鍼灸師の心得
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鍼灸師の心得、その4。
※1・「南北経驗醫方大成による病証論」井上恵理先生の講義録 三、暑論より。
井上恵理先生の言葉は、私のような経絡鍼灸の初級者にとつて、
鍼灸師の理論と技術よりも、「経絡鍼灸師の心得」の方に心動かされます。
初めに、私、山口一誠が学ばなければならない「経絡鍼灸師の心得」を
井上恵理先生の言葉を参考にして、纏めてみます。
① 多くの古典を知り、
現代の臨床を統括する経絡理論構成を整理し、
自分のものにする事が経絡治療家としての発達に成ります。
② 勉学と技の習得に王道はありませんが、
最短のは道は、
東洋はり医学会と会員先生の全ての書籍を学習し、
指導教官の手技を体で真似る事だと私は思います。
③ 自分の身体に害をあたえるほど頭を悩ましてはいけない。
④ 気楽に考えてやると脉も解りやすい。
⑤ 古典を学ぶのは風寒暑湿燥火の区別をする為に、勉強をするのです。
⑥ 全てを一つの中に見るのが証であり、治療である。と・・・・・
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鍼灸師の心得 その3。
「南北経驗醫方大成による病証論 井上恵理 先生 講義録」P59上段うしろ1行目 ~ P59下段終行より。
鍼灸師の心がまえ。
私の師匠が「鍼を刺す為には人に成れ」と言われた。
これは全ての行動、行ない、発言が、
煩(わずら)わされなく
心を悩ませる事なく。
面倒をかける事なく。
人間的行動がとれる様にと言う事です。
私達は一人でなく、
みんなで〔経絡鍼灸道を〕遣(や)っています。
人の言う事も、自分の言う事も、
練磨・琢磨して認め合い取り入れる。
それは素直でなければいけないのです。
迷いがあるのは自分に自信がない事です。
みなさんの様な団体〔東洋はり医学会〕があるのは幸福なのです。
治療の場合、一人で解らない事は一生解らないのですが、
みんなで考え解決し、向上して行くのです。
だから鍼は術だけでなく道が大事なのです。
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※ 詳しくは本文:
「南北経驗醫方大成による病証論 井上恵理 先生 講義録」
発行:東洋はり医学会、をお読みください。
または、ゆっくり堂鍼灸院:経絡鍼灸 教科書: 「四、湿論」をリンクしてご覧ください。
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/mk/4st/
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ゆっくり堂 鍼灸院
山口一誠
住所 : 宮崎市天満2-4-26
電話 : 0985-50-5174
礼節・愛・幸福・・感謝・ケセラセラ・
のびのびと希望を持って、ゆっくり行こうよ。♪
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2012.6.10- 日曜日・みゃちゃんブログ掲載より・
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鍼灸師の心得その2。
☆ 薬師の心得 ☆
ホノミ漢方の創始者「高橋良忠先生」は、
著書「近代漢方薬ハンドブック」ⅠとⅡの「はじめに」の中で、「薬師の心得」を記載されています。
漢方を勉強し、漢方治療を心掛ける者は感謝から生じた
「人に正しく施す気持」をもつこと・・・「治してあげたい」気持ちが患者に「意おのずから通じて薬を効かせ治せる」ものである。
病気は今の状態をこれ以上悪化させないようにしておけば、 病人自身の治癒力で早く治せるものです。
薬は病気を治す手だすけをするもので、 病気を治すのは病人自身です。
副作用を出す事のない、自然治癒力をわかせる「ホノミ漢方薬医学」で正しく選薬すれば、
急がば回れ式で結局は早く病気を治せるものです。
また、「近代漢方薬ハンドブック」Ⅰの艾葉(ガイヨウ)(ヨモギ)のコーナーでは、
艾葉(ガイヨウ)はお灸の材料です。
これをモグサといいます。
モグサで灸をすることで、
十四経絡を刺激して、臓器も刺激して病を治す。 薬はのんで胃から吸収させ、臓器も刺激して病を治す。
病気は自然治癒力を湧かす本人が治すもので、 薬・ハリ・灸は病気を治す手だすけをするものである。
と話されています。
ホノミの漢方薬は、 日本の風土に合わせた現代人の大衆漢方薬です。
やまちゃんは、経絡鍼灸師として、また、ホノミの漢方師として、
病人の生命力・自然治癒力を引き出す、
鍼灸術と漢方薬を正しく選ぶ漢方薬医学に出会えたおかげで、
ご縁の会った病人様に奉仕でき、楽しくお仕事が出来ています。
東洋はり医学会とホノミ漢方そして、お客様に感謝です。
ゆっくり堂 漢方薬相談店
ゆっくり堂 鍼灸院 * * *
電話 : 0985-50-5174
住所 : 宮崎市天満2-4-26
土曜日、日曜日も営業します。 定休日 : 火曜日です。
2009年12月26日 みゃちゃんブログ掲載より・
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鍼灸師の心得その1。
☆ 脉を診ることは人生の修行である ☆
井上恵理先生の講和録「病症論」(東洋はり医学会・発行) を読みながら、井上恵理先生の言霊を綴ってみます。
経絡鍼灸の真髄に少しでも近づければ良いのですが・・・p188より
脉を診ることは人生の修行である。
脉を診る時に一番、重要なことは「心構え」が大切です。
虚心坦懐でなければいけない。
無心にありのままを取る。
何も考えないということです。
今まで聞いたこと診たことを忘れてしまうことです。
考えないと言う事は、何かを考えているのです。
その目標を何に置くかです。
唱え事は、精神統一の一つです。
お経でも良い。
そうすると脉の正常な物が診られる。
左手を診る時は、右手が解る。
訓練すると、診ていない方が診えるのです。
それは無心になるからです。
それには脉位をはっきり決める事、
例えば、中脉に持って行ったらそこで無心の状態に成って、
ソーッと押さえる、押さえ方が自然に、
沈んだり浮いたりに成ると脉がわかって来るのです。
仏教においては、花で目を、香りで臭いを、
鉦(かね)で耳の不浄を無くし、
一つの物に集中させるのです。
脉をしっかりとれる人は、精神的にも成長します。
所謂雑音を聞かせない、自分に素直に考えれば答えは出てくるのです。
治療家は人に成れと言うのがそれです。
脉を診るという事は、唯、単なる診断という事ではなく、
自分の修行として、我々が真剣に取り組んでいる気持ちが尊いのです。
それが、患者に解るのです。
そこから、患者の信頼を得ることができ、
患者の病気の治り方が違ってくるのです。
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やまちゃんも宮崎の例会で、 先輩の先生の脉の診かた、手技を見る度に、 素直にその高さを感じます。
感じるだけ・・・成長したか・・?
「まだ、まだ、これで終わりと思ったら、けいらく鍼灸師は廃業だと。」
有元先生に教育的指導を受ける毎日です。
ゆっくり堂の2年足らずの症例集のパンフを創っています。
俺が、オレガの自慢話にはなっていないと思いますが、
施術を受けられた方にもれなくプレゼントしています。
ご一読くだされば幸いです。
ゆっくり堂 鍼灸院 * * *
電話 : 0985-50-5174
住所 : 宮崎市天満2-4-26
土曜日、日曜日も営業します。
定休日 : 火曜日です。
2009年12月25日 みゃちゃんブログ掲載より・
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