ようこそ鍼灸院へ(基本原則 1.2.3.)

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 経絡(けいらく)鍼灸の施術で病状改善を促します。

  • 鍼灸術は長い歴史の中で、病気を治す穴(ツボ)見つけ出し、治療に役立てています。IMG_20151017_171409
    また、穴と穴をむすぶ人体を走行する十二経絡の気のルートを経験の中から導き出し、 さらに高度な治療体系を構築しています。
    そして、経絡鍼灸では、気の流れを良くすることで血行が良くなり、 病気の改善が成されると考えます。
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  • 経絡鍼灸は東洋医学の歴史の中で新しい分野です。
経絡鍼灸の理論は日本で確立したものです。
1939年(昭和十四年)経絡鍼灸の理論と法則が世界で始めて確立されました。
経絡鍼灸の治療方式は、中国最古の医学書「黄帝内経・素問・霊枢」や「難経」などの、歴史的遺産から現代人に即応した治療方式を抽出したものです。
そして現代鍼灸の基礎理論書は本間祥白氏による「経絡治療講和」から始まり、東洋はり医学会の誕生と、片方刺しによる相剋調整理論の開発へと発展しています。
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中国最古の医学書「黄帝内経・素問・霊枢」は紀元前206年 – 8年に編纂されました。
「素問」は自然のかかわりの中で人間の生理学を研究した文献です。また、天候学、星座学、気学、薬学、運命学を網羅した古典医学書です。
「霊枢」は鍼灸技術の診断と治療について実際的な臨床医学を述べています。
「難経」は西暦317年 – 420年に編纂され、黄帝内経のダイジェスト版であり、鍼術の診察・診断・治療を81篇にまとめた実践理論書です。
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 写真は経絡鍼灸の理論をまとめられた本間祥白先生がえがかれた鍼灸経絡経穴図鑑です。これは先生奥様の身体に直接えがいて図鑑にされたと言う事です。
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経絡鍼灸の、本治法と標治法の二つの技術を使います
  • 本治法とは、病気の根本原因を改善する為の施術手技です。
    病気を治す方向を最良のものとする、一番大事な一番初めに行なう鍼の施術手技です。
    本治法の方法は、十二経絡の「気」を調整し、「血」の流れを順行させ、全身の健康状態を改善することで、病気を治す「自然治癒力」を増強させる手技です。
    病気の根本原因を改善する為の施術手技に成ります。
    本治法の実技方法は、脈状に適合した「補法、瀉法」を行います。
    そして、「良い脈」に導きます。 「良い脈」とは、穏(おだや)かな脈状で、艶(つや)と程よい締まりの有るのびやかな脈です。
  • 「良い脈」になると、病気は根本的に改善の道に進みます。

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( 良い脈は、おだやかな潮の満ち引きにたとえられます。 )

  • 標治法とは、患者の病状を直接に緩和させる手技です。
    標治法の方法は、体表より観察できる「虚実」の状態に対して、「補法、瀉法」を行なって、これを調和させ病状を緩和させます。
  • 本治法と標治法の関係について、病状を一時的に緩和、改善することは標治法でも可能です。
    しかし、病気になった根本の問題を解決する方法ではありませんので、病状は繰り返し出てきます。
    本治法は、全身の健康状態を改善する根本療法になります。

本治法と標治法をうけることで、現在の病状が改善されると同時に、

病気をぶり返さない身体になり、将来の病気を防ぐ「未病を治す」健康法になります。

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ゆっくり堂は「未病を治す」予防医学を目指しています。

  • 「未病(みびょう)を治(なお)す」とは、将来の病気を防(ふせ)ぐ予防医学のことです。
  • そこにまだ病気が無くともこれから病気が来そうだと言う所も治す技術法則です。
    鍼灸の古典の本に『難経(なんぎょう)』があり、ここの77番目の項目にプロの鍼灸師は「未病を治す」法則が記載されています。
    「未病を治す」と言う鍼灸師の診断治療技術とは、
    たとえば、肝の病状として「メマイ・筋の引きつり或いは弛緩してよろめく・イライラして怒り出す、 頭痛・胸痛・腰痛等」 を診察したら、鍼灸の診断からは五行論の相剋関係「木剋土」によってやがては脾胃に病気を起こすことが予想されます。 現在は未だ病んでいなくとも脾胃にも治療を施し肝病の影響を起さないように努めます。
    このように、先々の治療をして新たな病(やまい)を未然に防ぐことを「未病を治す」と言います。
  • 実際の症例では、
    風邪が長引き、「メマイ・筋の引きつり・イライラ・胸痛・腰痛」の肝症状が出ている場合に肺と脾を治療します。
    これが 『未病治療』であり、経絡治療の「本治法」に成ります。
  • 脈診ができる経絡治療の鍼灸院で「本治法」の治療を受けられる方は「未病を治す」予防医学を受けている事に成ります。
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ゆっくり堂の鍼灸をうけると、
気分がゆったりして、
何事にも、穏(おだや)かに対応できて、
心も体も元気に成られています。
鍼灸を一周間に一回受けられると、
将来、ガンや痴ほう症に侵されない、
「未病を治す」予防治療になります。
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