切経診(せつけいしん)
小項目 番号 b206
十二経絡の流注(気の流れる方向と順番)を望診した後「切診」により、診断を行います。
「切診」の目的。
十二経絡の流注でどの経絡に問題が出ているかを弁別します。
具体的には、
傷、手術痕、白い斑。
粉をふいた部位。
赤い斑点。
シミ。
ホクロ。大きいホクロの際。
シワの先端。 シワの交点。
毛穴、毛並み、毛の立つ方向、体毛のない部位。
などを診ます 。
切診の診察の方法。
① 患者を診台上に仰臥位(仰向け)させ、腹部を緩やかにし、
その両手は軽く両側に置かせ、心身を平静に保たせ、
両足を自然に伸ばした状態で診察うけてもらいます。
② 診察の手順、腹診の前に、主に四肢(手足)を診ます。。
③ 虚実の判定
「虚の証」はその診所がやや落ち込んで力なく、艶なく、潤いを失い、又は、陥下・冷え・皮膚のざらつき・力なく軟弱・フワフワしている等です。
「実の証」はやや盛り上って力があり、圧ば跳ね上がるが如くにして痛みを訴えます。又は、硬さ・突っ張り感・按じての不快感や痛み・滑りがいい所・等です。