瀉法の刺入方法の手順
抜鍼のタイミング点
e219 瀉法手技応用
※ 瀉法の刺入方法の手順。(最新版)
- 【瀉法】
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①経に逆らい取穴する。
②押出を軽く構える。
③竜頭は補法よりやや強めに持ち、その鍼を押し手の母指と示指の間に入れる。
④鍼先を穴所に接触させる。
⑤押す・止めるを繰り返す。(刺動法:目的の深さまで鍼先を刺入する。)
⑥鍼が止まる(抵抗を)度として、
鍼が滑らないよう押し手の母指と示指でしっかり保持し、鍼先の方向に下圧をかける。
⑦刺し手は押し手の下圧と共にもっていく。
⑧下圧の限度は押し手で感じる。(鍼先が進まない所)
⑨鍼口は閉じずに、ゆっくりと抜鍼する。
⑩抜鍼後一呼吸おいて、押し手を取る。
・
抜鍼のタイミング点
⑧下圧の限度は押し手で感じる。(鍼先が進まない所)から、
- 8-1:刺し手の示指母指を緩める。
8-2:母指に鍼柄が乗っている状態にする。
8-3:押し手の示指母指に極めて軽い左右圧で鍼体を保持し、
8-4:押し手のみで鍼先の方向に極めて軽い下圧をかける。
8-5:鍼先が極めた軽く邪気に入りこむ。
8-6:抜鍼のタイミング点:鍼が鍼先が反対方向に極めて軽く押し戻される。※ここが、抜鍼のタイミング点である。
◎1、(8-6)の時に邪気が鍼先に絡み付いた状態である。
◎2、瀉法に於いて、抜鍼のタイミング点の手技は本治法のみならず標治法でも大いに応用できる。
※、刺鍼動作の正しい姿勢を再確認されたし。
リンクしてご覧あれ。
http://yukkurido.jp/keiro/e1/e103/e206/e207/
http://yukkurido.jp/keiro/e1/e103/e206/e207/
2016.8.22.掲載。