陰陽五行論 c101

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     陰陽五行論

                   項目 番号 c101

  陰陽五行論は、東洋医学における最も基本的な思考形式(物の見方・考え方)です。

経絡鍼灸の理論と施術はこの陰陽五行論により組み立てられています。
宇宙の始めを太極といい、天地陰陽にわかれ、両義が交わって五行を生み、
自然界・森羅万象は総てこの陰陽五行に含まれるとみます。

陰陽について。

陰陽は互いに相対する間柄で、大宇宙・大自然を例にとれば、

天と地、夜と昼、上と下、西と東、などです。

また、陰陽の性質は、

「陰」は、静的、寒性で、受動的で、消極的です。

「陽」は、動的、熱性で、能動的で、積極的です。

また、陰陽の性質の一つに、

陰陽は拮抗作用もあり、陽実すれば陰虚し、陰実すれば陽虚しとなります。

陰陽を小宇宙である身体に当てはめると、

「陰」は、女、右、足、腹、内部、臓、血慢性病、痩せ、痺れ、寒冷 。

「陽」は、男、左、頭、背、外部、腑、気急性病、腫れ、痛み、発熱 。

など、すべて陰陽に分けて観察します。

参照HP:陰陽分類表・虚実分類表 c201

自然と人間が生命を維持しているのは、

陰の中にも陰陽があり、陽の中にも陰陽があるからです。

陰陽が、渾然融和している時に生命は維持されています。

しかし、陰陽が独陰独陽になると、死につながります。

 陰陽を表す太極図

120px-Yin_yang_svg

五行について。

五行とは、陰陽がさらに発展し、自然界の活動のルールを現したものです。

これは、自然界の森羅万象を「木・火・土・金・水」の五つのパートに分類しています。

参考HPリンクしてご覧ください。

: c202 五行の色体表 、

c203 五行論:相生関係・相剋関係・相剋調和 を参照のこと。

参考

リンクしてご覧ください。

難経七十七難と五行理論

※ 七十七難のポイント其の三は、難経は経絡治療の実践理論書である。
難経は経絡治療の実践理論書であることの『未病を治す』神髄が述べてあります。
『未病を治す』と言う言葉の意味は、
鍼術(はりのじゅつは)相生相剋の五行理論に基ずき「経の治療」を施すことで成立している事を意味しています。

 

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