陰陽分類表・虚実分類表 c201

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  陰陽分類表・ 虚実分類表

                     小項目 番号 c201

陰陽分類表

分類
  自然
日陰  日向
西
太陽
性質 静的 動的
寒性 熱性
受動的 能動的
消極的 積極的
身体  女
内部 外部
五臓 六腑
  病気  慢性病  急性病
痩せ 腫れ
痺れ  痛み
寒冷 発熱
病位
陰経 陽経
病証 体温低い 発熱
脉は 沈 力ない 遅い 脉は 浮 力あり 速い
顔色は白か青い 顔色赤く
身体痩せ 骨格堅固 肥っている
皮膚 枯燥し元気ない 皮膚艶あり
痛み激しくない 痛み激しく 痛む所が動く
温を好む 冷たいもの好む
消極的 積極的
寒性なる病状 急性熱性病
慢性病 急性病
病状  陰証は

精神が沈みやすく 他人との面会を 嫌い
声が低く 顔色が優れず 呼吸は浅く小さい
しばしば下痢をし 手足が冷え
脉が沈んで弱く 暖かい所を好み
体型は痩せ型で 皮膚に艶が無い
肥っていても 虚満である。

生体機能 衰退状態

陽証は

精神が浮薄で 他人との会話を 好み
声は大きく 顔には活気があり
呼吸は深く大きく しばしば便秘し
手足が暖かく 動きは活発で
脉は浮いて強く 冷えを好み
体型は肥りがちで 皮膚には艶がある

生体機能 亢進状態

 虚実の分類表

 

分類
 熱 虚熱
体力衰弱し
寝汗が出る
自汗あり
午後発熱
 実熱
感冒
急性胃カタル での発熱
 痛み  虚痛
温めると気持ち良い
按じて軽快し
腫れはない
熱を伴わない
脉は虚脉
 実熱
冷やすと気持ち良い
按じると悪化する
晴れて熱を伴う
発赤している
脉は実脉
 虚実 の 関係  精気が奪われれば 虚す   邪気が盛んになれば 実し
 病態  生気が不足して力なく
力のない脉状を現し
身体冷え、呼吸浅く
声小さく
大小便頻数にして飲食入らず
皮膚枯れて乾燥し
身体痩せる等生体機能の減弱と
物質不足の消極的な病態
 邪気盛んにして
力のある脉状を現し
身体熱し
腹が張ってもだえ苦しみ
大小便が通じず
痛み激しく
大声でわめく等生体機能の亢進であり
物質過剰の 積極的な病態

 

陰陽虚実による病証観察

陽、実すれば外熱し、
陽、虚すれば外寒す。
陰、実すれば内寒し、
陰、虚すれば内熱す。

gc51

gc52

since 2002.12.25 今回更新日 2014.9.16.
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ゆっくり堂 鍼灸院

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以下、2017.7.6.記載開始。

山口一誠の 陰陽 五行 虚実 分類 研究コーナー

七情の、陰陽・五行・虚実の分類表

東洋医学では心の感情(内因)を七つに分類しています。
これを七情と言います。
喜怒憂思悲恐驚の七つの心の感情(内因)です。
これを陰陽・五行・虚実の分類表にて現してみます。
備考 五行分類 陰分類  陽分類 五行分類 備考
七情
 肝  怒る
 喜びて  心
 肺  憂えて
 虚  脾 思う
マエナス思考
思う
プラス思考
 脾 正実
思う
過剰思考
邪実
思う
知恵
 脾
悟り
心包 悲しんで
驚きて
 腎  恐れて

七情、研究の参考文章HP

南北経驗醫方大成による病証論 第 十五、気(き)・〔気の病:疝気(せんき)証〕より。
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/mk/c335/

原文:
故内因七情而得之、喜怒憂思悲恐驚者是也

読み方:
ユエニ ナインノ ナナジョウ ニヨッテ コレヲウル、キドユウシヒキョウキョウ コレナリ
訳文:
故に、内七情に因って而して之を得る。 喜怒憂思悲恐驚の者、是也。
解説:
〔気の病は、内傷の病であり、七情の大過によって発症する病気です。。〕
〔七情とは、怒、喜、憂、思、悲、驚、恐、の感情の事です。〕
〔怒ると肝、喜びて心、憂えて肺、思うと脾、悲しんで心包、驚きて胆、恐れて腎、が傷(きず)つきます。〕

五行「肝木・心火・脾土・肺金・腎水」、陰陽・五行の分類表

東洋医学は陰陽五行論により診断治療を行います。
このうち五行論は自然界の森羅万象と人間を「木・火・土・金・水」の五つのパートに分類しています。
ここでは、五行の肝心脾肺腎のパートから「肝木・心火・脾土・肺金・腎水」にそれぞれ纏め、
これを陰陽・五行・虚実の分類表にて現してみます。

肝木の変動(ゆらぎ)、陰陽・五行の分類表

備考 五行分類 陰分類  陽分類 五行分類 備考
肝木の変動(ゆらぎ)
七情分類 怒る 怒るとカーッとなり気が頭に上る。
上りつくしてしまうと、
気が撃(う)たれ、
肝経の病気になります。
肝木五志
肝木五精 魂:たましい、人間の霊、思い、心持ち、
肝木五常(情) 肝木五常(情):仁
慈しみ、慈愛、情、
思いやりの心、哀れみ、
身近かな人から他人におよぶ愛、
これを肝の主る人間の気持ちと考える。
慈しみ 肝木五常(情):仁
慈愛 肝木五常(情):仁
 七情分類  胆 驚きて 驚いた時は、
ただただビックリして、
何も入って来ないから、
気が乱れ、
胆の病、精神不安の病気になります。
 五主 筋ゆるんで  くよくよする。

肝木の「心のゆらぎ」症状とそれに伴う身体症状(本間祥白先生の見解)

 所属経絡  虚実分類  心のゆらぎ症状 身体症状1、 身体症状2、
 肝経  実すれば  気分不快、怒る。  胸下堅く
 肝経  虚すれば  気力減ず  心下堅く満ち  性欲減退、失禁、視力減退。
胆経  実すれば  腹が満つ、怒る。  口苦く
 胆経  虚すれば  クヨクヨしてよろめく。  ため息  面垢づき光沢なく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本間祥白編:肝木の変動

⑫ 足の厥陰肝経 :
実すれば、胸下堅く、気分不快、怒る。
虚すれば、心下堅く満ち、気力減ず、性欲減退、失禁、視力減退。

⑪ 足の少陽胆経
実すれば、口苦く腹が満つ、怒る。
虚すれば、ため息、面垢づき光沢なく、クヨクヨしてよろめく。

肝木の「心のゆらぎ」症状とそれに伴う身体症状(柳下登志夫先生の見解)

 所属経絡  虚実分類  心のゆらぎ症状  身体症状1、  身体症状2、
 肝経  実すれば、  怒り。
やや実  怒る。 眩暈も重い軽いメマイ。 吐き気。
実すれば、 世の中が嫌になり、 涙を流してただ横になりたいという状態に陥る患者もいる。
陽性〔実証〕体質者 病状があっても我慢するか、逆にテレビや健康雑誌を信じて実行し、病気を悪化させる場合がある。
 肝経  虚すれば、  取り越し苦労をする。
 虚すれば、  クヨクヨと物事を案じ、欝状態に近づく。
  陰性〔虚証〕体質者  血色が悪く、病気を悪い方にばかり考えたり、わが身の不運を嘆き、気の病、脳神経障害等にも罹りやすい。
  肝経体質者の良い面 人情に厚く、世話好き(仁魂の体質者:慈の心、思いやりの心を持つ人です。)
   肝経体質者のマエナス面:   感情の変化は激しく変わり易い性格。「経絡的にも」。
肝経の総体特徴 肝の臓は意思や感情を支配し筋を主る・
肝経の診断ポイント 背の第九胸椎辺りが肝の変動ポイント。

所属経絡
肝経・実すれば、怒り。
肝経・虚すれば、取り越し苦労をする。

肝経・
変化は激しく変わり易い性格「経絡」。
人情に厚く、世話好き(魂仁)人情に厚く、世話好き(魂仁:慈愛、思いやりの心えお持つ人です。、)
眩暈も重い軽いメマイやや実。吐き気。怒る。。
虚せばクヨクヨと物事を案じ、欝状態に近づく。
肝の臓は意思や感情を支配し筋を主る・背の第九胸椎辺りが肝の変動ポイント。
陽性〔実証〕体質者は、病状があっても我慢するか、逆にテレビや健康雑誌を信じて実行し、病気を悪化させる場合がある。
陰性〔虚証〕体質の患者は、血色が悪く、病気を悪い方にばかり考えたり、わが身の不運を嘆き、気の病、脳神経障害等にも罹りやすい。
肝木が実し、世の中が嫌になり、涙を流してただ横になりたいという状態に陥る患者もいる。
特にそれが相剋的に現れるものを難病と診るのである。

 

肝木の変動(ゆらぎ)

七情分類:怒ると肝 怒る。

 

肝木五精:魂。
肝木五常(情):仁
肝木五志:怒


魂:たましい、人間の霊、思い、心持ち、

仁:慈しみ、慈愛、情、思いやりの心、哀れみ、身近かな人から他人におよぶ愛、これを肝の主る人間の気持ちと考える。

怒るとカーッとなり気が頭に上る。
上りつくしてしまうと、
気が撃(う)たれ、
肝経の病気になります。

 ・
驚いた時は、
ただただビックリして、
何も入って来ないから、
気が乱れ、
胆の病、精神不安の病気になります。
 ・
肝木の変動

①心窩部につかえある。
②脇腹張り痛む。
③目眩する。
④筋ゆるんでくよくよする。
⑤内分泌疾患。


本間祥白編:肝木の変動

⑫ 足の厥陰肝経 :
実すれば、胸下堅く、気分不快、怒る。
虚すれば、心下堅く満ち、気力減ず、性欲減退、失禁、視力減退。

⑪ 足の少陽胆経
実すれば、口苦く腹が満つ、怒る。
虚すれば、ため息、面垢づき光沢なく、クヨクヨしてよろめく。

柳下先生、五大病症変動のまとめ1、2、

柳下先生、肝木の変動

実すれば、怒り。
虚すれば、取り越し苦労をする。

肝木五精:魂。
魂:たましい、人間の霊、思い、心持ち、

肝木五常(情):仁
仁:慈しみ、慈愛、情、思いやりの心、哀れみ、身近かな人から他人におよぶ愛、これを肝の主る人間の気持ちと考える。

肝木五志:怒
肝経・
変化は激しく変わり易い性格「経絡」。
人情に厚く、世話好き(魂仁)
眩暈も重い軽いメマイやや実。吐き気。怒る。。
虚せばクヨクヨと物事を案じ、欝状態に近づく。
肝の臓は意思や感情を支配し筋を主る・背の第九胸椎辺りが肝の変動ポイント。
陽性〔実証〕体質者は、病状があっても我慢するか、逆にテレビや健康雑誌を信じて実行し、病気を悪化させる場合がある。
陰性〔虚証〕体質の患者は、血色が悪く、病気を悪い方にばかり考えたり、わが身の不運を嘆き、気の病、脳神経障害等にも罹りやすい。
肝木が実し、世の中が嫌になり、涙を流してただ横になりたいという状態に陥る患者もいる。
特にそれが相剋的に現れるものを難病と診るのである。

七情とは、怒、喜、憂、思、悲、驚、恐、の感情の事です。〕
〔怒ると肝、喜びて心、憂えて肺、思うと脾、悲しんで心包、驚きて胆、恐れて腎、が傷(きず)つきます。〕

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五行 、虚 平 実     陽分類       :         陰分類  虚 平 実   、五行分類 備考
神 、喜ぶ    欲     爽快         :        心配事  恐怖  怒り  、肝
不安感
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2= p68
性欲
性交為は五感(チャンネル)を全て使う。
房事過多
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ブッダの「慈しみ」は愛を越える
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陰陽分類、
陽分類       :    陰分類
慈しみ       :    憎しみ
世界は無常        流れる雲、よせる波、
無常を生きる  がゆえに苦しむ。
生きることは苦。 (苦聖諦)
                       :          苦              :   苦しいから希望を持つ
:          嫌気          :
喜び(欲)        :         怒り          :
執着          :       無執着      =    悟り。    覚(さと)り。
出世間道(解脱)      :      世間道
   渇愛
kusalens
クサレーナ

巧み                  :      悪  生き方が下手な人
智恵          :
幸福          :
mudu ムドウ  :
ソフトで柔軟  :         頑固
明るい              :          暗い
謙虚            :     anatimanl   高慢  –   強情
:
:

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