肝木タイプ : 肝木『心のゆらぎ』 k1

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肝木『心のゆらぎ』

肝木タイプとは、
  • 思いやりがあり、みんなを一つの方向に導く「まとめ役」です。
  • 人情に厚い人です。
  • 人の世話を焼くのが好きです。
  • 「慈しみの心」と「哀れみの心」をもつ、仁(じん)の人です。
  • 仕事に対しては気力と魂(たましい)を込めて全力投球で臨みます。
  • そして、
  • 強い意志と決断力を備えた胆力のある人です。
  • これらの性格を自然に持っているのが「肝木タイプ」の良性面です。
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肝木タイプのマイナス面
  • 感情の変化が激しいです。
  • 些細なことにも激高し易いです。
  • イライラから怒りを露骨に表します。
  • 怒りん坊です。
  • 怒っていても表情を出さない人もいます。
  • 怒っていても他者に心情を知られない様にするので、自分の「心と身体」に負担がかかり病気になっています。

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人間は、大まかに五つのタイプに分かれます。
  • 東洋医学の五行論では、
  • 1:肝木タイプ
    2:心火タイプ
    3:脾土タイプ
    4:肺金タイプ
    5:腎水タイプ
  • の五つのタイプに分類しています。
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肝木タイプ、心の病『心のゆらぎ』の形態について

  • 肝木タイプの人が積極的な良い面だけなら病気になる事はありません。
  • ここのコーナーでは、
    『心のゆらぎ』(気持ち・心情・思い・感情)心の変化と動きに注目して、
    肝木タイプが「心の病)」「気の病」に陥った時の症状を診ていきます。
    また同時に付随する身体症状も幾つか取り上げてみます。
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 心のゆらぎ症状  付随する身体症状  虚実分類  所属経絡
 気分が不快になり、怒る。 胸下が堅くなっている。  肝経
イライラして、怒り出す。  眩暈(メマイ)の症状が出る。吐き気が起こる。。 肝経
怒っていても、表情を出さない。 眼・筋・爪に症状が現れ、血色が悪くなる。

メマイ・筋の引きつり・

頭痛・胸痛・腰痛等を発症する。

肝経ルートに病状が出ます。

肝経
 世の中が嫌になり、 涙を流して、ただ横になりたい。  実 肝経
       
クヨクヨと物事を案じ、欝状態に近づく。 胆経ルートに病状が出ます。  虚 肝経
 気力減ず みぞおちが堅く満ち性欲減退、失禁、

視力減退。

 虚 肝経
取り越し苦労をする。 胆経ルートに病状が出ます。 肝経
       
 怒る。 口の中が苦(にが)くなる。
腹が満つ
(いっぱいに張っている。)
 実  胆経
 クヨクヨする。 よろめく。
ため息が出る。
顔が垢(あか)づき
光沢なくなる。
 虚 胆経
       
    驚いた時は、ただただビックリして、何も入って来ないから、気が乱れ、胆の病、精神不安の病気になります。
       
       
       
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肝経ルートに病状が出ます。

  • 肝経の気が身体を流れるルート(流注)に病状が出ます。
  • 足の厥陰肝経 内経を中心とした流注図

胆経ルートに病状が出ます。

  • 胆経の気が身体を流れるルート(流注)に病状が出ます。
  • 足の少陽胆経 内経を中心とした流注図
 
 

肝木タイプ、心の病の身体的な診断ポイント

 肝木タイプ、心の病の身体的な診断ポイント
 肝の臓は意思や感情を支配し筋を主る。
 背の第九胸椎辺りが肝の変動ポイント。
 陽性〔実証〕体質者は、病状があっても我慢するか、逆にテレビや健康雑誌を信じて実行し、病気を悪化させる場合がある。
 陰性〔虚証〕体質の患者は、血色が悪く、病気を悪い方にばかり考えたり、わが身の不運を嘆き、気の病、脳神経障害等にも罹りやすい。
 特にそれが相剋的(肺と肝・肝と脾)に症状が現れるものを難病と診ます。
 
 南北経驗醫方大成による病証論  第十五、気(き) より。
¨
原文:
怒傷於肝者、其氣撃
¨
読み方:
イカッテ カンヲ ヤブルモノハ ソノキ ゲキス
¨
訳文:
怒って肝を傷る者は、其の気撃す、
 
解説:
  • 「肝木」の良性な「気」は、
  • 「慈しみの心」「哀れみの心」「思いやりの心」などの仁魂の気です。
  • しかし、
  • 「怒り」の感情が現われるとカーッとなり「肝の気」が頭に上り、
  • 上りつくしてしまうと一瞬にして「仁魂の気」が消滅します。
  • そして、
  • 「怒りも含めた肝の気」そのものも撃(う)ち潰(つぶ)されます。
  • この状態になると「肝」を守る者が無くなり外邪が侵入して病気になるのです。
 
 

怒りについて。

  • 東洋医学の五行論では「怒り。」についてこの様に捉えています。
  • 「怒り」は五行の色体表の中で「五志」項目に位置しています。
  • 「五志」とは五種の精神情緒です。
  • そして肝が「怒り」の位置に成ります。
  • 情緒(じょう‐ちょ)とは、感情の事です。
  • 自然の変化、世の中の変化、人の言動、それぞれの事に触れて一瞬に現われる感情です。
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怒りは人を不幸にします。

 
  • 怒ると、喜び、楽しさが消えます。
  • 怒りは一瞬の感情です。
  • 怒りを内攻させると心の病に成ります。
  • 怒っていても表情を出さない人。
  • 怒っていても他者に心情を知られない様にする人は、自分の「心と身体」に負担がかかり病気になってしまいます。
  • 知恵がある人は怒りをコントロールできます。
 
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「怒り」感情は一瞬に消すことが出来ます。

東洋医学の五行論での「怒り」感情を消す方法。

五行論は三つの理論より構成されます。

  • 相生(ソウショウ)関係
  • 相剋(ソウコク)関係
  • 相剋調和(ソウコク チョウワ)関係
  • です。
  • そして、「相剋調和」は現代の経絡鍼灸の発展的五行論です。
  • それは、現代人の臨床実際から相克する経が共に虚する患者を治療する為に生まれた実践理論です。

肝木の「怒り」対応するのは脾土です。

 
  • 肝木と脾土の関係は、
  • 相剋関係では、「木剋土」です。
    その意味は、
    木は土壌より栄養分を吸収して生長します。
  • 相剋調和では、「木調土」です。
    その意味は、
    木は土壌より栄養分を吸収して生長しますが、
    秋になるとその落ち葉を土に返しその肥沃に役立ちます。

五行の色体表の中で「五精」項目に脾土の「意智」が位置しています。

  • 「意智」とは、落ち着いて思慮深く熟慮し最善の判断をする知恵の事です。
 

「怒り」が沸いた時に、脾土の「意智」が一言アドバイスします。

  • 「あ、怒ってる」と一言、指摘するだけです。
  • すると、「怒り」の感情は一瞬に消えます。
  • 「怒り」の感情はその程度のものなのです。
  • 「怒り」が消えてから、冷静に客観的に事を分析してください。
  • 自分が冷静になれば解決策が見えてきます。
  • 見えなければ置いておきます。
  • 時間がいずれ解決します。
参考五行論 相生関係 相剋関係 相剋調和 HP

五行の色体表

五行  木  火  土   金  水
 五臓  肝  心  脾  肺  腎
 五腑  胆  小腸  胃 大腸  膀胱
           
 五精  魂  神  意智  精志
 五常  仁  礼  信  智
 五志  怒  笑う  思う  憂い  驚く

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鍼灸での治療法について。

※ 鍼の治療法はシンプルなものです。

  • 『虚実補瀉(きょじつほしゃ)』に尽きます。
  • 虚とは生気が不足する事です。
  • 実とは邪気が充満する事です。
  • 従って鍼の治療法は、
  • 生気の不足を補うことが『補法』の鍼術であり 、
  • 生気の働きを妨害する邪実を取り除くことが『瀉法』の鍼術です。

※ 気の医学が東洋医学です。

  • 當先氣調而後治標邪。(マサニ サキニ キヲトトノエ シカシテノチニ ヒョウジャヲ チス)
  • 訳文:
  • 気を調(ととの)るをえて、而(しか)して後に標邪を治すべし。
  • 解説:
  • 病気を治す為には、五臓六腑十二経絡の気を調(ととの)る「本治法」を初めに行い、その後に「標治法」を行ないなさい。

※ 「本治法」と「標治法」について。

「本治法」

  • 「本治法」とは、気を調(ととの)る鍼灸の施術手技です。
    病気の根本原因を改善する、一番大事な一番初めに行なう鍼の施術手技です。
    本治法を施すことで、五臓六腑十二経絡の「気」が正しく調整され「血」の流れを正しく順行させます。
    そのことで、生命力の強化がなされ、病気を治す「自然治癒力」を増強させます。
    「本治法」は病気の根本原因を改善する為の施術手技に成ります。


「標治法」

  • 標治法とは、患者の病状・症状を直接に緩和させる手技です。
    標治法の方法は、体表より観察できる患部の「虚実」の状態に対して直接に「補法、瀉法」を行なって、これを調和させ病状を緩和させます。

    そして、
    本治法と標治法をうけることで、現在の病状が改善されると同時に、病気をぶり返さない身体になります。
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肝経が主訴や副訴になる場合の具体的な取穴例


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肝経を主証(治療方針)に決定した時の治療法。

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肝が実している時の治療法。

※1:肺虚肝実証の場合

使用するツボは、
  • 1:太淵(たいえん)穴・所属経絡:手の太陰肺経の(兪土原母穴)・脈会・に補法。
  • 2:太白(たいはく)穴・所属経絡:足の太陰脾経の(兪土原自穴)に補法。
  • 3:太衝 (たいしょう)穴・ 所属経絡:足の厥陰肝経 ・(兪土原畏穴)に瀉法。
  • 或いは、蠡溝 (れいこう )  絡穴 か、 中都 (ちゅうと ) 郄穴の反応を診て取穴する。
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肝が実している時の治療法。
※2:脾虚肝実証の場合
  • 1:太白(たいはく)穴・所属経絡:足の太陰脾経の(兪土原自穴)に補法。
  • 2:大陵(だいりょう)穴・ 兪土原・ 所属経絡:手の厥陰心包経 に補法。
  • 3:太衝 (たいしょう)穴・ 所属経絡:足の厥陰肝経 ・(兪土原畏穴)に瀉法。
  • 或いは、蠡溝 (れいこう ) 絡穴 か、中都 (ちゅうと )郄穴、又は中封 (ちゅうほう)穴の反応を診て取穴する。
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肝が虚している時の治療法。
※3:肝虚証の場合
  • 1:曲泉 (きょくせん)穴・  所属経絡:足の厥陰肝経 (合水母穴)に補法。
  • 2:陰谷(いんこく) 穴 ・ 所属経絡:足の少陰腎経 ・(合水自穴)に補法。
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肝が虚している時の治療法。
 相剋調整法
※4:肝虚脾虚 相剋調整証の場合
  • 1:曲泉 (きょくせん)穴・  所属経絡:足の厥陰肝経 (合水母穴)に補法。
  • 2:陰谷(いんこく) 穴 ・ 所属経絡:足の少陰腎経 ・(合水自穴)に補法。
  • 3:太白(たいはく)穴・所属経絡:足の太陰脾経の(兪土原自穴)に補法。
  • 4:大陵(だいりょう)穴・ 兪土原・ 所属経絡:手の厥陰心包経 に補法。
 
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肝が虚している時の治療法。
相剋調整法
※5:肺虚肝虚 相剋調整証の場合
  • 1:太淵(たいえん)穴・所属経絡:手の太陰肺経の(兪土原母穴)・脈会・に補法。
  • 2:太白(たいはく)穴・所属経絡:足の太陰脾経の(兪土原自穴)に補法。
  • 3:曲泉 (きょくせん)穴・  所属経絡:足の厥陰肝経 (合水母穴)に補法。
  • 4:陰谷(いんこく) 穴 ・ 所属経絡:足の少陰腎経 ・(合水自穴)に補法。
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使用するツボの意味

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 取穴
《 解 説》
  • 難経六十九難の治療法則(五行的取穴)に従って定則的な選穴を優先する。
  • それがよい脉にならないときは難経六十八難 (病証的取穴)と原穴、郄穴、絡穴も選穴する 。
  • たとえば、
  • 心下満には井木穴で 、肝木経の気の主るところであり、
    身熱するには栄火穴で、心火経の気の主るところ、
    身体重く節痛むには兪土穴、脾土経の気の主るところ、
    咳嗽、寒熱には経金穴で 、肺金経の気の主るところ、
    逆気して泄らすには合水穴で、腎水経の気の主るところがその例である 。
  • 原穴、
    古典には 「五臓、疾あるときは、その応十二原に出づ」とあって十二経の変動は皆この原穴に現れることになっている。
    三焦の原気の循る所は、自然治癒力が強いので補にも瀉にも用いられる 。
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兪土穴の意味:脾土経の気の主るところ、身体重く節痛むに使用する。
兪穴の意味:
  • 兪 穴 (ゆけつ)
  • 兪穴の兪は病を治癒せじめる所、治す所という意である。
    東洋医学では、陰病は陽に行くと言い、いわゆる慢性痼疾になると、この背部の兪穴に硬結や緊張、弛緩等の所見が現われ、診断治療の重要ポイントとなっている。
    また、兪穴は臓腑診断にも欠かすことのできない穴である。
    例えば、肺は背の三椎につき、腎は背の十四椎につくなどと言われるが、五臓六腑はそれぞれその兪穴を目標に診断し、治療が行なわれるわけである。
    この兪穴は灸穴としても愛用されるが、更に同じ高さの督脈経上の諸穴や、その骨際に華佗穴を求め、兪穴に準じた治療をし、効果を上げることができる。
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原穴の意味:
  • この穴は概ね手では腕関節、また足では足関節の周囲にある。
    霊枢九鍼十二原篇には、「五蔵、疾有る時は、その応十二原に出づ」と明記されている。
    故に、各経脈の変動は虚実共にこの原穴にて診ることができ、更にその治療も可能であるので、この理に基づいた治療法さえもある。(良導絡治療)
    即ち、この原穴には生命力の根源としての三焦の原気が強く働いており、灸穴としても愛用されるが、中々効果は顕著である。
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使用するツボの場所とツボ自身の効能について。

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太淵(たいえん)(兪土原母穴)・脈会・  所属経絡:手の太陰肺経 ・
  • 部位:経渠穴の下6分、長母指外転筋腱の内縁にあり。
    取り方:手関節掌面において、手根骨の肘寄りの横紋上(骨には乗らない)で、長母指外転筋の内縁に取る。
  • 主治:
    胸痺、逆気、嘔吐、咳嗽、不寝、 目痛青く 、或は白翳(はくえい:白い影)赤筋を生じ、転筋、乍寒乍熱(さ寒さ熱:寒くなったり熱くなったり)し、掌中熱し 、缺盆の中と胸肩背臂(臂:ヒ:ひじ肩から手首までの)いたみ、 寒端、咳血、吐血、振寒、咽乾、狂言、溺の色変り 、遺失度なきを治す。
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 太白(たいはく)穴・ 所属経絡:足の太陰脾経 ・(兪土原自穴)
  • 部位:第1中足骨頭の後方の陥凹部、赤白肉の間にあり。
    取り方:大都穴の方から第1中足骨頭を越えた後方の陥凹部で、赤白肉の間に取る。主治:
    腹はり食化せず泄瀉(せしゃ:下痢便を下す。)、 嘔吐、 腰いたみ、 腹一しきりきりいたむを主どる。
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太衝 (たいしょう)穴・  所属経絡:足の厥陰肝経 ・(兪土原畏穴)・
  • 部位:第1・第2 中足骨接合部のやや前の陥凹部にあり。
    取り方:第1・第2 中足骨接合部のやや前の陥凹部で、母指寄りに取る。
  • 主治:心痛、小便しぶり、腰より小腹に引いたみ、婦人の漏下を治す。
  • 本間祥白(著)鍼灸実用経穴学【主治症】より引用構成文:
    原穴であるから肝経の病の全てに応用される。
    生殖器病 : 子宮病、精巣炎、またこれらの慢性症にともなう腰痛、下腹・側腹部の引きつり 、足の冷えを治す。
    消化器病 :腸仙痛、腸炎等に効果がみる。
    呼吸器病 :胸膜炎、 肋間神経痛等に効果がある 。また眼疾を治す。
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中封 (ちゅうほう)穴・ ・  所属経絡:足の厥陰肝経 ・(経金剋穴)
  • 部位:内果の前方、前脛骨筋腱付着部の内側にあり。
    取り方:足関節を90 度に曲げると前脛骨筋腱が現れる。その付着部のやや手前、反応を目当てに取る。
  • 主治:
    瘧(おこ)り、寒疝(かんせん:寒邪に侵されて下腹部の痛む病気)、腰いたみ、あるひは陰嚢縮て腹に入 、相引痛(あいびきつう:腰と陰嚢が共に痛いかな?)を主る。
    本間祥白(著)鍼灸実用経穴学【主治症】より引用構成文:
    生殖器病 : 精巣炎、失精(遺精) 、陰嚢が縮み腹部に入る。泌尿器病: 膀胱炎、尿道炎、を治す。
    また、ぎっくり腰(きやり)を治す。
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蠡溝 (れいこう )穴・   所属経絡:足の厥陰肝経 ・ 絡穴 ・
  • 部位:内果尖の上方5 寸、脛骨内側面にあり。
    取り方:下腿内側、内果尖の上方5 寸で、脛骨後縁より骨の巾の1/3 程度前に上がった所に取る。
  • 主治:
    疝気(せんき:下腹部の痛む病気)、臍(へそ)の下こ積気石のごとく、婦人の赤白をまじへ下すを治す。。
    本間祥白(著)鍼灸実用経穴学【主治症】より引用構成文:
    婦人病:赤白帯下、月経不順、膀胱炎、膀胱麻痺、疝気、を治す。
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 中都 (ちゅうと )穴・  所属経絡:足の厥陰肝経。 郄穴・
  • 部位:内果尖の上方7 寸、脛骨内側面にあり。
    取り方:下腿内側、脛骨内側踝下縁より内果尖までを1 尺3 寸とし、その中点の上方
    5 分で、脛骨後縁より骨の巾の1/3 程度前に上がった所に取る。
  • 主治:腸下り 、 疝気(せんき:下腹部の痛む病気)、 婦人の血崩を治す。
  • 本間祥白(著)鍼灸実用経穴学【主治症】より引用構成文:
    男性:陰嚢水腫、 婦人病 :産後の出血・子宮出血の止血効果あり。
    疝気(せんき:下腹部の痛む病気)の痛み止め効果あり。
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大陵(だいりょう) 兪土原・ 所属経絡:手の厥陰心包経 ・
  • 部位:手関節の掌面横紋上、長掌筋腱の尺側縁にあり。
    取り方:手関節のほぼ中央、長掌筋腱の尺側縁で太淵穴と神門穴を結ぶ横紋上に取る。
  • 主治:
    熱病汗出ず、掌熱し 、肘攣(つ)り痛み、脇腫、 心煩れ、心痛、 目赤く、小便赤、嘔啘(おうえつ:「げっぷ」「嘔吐」)、  こうひ、 口乾き、身熱し 、 づっう 、 気みぢかく 、胸脇いたみ、 疥癬(かいせん:ヒゼンダニによる感染症)を治す。
    心包絡の実はこれを瀉すべし 。
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曲泉 (きょくせん)穴・  所属経絡:足の厥陰肝経 (合水母穴)
  • 部位:膝関節内側、膝窩横紋頭にて触れる太い筋の前縁にあり。
    取り方:膝を60 度ぐらい曲げ、太い筋と骨との間に取る。そこが膝窩横紋頭で太い筋の前縁に当る。
  • 主治:
    疝気(せんき:下腹部の痛む病気)にて陰丸腫、  内股いたみ、 房事大過して、 泄痢、 女の血塊を治す。
    本間祥白(著)鍼灸実用経穴学【主治症】より引用構成文:
    生殖器病 :子宮脱、陰嚢水腫、尿道炎、淋病。 視力減退、目眩、神経衰弱、遺精、を治す。
    ここ曲泉に圧痛がある場合は 、膝関節リウマチ、関節炎に効く。
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陰谷(いんこく) 穴 ・ 所属経絡:足の少陰腎経 ・(合水自穴)
  • 部位:膝窩横紋上のハッキリとした腱の曲泉側にあり。
    取り方:膝を60 度ぐらい曲げると、膝窩横紋上にハッキリとした腱が出るので、その腱の曲泉側に取る。膝を曲げて陰谷穴を取穴して、そのまま膝を伸ばせば2 本の腱の間に当る。
  • 主治:
    膝いたみ、 陰なへ、 男は蠱脹(こちちょう:鼓脹:腹部が膨満し、太鼓のように張る病)、の如く 、 女は妊のごとくなるを治す。
 
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