本治法と標治法について
分類 番号g104
本治法とは、
病気の根本原因を改善する為の施術手技です。
病気を治す方向を最良のものとする、
一番大事な一番初めに行なう鍼の施術手技です。
本治法の方法は、
十二経絡の「気」を調整し、「血」の流れを順行させ、
全身の健康状態を改善することで、
病気を治す「自然治癒力」を増強させる手技です。
病気の根本原因を改善する為の施術手技に成ります。
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本治法として使用する経穴は、五行穴、五兪穴・五要穴・原穴・geki穴・絡穴です。
本治法の実技方法は、脉状に適合した「補法、瀉法」を行います。
そして、「良い脉」に導きます。
「良い脉」とは、平位の脉状で、艶と程よい締まりの有るのびやかな脉です。
「良い脉」になると、病気は根本的に改善の道に進みます。
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標治法とは、
患者の病状を直接に緩和させる手技です。
標治法の方法は、
体表より観察できる「虚実」の状態に対して、
「補法、瀉法」を行なって、
これを調和させ病状を緩和させます。
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本治法と標治法の関係について、
病状を一時的に緩和、改善することは標治法でも可能です。
しかし、
病気になった根本の問題を解決する方法ではありませんので、
病状は繰り返し出てきます。
本治法は、全身の健康状態を改善する根本療法になります。
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本治法と標治法をうけることで、現在の病状が改善されると同時に、
病気をぶり返さない身体になり、将来の病気を防ぐ「未病を治す」健康法になります。
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もう少し詳しくは次のリンクコーナーをご覧ください。
ゆっくり堂の鍼灸治療の基本原則 1.2.3.
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