熱を下げる方法、お灸と鍼施術。
わかりやすい鍼灸 分類 番号g108
最近、のどの痛みから風邪を引く患者さんが増えています。
38度までの熱でしたら子供さんの解熱にもゆっくり堂は対応します。
大人は上限なし、来院できる体力がある方はおいでください。
熱を下げた治療例
◎ 患者NBさん
ここ1週間、のどが腫れて痛みがあり、咳が出てきて、身体が火照るほど熱が出て、頭がボーっとしている。
患者さんの脉を診ますと、浮いて、速く(鍼灸用語で数)て、実の脉状です。
熱を下げると同時に、風邪を追い出す根本治療の本治法をします。
鍼灸診断(証決定)肺虚肝実証です。
70%の確率で、さらに熱を下げる方法があります。
足が冷えて、上半身から熱があり、頭部がカッカッと熱しています。
この時は、気が上気(冷えノボセの状態)していますからこれも下げる事で解熱にも役立ちます。
上気(冷えノボセの状態)の頭部の熱気を下げるには、
刺鍼する場所がポイントです、手は右手に、足は左足に鍼をします。
右手の経渠(けいきょ)経金穴 に補法の手技。
左足の行間(ぎょうかん)栄火穴に瀉法の手技。
これで、一瞬、身体から皮一枚赤みが引きました。
その後、標治法として、
大椎穴に痛いというほどツボ灸をしました。
(ツボ灸火傷はしませんからご安心あれ。)
患者さんの感想、
足が温まり、少し気分が楽になったけど、まだ熱がある・・・
こうゆわれると、また一つ熱を下げる技をしました。
右手と左足に、水かきの解熱鍼です。 終了。
——————————–
熱を下げる方法、お灸のお話し。
1、大椎穴 首の後ろのツボです。
第7頚椎棘突起間と第1胸椎棘突起間にある穴(ツボ)です。
ここに、ツボ灸をします。
2、裏 内庭(ないてい) 栄水穴に棒灸をします。
ここは、化膿性のおできや食あたり、虫刺されなどの時に毒抜きのツボでもあります。
3、咽喉の炎症や中耳炎からの腫れや熱がある時に使用するツボ、
子供の場合は、照海(しょうかい)穴です。 場所は内果の直下1寸に取る.
3-2、大人の場合は、然谷(ねんこく)栄火穴です。
場所は内果の前下方、舟状骨粗面の直下に取る.
(注)内果の前下方、約2.5~3cmに舟状骨粗面を触れることができる.
※ いずれのツボも痛みがある時に有効です。
お灸の形状は2ミリ経で長さは2センチのお灸です。
施術方法は、線香でお灸に点火して煙が垂直にスーッと立ち上がったら取り外します。
4、熱はさほどでもないが、蓄膿・鼻つまり・鼻水がつらい時は、
左の陰陵泉(いんりょうせん)合水穴です。
場所は脛骨内側顆の下、脛骨内側の骨際、陥凹部に取る.
(注)膝をたて、脛骨内側縁を擦上して指の止まるところに取る.
——————————–
熱を下げる方法、鍼施術のお話し。
1、熱を下げると同時に、風邪を追い出す根本治療の本治法
基本は、虚を補い、実を瀉法します。
2、70%の確率で、さらに熱を下げる方法があります。
足が冷えて、上半身から熱があり、頭部がカッカッと熱しています。
この時は、気が上気(冷えノボセの状態)していますからこれも下げる事で解熱にも役立ちます。
上気(冷えノボセの状態)の頭部の熱気を下げるには、
刺鍼する場所がポイントです、手は右手に、足は左足に鍼をします。
3、右手と左足に、水かきの解熱鍼です。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°