十四年) |
2015/1/12 | |
二六難 |
ポイント其の一は、十二経脉と十五絡について。 ポイント其の二は、三絡と言うのは、
※ 難経臨床二十六難&エトセトラより。・・ |
2015/1/13 | |
二七難 |
二七難のポイント其の一は、奇経八脉と正経十二経脉の関係につての論述です。 |
2015/1/14 | |
二八難 |
※ 二十八難のポイント其の一は、奇経八脉の流注の起始と停止について述べています。 ※ 二十八難のポイント其の二は、正経十二経、十二絡の脉隆盛なれば邪気暴流し、奇経八脉に入る。 |
2015/1/15 | |
二九難 |
二十九難のポイント其の一は、奇経八脉の病症についての説明論述です。 難経第二十九難 臨床&エトセトラより。現在、ゆっくり堂が使用しているの「奇経治療病証判定一覧表」に、 |
2015/1/17 | |
三十難 |
三十難のポイント其の一は、榮氣(栄血)と衞氣は五臓六腑を栄養し生命が保たれる。 三十難のポイント其の二は、栄血は脉中を行き、衞気は脉外を循環している。 |
2015/1/18 | |
三一難 |
三十一難のポイント其の一は、三焦には、上焦・中焦・下焦がある。 三十一難のポイント其の二は、三焦の位置とその働きについて論述する。 三十一難のポイント其の三は、三十八難とセットでお読みください。 難経臨床&エトセトラより。・・・・・井上恵理先生の |
2015/1/19 | |
三二難 |
三十二難のポイント其の一は、心と肺が横隔膜の上に位置する。 ※ 難経臨床&エトセトラより。「気血」は |
2015/1/20 | |
三三難 |
三十三難のポイント其の一は、肝木と肺金(心火)の相克関係から臓腑の位置、陰陽の結びつきついての論述である。 難経臨床&エトセトラより。五行の四方、関係図nk12を参照されたし。 |
2015/1/23 | |
三四難 |
三十四難のポイント其の一は、五行の色体表についての論述です。 難経臨床&エトセトラより。難経第三十四難の詳細解説は、 |
2015/1/23 | |
三五難 |
三十五難のポイント其の一は、五臓と五腑についての論述です。 難経臨床&エトセトラより。難経第三十五難の詳細解説は、 |
2015/1/24 | |
三六難 |
三十六難のポイント其の一は、腎は二つあり、 難経臨床&エトセトラより。命門は神様と精力の宿る所であり、 |
2015/1/24 | |
三七難 |
三十七難の ポイント其の一は、五臓の気と五根の働きについての論述です。 三十七難の ポイント其の二は、五根の正常機能が述べられている。 三十七難のポイント其の三は、(2016.2.04、記帳)
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2015/1/27
2016.2.04、 |
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三八難 |
三十八難の ポイント其の一は、三焦の働きについての論述です。 三十八難の ポイント其の二は、三焦の働きは、自律神経の働きです。 三十八難の ポイント其の三は、三十一難とセットでお読みください。 難経臨床&エトセトラより。三焦の気は、 |
2015/1/29 | |
三九難 |
三十九難の ポイント其の一は、左右の腎の内訳は、左腎を腎として、右腎を命門とみるのである。 三十九難臨床&エトセトラより。経絡では十二経絡の六臓六腑なり、 |
2015/2/11 | |
四十難 |
四十難のポイント其の一は、五行の色体(よそおい)表の考察。 五臓の肺・心・腎においての五行・金・火・水 難経四十難臨床&エトセトラより。難経では四季と土用の関係から |
2015/2/13 | |
四一難リンク |
四十一難のポイント其の一は、肝の臓器は左右二つの両葉の形をしていて、これについて陰陽五行論より説明が展開されています。 四十一難のポイント其の二は、〔井上恵理先生の四十一難解説補足から、〕 難経四十一難臨床&エトセトラより。難経四十一難を臨床的に読み取ると、 |
2015/3/5 | |
四二難 |
四十二難のポイント其の一は、四十二難は人間の臓腑の形状と容量が主に展開されています。 難経四十二難臨床&エトセトラより。四十二難は |
2015/3/12 | |
四三難 |
四十三難のポイント其の一は、健康な人の飲食総量についての記載です。 難経四十三難臨床&エトセトラより。便秘と下痢症を考えると、 |
2015/3/15 | |
四四難 |
四十四難のポイント其の一は、口から食べ物が入って肛門から出るまでの七つの門についての解説です。 難経四十四難臨床&エトセトラより。〔解説〕唇のことを飛門と言います。 |
2015/3/19 | |
四五難 リンク先 |
四十五難のポイント其の一は、八会穴は蔵・府・筋・骨・髄・気・血・脈、の八つそれぞれの気が集まる所です。 四十五難のポイント其の二は、蔵・府・筋・骨・髄・気・血・脈、の八つの病の時の治療穴の説明がしてあります。 四十五難のポイント其の三は、八会穴の使用条件は、熱病で内に熱があって外に出ない場合ですね。
難経四十五難臨床&エトセトラより。〔原文〕熱病在内者.取其會之氣穴也. |
2015/3/20 | |
リンク先四六難 |
四十六難のポイント其の一は、老人と若い人の睡眠の記述です。
難経四十六難臨床&エトセトラより。井上恵理先生の難経四十六難臨床解説から。 |
2015/3/21 | |
リンク先四七難 |
四十七難のポイント其の一、人間の顔はいつもヌードである。 四十七難のポイント其の二、全ての陽経脉の始終穴だけが顔の両耳の幅上にある。 四十七難のポイント其の三、陽は熱であり、機能旺盛です、だから、顔は寒に耐えるのです。
難経四十七難臨床&エトセトラより。四十七難の解釈 |
2014.3.132015/3/22 | |
honnbunn本文リンク先四八難 |
四十八難のポイント其の一、病気の診察と診断方法の記述です。 四十八難のポイント其の二、病気の診察診断方法には 難経四十八難 臨床&エトセトラより。・四十八難の訓読「言うものを虚なし、言わざるものを実となす。」虚証は自分の症状をベラベラしゃべる人です。 |
2014年3月16日2015/3/23 | |
本文リンク先四九難 |
四十九難のポイント其の一は、〔訓読〕正経自(みず)から病(やむ)ことあり、五邪に傷(やぶ)るる所あり。〔解説〕自分自身の経が内部(内因)から病気を起こすことがある。また、5つの外邪に犯されて病気を起こすことがある。 四十九難のポイント其の二は、五邪とは、1、中風(肝邪)2、傷暑(心邪)3、飮食勞倦(脾邪)4、傷寒(肺邪)5、中湿(腎邪)です。 難経四十九難 臨床&エトセトラより。四十九難の、五邪が入った時の症状表 を作りました。(文の終わりに掲載)臨床に即役立つと思います。 |
2015/3/24 | |
本文リンク先五十難 |
五十難のポイント其の一は、五臓に病が入った時の病症の名前として、虚邪、実邪、賊邪、微邪、正邪があります。 五十難のポイント其の二は、相剋経の「賊邪」はこの中で一番悪い。非常に悪性です。 難経四十八難臨床&エトセトラより。井上恵理先生の教え。難経五十難の五邪の伝変から考察すると、 |
2015/3/24 | |
本文リンク先五一難 |
五十一難のポイント其の一は、五一難は「陰症の病」と「陽症の病」の法則です。 五十一難のポイント其の二、腑病は陽性である。臓病は陰性である。 難経五十一難 臨床&エトセトラより。 |
2015/4/1 | |
本文リンク先五二難 |
五二難のポイント其の一は、痛みが、一箇所に止まり慢性化しているのが臓病。 五二難のポイント其の2は、痛みが、常に移動するのが腑病。 臨床&エトセトラより。臓病は、 |
2015/4/2 | |
五三難 |
五十三難のポイント其の一は、七伝とは、相剋的に七度、証を変化して伝えて行くものです。 五十三難のポイント其の二は、間臓の変化とは、:七伝の類であるが臓を一つ飛び越えて変化する形態です。 たとえば、七伝の肺から肝への相剋を変化が、肝を飛び越えて脾に行く事です。 五十三難のポイント其の3は、七伝の者は死し、間蔵の者は生きる。 難経五十三難臨床&エトセトラより。・五十三難の山口一誠の考察 |
2015/4/3 | |
五四難 |
五四難のポイント其の一は、臓病は治るのが難(むつか)しい。 五四難のポイント其の二は、病の証が相剋に伝わるものは治り難(がた)い。 五四難のポイント其の三は、病の証が相生に伝わるものは治り治り易(やす)い。 難経五四難臨床&エトセトラより。病気が治る方向に向かうか否かの参考図表(図表nk5411)(図表nk5411)の説明。123の順番に病気は治る方向に向かう。1、相剋関係の図(NB3) |
2015/4/4 | |
五五難 |
五十五難のポイント其の一は、腹中に積(しゃく)と聚(じゅう)と言う二つの塊が出来る事がある。 五十五難のポイント其の二は、 五十五難のポイント其の三は、聚は六府の陽気が滞り集(あつま)って出来たもので、
難経第五十五難臨床&エトセトラより。・・井上恵理先生の難経五十五難、 |
2015/4/5 | |
五六難 |
五十六難のポイント其の一は、腹診に於ける積のの名称、所在、形状、病症、発生についての大切な経絡理論である。 五十六難のポイント其の二は、五積には、肝積は肥気。 腎積は賁豚(ほんとん)
難経五十六難臨床&エトセトラより。腹診は鍼灸家とって大切な診察法の一つです。 |
2015/4/8 | |
本文リンク先/五七難 |
五十七難のポイント其の一は、下痢症には五つの分類が在る。 5.大瘕泄、別名を裏急後重と言う。
難経第五十七難 臨床&エトセトラより。〔井上恵理先生の難経五十七解説から〕 |
2015/4/9 | |
本文リンク先 五八難 |
五十八難のポイント其の一は、寒邪に侵された病状に傷寒と言うものがあり、五種類の傷寒がある。 五十八難のポイント其の二は、傷寒病の表症裏 症によって発汗剤と下剤の使い方があることを述べている。 五十八難のポイント其の三は、往来寒熱の病位の深度による病症を述ベ ている。 |
2015/4/11 | |
五九難 |
五十九難のポイント其の一は、脳の病、統合失調症(精神疾患)と癲癇(てんかん)の二つの症状についての記述です。 難経第五十九難臨床&エトセトラより。〔本間祥白先生の臨床解説から〕 |
2015/4/14 | |
六十難 |
六十難のポイント其の一は、頭部の病と心(胸部)の病に、厥痛と真痛とがある。 六十難のポイント其の二は、厥痛は治り易いが、真痛は治り難い。 難経第難臨床&エトセトラより。蕨心痛の鍼灸治療法。 |
2015/4/16 | |
六一難 |
六一難のポイント其の一は、望診.聞診.問診.脉診についての説明が記述されています。 六一難のポイント其の二は、難経の特徴、 難経第六一難臨床&エトセトラより。〔井上恵理先生の難経六十一難解説から〕 「難経」の特徴、
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2015/4/21 | |
六二難 |
六十二難のポイント其の一は、井・栄・兪・経・合の五つの穴と、 原穴についての記述です。 難経第六十二難臨床&エトセトラより。〔井上恵理先生の難経六十二難解説から〕臓の陰経において、原穴と兪穴が同じになっている理由について。 |
2015/4/23 | |
六三難 |
六十三難のポイント其の一は、五臓六腑は十二経に皆、井・栄・兪・経・合の五行穴があり、 六十三難のポイント其の二は、井穴を始めとする理由は、 |
2015/5/5 | |
六四難 |
ポイント其の一は、陰経は井木に始まり陽経は井金に始まるのはどう言う意味なのか。 |
2015/5/28 | |
ポイント其の二は、経験理論として、 |
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六五難 |
六十五難のポイント其の一は、六十五難では、指端で経脉の気のが発生し、 |
2015/6/18 | |
六六難 | ※ 六十六難のポイント其の一は、原穴についての説明が述べられています。※ 六十六難のポイント其の二は、 三焦の原気、先天の気の主る所は、関元穴であり生命の根本です。※ 六十六難のポイント其の三は、 先天の原気の留まる所は関元であるが、ただ留まっているだけではない。 これを三焦の別使となって全身に回して使う。 ◎ 三焦の別使は3つに分類されている。これを「三気」と言う。 ◎ 「三気」と言うのは栄気(営気)・衛気 ・原気(宗気 )である。 ◎ この「三気」が全身の経脉と五臓六腑を巡ることで人の生命が保たれているのです。※ 六十六難のポイント其の4は、 身体の経脉や五臓六腑が病んだとき、原穴を治療の穴(ツボ)として使う訳です。 |
2015/7/29 | |
六七難 | ※ 六十七難のポイント其の一は、募穴と兪穴の説明を述べています。※ 六十七難のポイント其の二は、 急に病気が起こって陽症・陽病である場合には、募穴にその症が顕れるから募穴を使う。※ 六十七難のポイント其の三は、 慢性疾患で久病と言われるもや、症状が変化しないでズルズルといつまでも治らないう場合に兪穴を使う ・・
※ 難経第六十七難 臨床&エトセトラより。○ 昔、日の当たる縁側で、祖母が近所のおばあさんたちと背中にお灸をしていたのを想い出します。 ※ 募穴の症は浅い部に顕れる。 ※ 腹診の方法には、募穴診と五臓腹診と積聚(しゃくじゅう)の腹診があります。 1、募穴診は六十七難において展開されています。 2、五臓腹診は十六難において展開されています。 3、積(しゃく)と聚(じゅう)の腹診の考察(五十五難・五十六難)。 ⑴ 五十五難: ⑵ 五十六難: |
2015/8/7 | |
六八難 | ※ 六十八難のポイント其の一は、五行穴の井滎兪経合穴の説明が述べてあります。 ・ ※ 六十八難のポイント其の二は、 〔本間祥白先生の難経解説から〕 此の主治症は難経に於いて始めて説かれた所のものである。 ・※ 難経第六十八難臨床&エトセトラより。第21回経絡大の研究部において、取穴を担当された先生から、主要七穴だけでは、臨床家としてアウトだよ、肝心脾肺腎の井滎兪経合穴は正確に取穴できないと、本治法の腕は上がらないからと。 ガンバリマス。 ゆっくり堂、初学者用 経絡鍼灸教科書・経穴と主治:十四経絡にも写メ図解をアップせねば。 |
2015/8/8 | |
六九難 |
ポイント其の一、六十九難は難経中で最高の治療原則である。
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2014/5/1
2016/2/4 |
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七十難 | 七十難のポイント其の一は、春や夏は浅く刺し、秋や冬は深く刺す法則についての説明です。 | 2015/8/10 | |
七一難 | ※ 七十一難のポイント其の一、 〔原文〕鍼陽者.臥鍼而刺之. ここに「気」を整える鍼法においては斜刺の手技をしなさいと述べられています。 鍼の刺入の刺入角度は、45度が良い訳ですね。・ ※ 七十一難のポイント其の二、 〔原文〕刺榮無傷衞.刺衞無傷榮.何謂也. 圧痛点の栄血を整える刺鍼手技において、その圧痛を取り除くまでやると「気」を傷ってしまう。 硬結があるからそれを全部ゆるめると、邪実が無くなるだけではなく、正実も無くなり、誤った治療になるとの戒めですね |
2015/8/11 | |
七二難 | ※ 七十二難のポイント其の一、鍼術の「虚実補瀉」の診断と手技の法則が述べてあります。 ・ ※ 七十二難のポイント其の二、 経絡鍼灸の手技に於ける迎隨・逆順の意味について。 迎とは、鍼尖の刺入方向が経絡の流注にたいして、逆(さか)らって迎(むかえ)え刺入する事。 その経絡の実邪を奪い瀉す、瀉法の手技である。 隨とは、鍼尖の刺入方向が経絡の流注にたいして、順(したが)って隨(したが)い刺入する事。 その経絡の正気の不足、虚を補う、補法の手技である。 ・ ※ 七十二難のポイント其の三、 正しい鍼灸術は経絡の流注の迎隨の氣をとらえて、気の調整をする事にある。 気の調整の方法のポイントは、経絡の陰陽を明らかにしてそれに応じた対処する事にある。 |
2015/8/12 | |
七三難 | 七十三難のポイント其の一、補法と瀉法の注意喚起の文章が述べられています。・ ※ 難経第七十三難 臨床&エトセトラより。井上恵理先生が難経七十三難の解説をされた中で、経絡鍼治療の原則のお話しをされています。○「内傷無ければ外邪入らず」 病気を発生の根本原因は内因の虚にあると言う経絡鍼治療の原則。○ 陰虚補法優先の経絡鍼治療原則。 |
2015/8/13 | |
七四難 |
※ 七十四難のポイント其の一、難経七十四難は四季の移ろいに合わせて五臓の脉状が変化する摂理を述べている。春は肝木が旺気(おうき)する脉状。
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2015/8/14 | |
七五難 |
其の一、七十五難は肝旺実証の診断と鍼治療法です。・ 其の二、七十五難の一番の原因は肺虚です。だから、相剋 する「肝」が旺実するのです。・其の三、七十五難の一番目に行われる手技は「腎水の補法」です。
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2014/04東亜医学協会機関紙 「漢方の臨床」 2014年4月号 (通巻716号) に掲載された文章です。投稿者は、ゆっくり堂鍼灸院山口一誠 |
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七六難 |
※ 七十六難のポイント其の一は、補法と瀉法の理論と手技が記述されています。※ 七十六難のポイント其の二は、虚性の邪の処理「補中の瀉法」の参考になる、理論と手技も展開されています。・※ 難経第七十六難 臨床&エトセトラより。鍼の刺入方法はとても繊細なんだとあらためて知らされまっした。第七十六難と現代の経絡本治法の基本刺鍼の手技を合わせ考えるともう少し腕があがるかも。 |
2015/8/14 | |
七七難 |
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2015/8/15
2016/2/05 |
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七八難 | ※ 七十八難のポイント其の一は、押手・刺手による鍼の刺入手技の補瀉法について述べている。 ・ ※ 七十八難のポイント其の二は、 左手の押手の指に気の来るを感じて、それに基準を置く鍼灸師は、鍼術の本当の妙術を行える者である。 ・ ※ 七十八難のポイント其の三は、 右手の刺手だけにたよって只(ただ)鍼を刺すことにのみ専念する者は、本当の鍼術を体得できない者である。・※ 難経 第七十八難 臨床&エトセトラより。〔井上恵理先生の難経解説から〕補法の刺入鍼の手技は、 気に随って入れる。無理に入れるなと。 呼吸とその所の硬さ・軟らかさに随って、軟らかく入る時には徐々に入れる。 硬い所は入れるなと。 軟らかい所はスーッと入るからといって乱暴に入れるんじゃない。 軟らかい所ほど徐々に静かに入れるのだと。 硬い所は入れない方がいい。 身体も同じですね。・・・・ |
2015/8/15 | |
七九難 |
※ 七十九難のポイント其の一は、「得るが若く、失が若し」の感性が鍼灸師の腕を左右します。補瀉の処置で微妙な虚実の「得るが若く、失が若し」の感覚があります。 |
2015/8/15 | |
八十難 |
※ 八十難のポイント其の一、難経、八十難は「気を感知」して、刺入と抜鍼を行う刺鍼法の法則が展開されています。※ 八十難のポイント其の二、
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2015/8/15 | |
八一難 |
※ 八十一難のポイント其の一は、脉診を行える鍼灸師に対する注意喚起です。※ 八十一難のポイント其の二は、全ての鍼灸師に対して、上工(未病を治す鍼師)を目指し奮闘努力せよとの導きの言葉です。・※ 難経 第八十一難 臨床&エトセトラより1。難経も最終章の81番目まで、読み進み、同時に臨床に役立ててきた鍼灸師は、
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2015/8/16 | |
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参考文献 ①
難経の臨床考察 著者 : 福島弘道
編集発行:東洋はり医学会機関誌部 定価:5千円 発行日:平成11年11月30日
経絡鍼療(平成6年4月号から平成8年2月号にて20回の講義を纏めたものです。)
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参考文献 ②
古典講義 『難経』講義 井上恵理 先生 講義録
経絡鍼療416号~503号
(平成17年4月号~平成24年9月号)講義(1~57)
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参考文献 ③
「経絡治療学原論 臨床考察」(上巻・下巻)- 著者: 柳下登志夫 ・ 発行者:柳下はり院
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参考文献 ④
「難経の研究」
ISBN:978-4-7529-6002-7
著者 : 本間祥白
校閲 : 井上恵理
発行:医道の日本社
仕様 : A5判/372頁 、発行年月 : 1968/7/1 、定価 \3,990(税込)
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