経穴と主治、足の太陽 膀胱経(63穴)
経穴と主治、7r
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経穴目次、7ルート: 足の太陽膀胱経(63穴)
注、☆の記号は『鍼灸重宝記』で取り上げている経穴です。
経穴名
1睛明(せいめい)☆
2攅竹(さんちく) ☆
3曲差(きょくさ)☆
4五処(ごしょ) ☆
5承光(しょうこう)☆
6通天(てんつう) ☆
7絡却(らくきゃく) ☆
8玉枕(ぎょくちん) ☆
9天柱(てんちゅう) ☆
10大杼(だいじょ)
11風門(ふうもん) ☆
12肺兪(はいゆ)
13厥陰兪(けついんゆ) ☆
14心兪(しんゆ) ☆
15膈兪(かくゆ) 八会穴:血会 ☆
16肝兪(かんゆ) ☆
17胆兪(たんゆ) ☆
18脾兪(ひ ゆ) ☆
19胃兪(い ゆ) ☆
20三焦兪(さんしょうゆ) ☆
21腎兪(じんゆ) ☆
22大腸兪(だいちょうゆ) ☆
23小腸兪(しょうちょうゆ) ☆
24膀胱兪(ぼうこうゆ) ☆
25中膂兪(ちゅうりょゆ)
26白環兪(はくかんゆ)
27上髎(じょうりょう)
28次髎(じりょう)
29中髎(ちゅうりょう)
30下髎(げりょう)
31会陽(えよう) ☆
32承扶(しょうふ) ☆
33殷門(いんもん) ☆
34浮郄(ふげき) ☆
35委陽(いよう) ☆
36委中(いちゅう) ☆
37附分(ふぶん)
38魄戸(はくこ)
39膏肓(こうこう) ☆
40神堂(しんどう)☆
41譩譆 (いき) ☆
42膈関(かくかん) ☆
43魂門(こんもん) ☆
44陽綱(ようこう)
45意舎(いしや) ☆
46胃倉(いそう)
47肓門(こうもん)☆
48志室(ししつ) ☆
49胞肓(ほうこう)☆
50秩辺(ちつぺい)☆
51合陽(ごうよう) ☆
52承筋(しょうきん)☆
53承山(しょうざん)☆
54飛陽(ひよう) ☆
55跗陽(ふよう) ☆
56崑崙(こんろん) ☆
57僕参(ぼくしん) ☆
58申脈(しんみゃく) ☆
59金門(きんもん) ☆
60京骨(けいこつ) ☆
61束骨(そくこつ) ☆
62足通谷(あしつうこく)☆
63至陰(しいん) ☆
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参考:五要穴等の取穴文章と取穴写真図
ゆっくり堂鍼灸院の取穴文章と取穴写真図を掲載します。
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経穴と主治詳細、
7ルート:足の太陽 膀胱経(63穴)
注1、文一行目は鍼灸学校にての流注番号、経穴名、所属経絡、取穴部位の記載です。
注2、『鍼灸重宝記』の経穴と主治は、
経穴名:
取穴:
灸法:
針法:
主治:
の順に掲載します。
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1睛明(せいめい) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:内眼角の内1分、鼻根との間に取る.
『鍼灸重宝記』睛明(せいめい) (二穴)
取穴: 自の内眥(うちまなじり)一分ほど外 、目と鼻との間陥み。
灸法: 禁灸。
針法:針一分、
主治:と り め、目遠く見こと能ず、悪風、涙出、弩肉(いしゆみにく)、省目(とりめ)を治す。
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2攅竹(さんちく) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:眉毛の内端陥凹部に取る.
『鍼灸重宝記』攅竹(さんちく) (二穴)
取穴: 両眉の頭、すこし毛の中へ入、陥の中。
灸法:禁灸、
針法:針一分。
主治:
目くらく涙出、眼赤いたみ、 瞳かゆく 、臉瞯(せんかん)動し 、頬いたみ、尸厥(しかばねけつ)、
風眩、 てんかん、 狂乱、鬼魅をつかさどる。
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3曲差(きょくさ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:神庭穴と頭維穴を結ぶ線上で、神庭穴の外1寸5分に取る. (注)神庭穴と頭維穴の間を3等分し、神庭穴、曲差穴、本神穴、頭維穴と等間隔に取る.
『鍼灸重宝記』 曲差 ( 二穴)
取穴: 神庭の傍ら左右へ一寸半づっ、 前の髪際よ り五分上にあり 。
灸法:灸三壮、
針法:針三分、
主治:
目明(めあきらか)ならず、 衂血(はなぢ)、 鼻瘡(はなただれ)、 心煩、 頭頂いたみ、 頂き腫るを治す。
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4五処(ごしょ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:曲差穴の後5分、上星穴の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 五処 ( 二穴)
取穴: 曲差より 後へ五分。
灸法:灸三五壮、
針法:針三分、留ること七呼。
主治:脊こはばり反張、 てんかん、 頭風、 めまひを主る。
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5承光(しょうこう)所属経絡:膀胱経・ 取穴部位: 曲差穴の後2寸、五処穴の後1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 承光 ( 二穴)
取穴: 曲差の後へ二寸。
灸法:針法:針灸共に忌。
主治:記載なし。
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6通天(てんつう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:曲差穴の後3寸5分、承光穴の後1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 通天 ( 二穴)
取穴: 曲差より後へ三寸半、 百会の左右へ一寸半づっひらく。
灸法:灸三壮、
針法:針三分、とどむること七呼。
主治: 癭瘤(えいりゅう:こぶ)、はなぢ、清涕を出し、頭ふらつき、項いたむを主どる。
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7絡却(らくきゃく)所属経絡:膀胱経・ 取穴部位: 曲差穴の後5寸、通天穴の後1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』絡却 ( 二穴)
取穴: 曲差の後へ五寸。
灸法:灸三壮。
針法:針三分、留ること五呼、
主治: 頭ふらつき 、耳なり 、腹はり 、 目の内障(そこひ)を生ずるを主どる。
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8玉枕(ぎょくちん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位: 絡却穴の後、脳戸穴の外1寸3分に取る.
『鍼灸重宝記』玉枕 ( 二穴)
取穴: 曲差の後へ八寸半、頭の中行より左右へ一寸五分づっ開きて。
灸法:灸三壮、
針法:針は禁穴なり 。
主治:目眩、 目いたみ、頭項いたみ、鼻塞り香臭を聞ざるを治す。
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9天柱(てんちゅう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位: 瘂門穴の外、1寸3部に取る.(注)頭半棘筋の膨隆部の外縁に当たる.
『鍼灸重宝記』天柱 ( 二穴)
取穴: 項の後の髪際の中行より左右へ一寸三分づっ開きて、大筋の外廉、陥の中。
灸法: 禁灸、
針法:針二分五分、留ること三呼して、瀉すること五吸。
主治:頭風、鼻・香臭を聞ず、頭(かし)らふらつき、脳痛み重く 、頂いたみ、項強るを主どる。
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10大杼(だいじょ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:骨会 第1・第2胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
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11 風門(ふうもん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第2・第3胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 風門 ふうもん(二穴)
取穴: 背の二椎の下、両旁へ一寸五分づっ。
灸法:灸五壮。
針法:針五分三分 、留こと七呼、
主治:
癰疸(ようたん:皮膚や皮下に生ずる、急性で激痛のある化膿(かのう)性炎症。)、身熱、上気、気短く 、欬逆、胸背痛、嘔吐、傷寒、頭項強り 、 目瞑(目をつぶる) 、胸熱を治ス。
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12 肺兪(はいゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第3・第4胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』肺兪(はいゆ)(二穴)
取穴: 三椎の下、両旁へ一寸五分づっ。
灸法:灸百壮五十壮。
針法:針三分五分 、留ること七呼、気を得てすなはち瀉す、
《針法誤治:刺し肺に中(あた)れば欬(せき)て三日に死す、》
主治:
労瘵(ろうさい:肺浸潤・肺結核のこと。)、口舌乾き、上気、腰脊強いたみ、寒熱、気短、喘満、虚煩、肺痿、咳嗽、肉いたみ、 皮癢(ひよう:痒み)、嘔吐、不食、狂い走り 、背僂(せろう:かがむ)を治す。
特徴・症状・治法:
太陽(⑥小腸経・⑦膀胱経)と少陽(⑩三焦経・⑪胆経)と併病、頭項強りいたみ、或は眩冐(げんぼう:めまいをおかす)、心下痞硬(ひこう:塊つかえる)に太陽(膀胱)の経の肺兪・肝兪を刺べし 。
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13 厥陰兪(けついんゆ) 所属経絡:膀胱経・心包経の兪穴・ 取穴部位: 第4・第5胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 厥陰兪 けついんゆ(二穴)
取穴: 四椎の下、左右へ一寸五分づつ。
灸法: 灸七壮。
針法:針三分、
主治:
欬逆、 牙痛(歯の痛み)、 心(胸)いたみ、胸満、 嘔吐、 煩悶を主る。 即ち心包絡の兪なり 。
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14 心兪(しんゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第5・第6胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 心兪 しんゆ (二穴)
取穴: 五椎の下、左右へ一寸五分づつ。
灸法:禁灸、 千金に曰(いわ)く、中風、心急には心兪を灸すること百壮。
針法:針三分、留ること七呼、気を得て即瀉す、
《誤治針法:刺て心に中(あた)れば癒して即死、》
主治:
中風、 冐絶(ぼうぜつ:冒し途絶える)、てんかん、狂走を主る。
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15 膈兪(かくゆ)所属経絡:膀胱経・ 八会穴:血会・ 取穴部位:第7・第8胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 膈兪 かくゆ (二穴)・ 八会穴:血会・
取穴: 七椎の下、両芳へ去ること一寸五分づつ。
灸法:灸三壮三十壮、多く灸すれば心中に徹て悸惕(むなさわぎ:わななき恐れる)する、
針法:針三分、留こと七呼、若、刺て偏に中れば一歳を過ぎずして死す。
主治:
心痛周痺(心痛が経脈に従って上下流動する)、吐食、翻胃、骨蒸、手足怠惰して臥ことをこのみ、痃癖(けんぺき・けんべき:肩癖:肩凝り。)、欬逆、嘔吐、膈胃寒、痰飲、食下らず、熱病汗出ず、身おもく、 常に温にして不食、身いたみ、脇腹満、 自汗、 ねあせを治す。
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16 肝兪(かんゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第9・第10胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』肝兪 かんゆ (二穴)
取穴: 九椎の下、両方へ相去こと各一寸五分。
灸法:灸三壮七壮、
針法:針三分、留ること六呼、
《誤治針法:刺て肝に中れば欬(せき)て五日に死す。》
主治:
多く怒り、黄疸、熱病の後目くらく、涙いで、目眩、気短く、欬血、目上視、欬逆、口乾き、寒疝、筋寒へ、熟痙、筋急に相引、転筋腹に入り、 欬して胸脇に引て痛み、反折り上視し 、驚狂、はなぢ、唾血、短気、積聚(しゃくじゅう)を治。
積聚(しゃくじゅう)は、難経 第五十五難にリンクしてご覧ください。
http://yukkurido.jp/keiro/nankei/55nan/
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17 胆兪(たんゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第10・第11胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 胆兪 たんゆ (二穴)
取穴: 十椎の下、両旁各一寸五分づつ。
灸法:灸三壮五壮、
針法:針三分五分、留ること七呼、
《針誤治:刺て胆に中れば一日に死す。》
主治:
頭痛、振寒汗出ず、脇下腫、心腹張、 口苦く 、舌かはき 、咽痛乾き、嘔吐、骨蒸、労熱、 不食、 目黄を治。
四花の上二穴は膈兪(かくゆ)、下二穴は胆兪(たんゆ)なり
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18 脾兪(ひゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第11・第12胸椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 脾兪 ひゆ (二穴)
取穴: 十一椎の下、両旁へ相去こと一寸五分づっ。
灸法:灸三壮五壮、
針法:針三分、留こと七呼、
《針誤治:刺て牌に中れば呑酸して五日に死す。》
主治:
多食して身痩、鹹(塩からい)き汁を吐き、けんべき、積聚(しゃくじゅう)、脇下みち、洩利、痰瘧(たんぎゃく)寒熱、水腫れ、気脹、脊に引ていたみ、黄疸、不食を治。
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19 胃兪(いゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第12胸椎・第1腰椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 胃兪(いゆ)(二穴)
取穴: 十二椎の下、両旁へ一寸五分づつ。
灸法:灸三壮七壮。
針法:針三分、留ること七呼、
《誤治》
主治: 中湿、霍乱、胃冷、腹脹て鳴り 、翻胃、嘔吐、不食、多食して痩蠃(やせつかれ)、目暗く 、腹いたみ、むねわき支満、脊いたみ、筋痙攣を治す。
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20 三焦兪(さんしょうゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:三焦経の兪穴 第1・第2腰椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 三焦兪 さんしょうゆ (二穴)
取穴: 十三椎の下、左右へ一寸五分。
灸法:灸三壮五壮。
針法:針三分五分、留ること七呼、
《誤治》
主治:
積じゅ、脹満、不食蠃痩(食欲不振で疲れ痩せた)、傷寒頭痛、吐逆、肩背腰強り、小便渋り 、泄注、腹脹、腸鳴り 、 目眩、頭痛を治す。
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21腎兪(じんゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第2・第3腰椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』腎兪 じんゆ (二穴)
取穴: 脊の十四椎の下、左右へ一寸五分づっ、臍(へそ)と平し 。
灸法:灸三壮、
針法:針三分、留こと七呼、
《針誤治:もし刺て腎に中れば嚔(ひ:くしゃみが出)て六日に死す。》
主治:
五労七傷、虚して嬴痩(えいそう)、耳聾ず、下部冷、淋濁、 目暗く 、溺血、遺精、腰膝脚いたみ、消渇、身熱し 、振寒、多食しても痩、面黄黒く、腸鳴、四肢だるく 、洞洩食化せず、身浮腫るを治す。
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22 大腸兪(だいちょうゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第4・第5腰椎棘突起間の外1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 大腸兪 だいちょうゆ (二穴)
取穴: 十六椎の下、左右へ一寸五分づつ。
灸法:灸三壮、
針法:針三分、留ること六呼。
主治:
中燥、脊強り腰痛み、腹いたみ、腸鳴り、 多食して身痩、大小便結、 洩利、 白痢腸癖を治す。 。
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23 小腸兪(しょうちょうゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:正中仙骨稜第1仙椎棘突起部の下外方1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 小腸兪 しょうちょうゆ (二穴)
取穴: 十八椎の下、 左右へ一寸五分づつ。
灸法:灸三壮、
針法:針三分、 留こと六呼。
主治:
中暑、 小便赤く、 淋癧(りんれき:尿意は頻繁にあるが、尿がほとんど出ない)、遺溺、脹満(ちょうまん:ふくれみつ)、 [ 疒+丂 ]痛み、泄痢(せり:下痢便が漏れる)膿血五色、 脚はれ、 五痔、づっう 、 虚乏、津液すくなく 、 消渇、 口かはき、 帯下を治す。
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24 膀胱兪(ぼうこうゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:正中仙骨稜第2仙椎棘突起部の下外方1寸5分に取る.
『鍼灸重宝記』 膀胱兪 ぼうこうゆ (二穴)
取穴: 十九椎の下、両穿へ一寸五分づつ。
灸法:灸三壮七壮、
針法:針三分、留ること六 呼。
主治:
風労、脊強り、小便赤黄、遺溺、陰瘡(いんそう:陰経の怪我)、少気、脛寒拘急(けいかんこうきゅう:脛(すね)が寒くなり筋肉がひきつる。)、腹満、大便かたく 、洩利(えいり:小便をもらす)、腹いたみ、 脚膝力なく 、 女子瘕聚(かじゅう:)を治す。
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25中膂兪(ちゅうりょゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:正中仙骨稜第3仙椎棘突起部の下外方1寸5分に取る.
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26白環兪(はくかんゆ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:正中仙骨稜第4仙椎棘突起部の下外方1寸5分、仙骨裂孔の外1寸5分に取る.
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27上髎(じょうりょう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第1後仙骨孔部に取る.
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28次髎(じりょう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第2後仙骨孔部に取る.
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29中髎(ちゅうりょう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第3後仙骨孔部に取る.
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30下髎(げりょう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第4後仙骨孔部に取る.
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31 会陽(えよう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:尾骨下端の外5分に取る.
『鍼灸重宝記』 会陽 えよう (二穴)
取穴: 亀尾と尻骨と両旁の陥み。
灸法:灸五壮。
針法:針八分、
主治:腹寒、熱気、寒気、泄瀉、久痔、下血、陽気虚乏、陰汗しめるを治す。
是よ り以下十九穴は足太陽膀胱経。
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32 承扶(しょうふ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:殿溝の中央に取る. (注)坐骨神経幹が深部を走る.
『鍼灸重宝記』 承扶 しょうふ (二穴)
取穴: 尻の下、股陰上衡文(ふとすじ)正中。
灸法:灸三壮。
針法:針七分 、
主治:腰脊相引ていたみ、 久しき痔、 尻はれ、 大便かたく 、小便通ぜざるを治。
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33 殷門(いんもん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:後大腿部のほぼ中央、承扶穴と委中穴を結ぶ線のほぼ中央に取る.(注)坐骨神経幹が深部を走る.
『鍼灸重宝記』 殷門 いんもん (二穴)
取穴: 承扶の下六寸。
灸法:禁灸。
針法:針七分、
主治:腰脊いたみ伸屈ならず、外腿腫、重きを持て瘀血(おけつ:古血)いたみ、泄注を治す。
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34 浮郄(ふげき) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:委陽穴の上1寸、大腿二頭筋の内縁に取る. (注)総腓骨神経幹が走る.
『鍼灸重宝記』 浮郄 ふげき (二穴)
取穴: 委陽(いよう)の上一寸。
灸法:灸三壮。
針法:針五分、
主治:霍乱転筋、大小便熱してかたく 、 脛(すね)の外いたみ、髀枢不仁(ヒスウフジ:ふともも:大腿かなわざる)を治す。
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35 委陽(いよう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:膝窩横紋の外端、大腿二頭筋の内縁に取る. (注)総腓骨神経幹が走る.
『鍼灸重宝記』 委陽 いよう (二穴)
取穴: 承扶の下一尺六寸、膕中(かくちゅう:ひざの裏側のくぼんだ部分。ひかがみ。)の横文の外側の頭、両筋の間。
灸法:灸三壮。
針法:針七分、
主治:腰脊いたみ陰中に引、小便通ぜず、てんかん、小腹かたく 、傷寒大熱を治す。
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36 委中(いちゅう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:膝窩横紋の中央に取る. (注)脛骨神経が深部を走る.膝窩動脈が通る.
『鍼灸重宝記』 委中 いちゅう (二穴)
取穴: 足膕中(かく:ひざの裏側のくぼんだ部分。ひかがみ。)の横文の中央、陥なる中。
灸法:灸三壮。
針法:針五分、留ること七呼、委中の大脉を刺ことなかれ、
主治:
腰脊膝いたみ、遺溺、小腹かたくはり 、身痺(しび)れ、髀枢(ヒスウ:ふともも:大腿かなわざる)痛み ( 血を出す) 、傷寒、四肢熱し 、 熱病汗出ず(血をとる) 、大風髪眉ぬけおちたる者刺て血を出すべし 。
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37附分(ふぶん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第2・第3胸椎棘突起間の外3寸に取る.
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38魄戸(はくこ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第3・第4胸椎棘突起間の外3寸に取る.
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39 膏肓(こうこう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第4・第5胸椎棘突起間の外3寸に取る.こうこう膏肓
『鍼灸重宝記』 膏肓 こうこう (二穴)
取穴: 四椎の下、五の椎の上にちかし、脊中を左右へ相去こと各三寸、
灸法:口伝に胛(かいがらほね)骨のきはに一指を側置ほどに點すべし 。
:後に気海 ・丹田・関元 ・中極、 四穴の内一穴 左足の三里とに灸して火気を引下てよし。 灸百壮五百壮まで 。
針法:記載なし
主治:
虚損、伝尸、骨蒸、遺精、痩つかれ 、健忘、痰飲、 しゃくり、 上気、 発狂を主る。
膈噎(かくえつ:むせぶ) 、 心中妨悶、 項背こわり 、 目病、 気病、 諸病治せずといふことなし 。
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40 神堂(しんどう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第5・第6胸椎棘突起間の外3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 神堂 しんどう (二穴)
取穴: 五椎の下、左右へ三寸づつ開。
灸法:灸五壮三壮。
針法:針三分五分、《誤治》
主治: 腰背強り、悪寒発熱、胸腹満、気逆上攻、時に饎(シ: むす)る鐘る を治す。
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41 譩譆 (いき) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第6・第7胸椎棘突起間の外3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 譩譆 いき (二穴)
取穴: 六椎の下、左右へ三寸づつ開く、肩膊の内かど 。
灸法:灸五壮より百壮まで。
針法: 針三分 、留ること七呼、あるひは六分、留ること三呼、 瀉五吸、
主治:
大風汗出ず、労損臥ことを得ず、瘧疾、背もだへ、気満腹脹、気眩(めまい)、むねわき(胸が波打つ様な症状かも) 、腰背痛み、目いたみ、 鼻衂(はなぢ)、 端逆、臂膊(ひじかた)内廉いたみ、 食時頭痛、 五心熱を治す。
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42 膈関(かくかん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第7・第8胸椎棘突起間の外3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 膈関 かくかん (二穴)
取穴: 七椎の下、 左右へ三寸づつ、 陥の中。
灸法:灸三壮。
針法:針五分、
主治:
背痛み、悪寒、脊強り、不食、 しゃくり、涎唾(エンダ:よだれつば)多 く、胸もだへ、 大使調はず、小使黄なるを治す。
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43 魂門(こんもん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第9・第10胸椎棘突起間の外3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 魂門 こんもん(二穴)
取穴: 九椎の下、左右へ三寸づつ開き。
灸法:灸三壮。
針法:針五分、
主治:
背より心に引いたみ、尸厥(しけつ:突然倒れて人事不省となり仮死状態になる) 、腹鳴、大小便ととのはざる を治す。
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44陽綱(ようこう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第10・第11胸椎棘突起間の外3寸に取る.
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45 意舎(いしや) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第11・第12胸椎棘突起間の外3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 意舎 いしや (二穴)
取穴: 十一椎の下、左右へ三寸づつ開。
灸法:灸五十壮百壮。
針法:針五分、
主治:
腹満泄瀉(せしゃ:下痢便を下す。)、小便赤黄、嘔吐、不食、消渇、 目黄なるを治す。。
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46胃倉(いそう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第12胸椎・第1腰椎棘突起間の外3寸に取る.
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47 肓門(こうもん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第1・第2腰椎棘突起間の外3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 肓門 こうもん (二穴)
取穴: 十三椎の下、左右へ三寸づつ開。
灸法:灸二壮、あるひは三十壮。
針法:針五分、
主治:心下いたみ、大便かたく 、婦人の乳病を治す。
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48 志室(ししつ) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第2・第3腰椎棘突起間の外3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 志室 ししつ (二穴)
取穴: 十四椎の下、左右へ三寸づつ開。
灸法:灸三壮七壮。
針法:針五分、
主治:陰腫いたみ、腰背こはり、すくみ、食せず、遺精、淋病、吐逆、両のわき痙攣りいたみ、霍乱を治す。
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49 胞肓(ほうこう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:正中仙骨稜第2仙椎棘突起部の下外方3寸に取る. (注)次?穴に並ぶ.
『鍼灸重宝記』 胞肓 ほうこう (二穴)
取穴: 十九椎の下、左右へ三寸づつ。
灸法:灸三十五壮五十壮。
針法:針五分 、
主治:腰背いたみ、腹脹(フクチョウ:はらふくれ)、食化ず、淋病、大小便通ぜざるを治。
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50 秩辺(ちつぺい) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:正中仙骨稜第3仙椎棘突起部の下外方3寸に取る. (注)中?穴に並ぶ.
『鍼灸重宝記』 秩辺 ちつぺい (二穴)
取穴: 二十椎の下、左右へ三寸づつ。
灸法:灸三壮。
針法:針三分五分、《誤治》
主治:五痔、小便赤、腰痛を治ス。
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51 合陽(ごうよう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:委中穴の直下3寸に取る.
『鍼灸重宝記』 合陽 ごうよう(二穴)
取穴: 委中の下三寸。
灸法:灸五壮。
針法:針六分、
主治:
腰脊こはり腹に引ていたみ、陰股熱、[月十行]痠腫(?サンシュ:)、寒疝(かんせん:寒邪に侵されて下腹部の痛む病気)、 陰嚢いたみ、崩漏、 帯下を治ス。。
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52 承筋(しょうきん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:委中穴の下、腓腹筋の最もふくらんだところで、内側頭と外側頭の筋溝に取る. (委中穴の下、ほぼ5寸に当たる)
『鍼灸重宝記』 承筋 しょうきん (二穴)
取穴: 腨腸(こむら筋)の中央の陥中、脛(すね)の後、合陽のとをり 、足跟(そくこん:かかと)より七寸上。
灸法:灸三壮、
針法:禁針。
主治:腰背いたみ、痙痺(ケイヒ:ひきつりしびれる)、腨跟(こむらかかと)いたみ、鼻血、 霍乱、転筋を治す。
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53 承山(しょうざん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:委中穴の下、腓腹筋内側頭と外側頭の筋溝下端に取る。
『鍼灸重宝記』 承山 しょうざん (二穴)
取穴: 合陽の通り、腨(こむら)の肉高起て止る所の肉の分 、陥なる中。
灸法:灸五壮。
針法:針七八分、気を得て即瀉し 、 はやく針を出す、
主治:
大便通ぜず、痔はれ、 戦慄(せんりつ:恐ろしくてからだが震える)、 かっけ腫いたみ、 霍乱(カクラン:日射病:激しい吐き気・下痢などを伴う急性の病気)、 転筋、 不食、 傷寒の水結を治す。
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54 飛陽(ひよう) 絡穴 ・ 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:崑崙穴の上7寸、腓腹筋下垂部の外縁、腓腹筋とヒラメ筋との間に取る.
『鍼灸重宝記』 飛陽 ひよう (二穴)
取穴: 承山と相並ぶ、承山は膕(かく:ひざの裏側のくぼんだ部分)の中央通りの下、 飛陽は外踝の後通りの上、踝の上七寸に点す。
灸法:灸三壮、
針法:針三分。
主治:
痔腫れいたみ、體(たい:身体)おもく 、脚腨(あしこむら)はれいたみ、 目眩、 目痛、 てんかん、 寒瘧(かんぎゃく:おこり) を治す。
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55 跗陽(ふよう) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:崑崙穴の上3寸で、アキレス腱の前に取る.
『鍼灸重宝記』 跗陽 ふよう (二穴)
取穴: 飛陽の下回四寸、外踝の上三寸、 筋骨の問。
灸法:灸三壮五壮。
針法:針六分、留ること七呼、
主治:霍乱(カクラン:日射病:激しい吐き気・下痢などを伴う急性の病気)転筋(テンキン:こむら返(がえ)り)、 腰足痛、頭重く、寒熱あるを治す。
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56 崑崙(こんろん) 経火穴 ・ 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:外果の最も尖ったところの高さで、外果とアキレス腱の間、陥凹部に取る.
『鍼灸重宝記』 崑崙 こんろん (二穴)
取穴: 足の外踝の後へ踝の下 、跟骨(かかと)の上の前め、 陥なる中。
灸法:灸三壮、妊婦には禁。
針法:針三分五分 、留こと十呼、
主治:
腰尻足腫いたみ、頭肩背いたみ、 目眩、 目痛、 おこり、汗多く 、 咳端、はなぢ、陰腫いたみ、 胞衣下らず、 小児の驚癇(きょうかん)を治す。
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57 僕参(ぼくしん) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:崑崙穴の直下、踵骨外側面の陥凹部に取る.
『鍼灸重宝記』 僕参 ぼくしん (二穴)
取穴: 崑崙(こんろん)の下、跟骨(かかと)のわれめ陥なる中。
灸法:灸七壮。
針法:針三分、
主治:足痿(なえ)る 、脚気、膝腫、転筋、嘔吐、 尸厥(しけつ:突然倒れて人事不省となり仮死状態になる)、癲癇(てんかん)、狂言を治す。
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58 申脈(しんみゃく) 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:外果直下5分に取る.
『鍼灸重宝記』 申脈 しんみゃく (二穴)
取穴: 外踝の下五分 、陥みの中。
灸法:灸三壮。
針法:針三分、 留ること七呼、
主治:風目眩、腰足いたみ、冷痺(れいひ:冷たくてしびれた)、労極(ロウキョク:過労がきわまって生じた病)、癲癇(てんかん)ひるおこるを治す。
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59 金門(きんもん) 郄穴 ・ 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:申脈穴の前下方、踵立方関節の外側陥凹部に取る.
『鍼灸重宝記』 金門 きんもん (二穴)
取穴: 申脈(しんみゃく)の下一寸。
灸法:灸三壮。
針法:針一分、
主治:
霍乱(カクラン:日射病:激しい吐き気・下痢などを伴う急性の病気)、転筋(テンキン:こむら返(がえ)り)、 尸厥(しけつ:突然倒れて人事不省となり仮死状態になる)、てんかん、暴疝(ボウセン:激しい下腹部痛)、脚膝痛み 、身戦、小児口をはり頭を揺かし身反を治す。。
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60 京骨(けいこつ) 原穴 ・ 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第5中足骨粗面の後下際、表裏の肌目陥凹部に取る.
『鍼灸重宝記』 京骨 けいこつ (二穴)
取穴: 足の外側大骨の下、小指の本節の後へ陥みの中。
灸法:灸五壮七壮。
針法:針三分、留ること七呼、
主治:
頭痛、頸項腰背足 [骨十行]いたみ、筋攣(つ)り、、 目の内眥(うちまなじり)赤くただれ、白翳(はくえい:白い影:白内障かな)、目眩、瘧(おこ)り、喜驚き(喜び、驚き:心腎相剋の病的感情かな) 、不食、心痛を治す 。
瘧(おこ)りとは、
瘧とは外邪によって正気が損なわれるもの。】
瘧の症状は、急に寒気がして震えてくる、暫くして震えが止まると急に熱が出てきて熱くなると言う様な寒熱が交々(こもごも)きたるというものです。】
瘧という字は、体を損なうものだと考えれば意味がつく訳です。
〔虐:虎が人をE=ツメで引っかく、疾だれ、の病気の意味:漢字源より。〕
瘧(おこ)りとは、
南北病証論 六、瘧論 (ぎゃくろん)井上恵理 先生の解説と言葉の意味:
詳しくはリンクしてご覧ください。
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/mk/6gy/
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61 束骨(そくこつ) 兪木穴 ・ 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第5中足指節関節の後、外側陥凹部に取る.
『鍼灸重宝記』 束骨 そくこつ (二穴)
取穴: 足の小指の外側本節の後 、赤自肉の際、陥なる中。
灸法:灸三壮、
針法:針三分、留ること三呼。
主治:
腰脊脚頭項いたみ、耳聾、悪寒、 目眩、身熱し 、肌肉動き、 目眥(うちまなじり)赤くただれ、泄瀉、痔瘧(ぢぎゃく)、 てんかん、癰疔(ヨウチョウ:はれもの:細菌感染によって起こり、膿瘍)を治す。
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62 足通谷(あしつうこく) 栄水穴 ・ 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:第5中足指節関節の前、外側陥凹部に取る.
『鍼灸重宝記』 通谷 つうこく (二穴)
取穴: 足の小指の外側ら 本節の前、陥みの中。
灸法:灸三壮、
針法:針二分、留ること五呼。
主治: 頭重、 めまひ、 項いたみ、 胸満、 食化ず を治す。
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63 至陰(しいん) 井金穴 ・ 所属経絡:膀胱経・ 取穴部位:足の第5指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分に取る.
『鍼灸重宝記』 至陰 しいん (二穴)
取穴: 足の小指の外側 、爪の生際の角をさること一二分。
灸法:灸三壮、
針法:針一二分、留ること五呼。
主治:
寒瘧(かんぎゃく)汗出ず、心煩、足下熱し 、 小便利せず、 遺精、 目いたみ翳(えい:影)を生じ 、 鼻塞り 、 頭重く 、 胸脇いたむを治。
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参考:五要穴等の取穴文章と取穴写真図
ゆっくり堂鍼灸院の取穴文章と取穴写真図を掲載します。
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7、ルート:足の太陽膀胱経(63穴)
(注)膀胱経は外果より脛骨上際までを1尺 6 寸として取穴する 。
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35 委陽(いよう) ☆
部位:膝窩の外側 、委中穴の外方 2 寸 .
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36 委中(いちゅう) 合土剋穴 ☆
部位: 膝窩の中央、 横紋上の動脈に あ り。
取り方:足を少し曲げると膝嵩に横紋が現れる 、その横紋のほぼ中央で動脈上に取る 。
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51 合陽(ごうよう) ☆
部位: 下腿後側の正中 、 委中の下方 3 寸 。
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52 承筋(しょうきん)☆
部位:下腿後側の正中 、 委中の下方 5 寸 。
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53 承山(しょうざん)☆
部位:下腿後側の正中 、外果の上 7 寸で飛陽の内上方 、アキレス鍵の排腹筋移行部。
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54 飛陽(ひよう) 絡穴 ☆
部位: 外果の上方 7寸 、 排腹筋の外縁にあり 。
取り方: アキレス腱の外側縁に沿って押し上げていくと、7 寸の所で排腹筋の側頭に突きあたる 、ここに取る 。
ここは承山穴 ( こむら の下の分肉の間) の外方 に あ た る 。
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55 跗陽(ふよう) ☆
部位: 下腿の後外側 、 外果の上方 3 寸 。
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56 崑崙(こんろん) 経火畏穴 ☆
部位: 外果の後方 、アキレス腱前縁陥中にあり 。
取り方: 外果の最も高い所とアキレス腱前縁の間、 腫骨の上の陥凹部に取る 。
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57 僕参(ぼくしん) ☆
部位:外果の後下方で腫骨隆起の前外側 、 崑崙(こんろん)の下方 1寸 5 分 。
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58 申脈(しんみゃく) ☆
部位: 外果の直下 5 分 、 陥凹部にあり 。
取り方:外果の直下5分位の所を探れば割れ目がある 、ここに取る 。
但し、 奇経取穴ではやや後方になる 。
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59 金門(きんもん) 郄穴(げきけつ) ☆
部位: 外果の前下方陥凹部 、立方骨と腫骨の関節部に あ り 。
取り方: 外果の下方 5 分 に申脈穴を取り 、これと京骨穴を結んだ線上で 、その中程を指で探ると立方骨と腫骨の接合する陥凹部がある 、ここに取る 。
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60 京骨(けいこつ) ・ 原穴 ☆
部位: 第 5 中足骨粗面の後下部赤白肉の間にあり 。
取り方: 足の小指側を腫の方より赤白肉に沿って指先の方に押していくと 、ほぼ中央で骨のたかまりに突きあたる、その陥凹部に取る 。
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61 束骨(そくこつ) 兪木子穴 ・ ☆
部位: 第 5 中足指節関節の後ろの陥中、赤白肉の間にあり 。
取り方: 第 5 中足骨 、外側の赤白肉の間を前へ押していくと、関節のたかまりに突きあたる 。この陥凹部に取る 。
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62 足通谷(あしつうこく)榮水自穴 ☆
部位: 第 5 中足指節関節の外側にしてやや前の赤白肉の陥中にあり 。
取り方:足の第5指外側を指先の方から第5中足指節関節の方へ押し上げていくと、たかまりに突きあたる 。この赤白肉の間に取る 。
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63 至陰(しいん) ・ 井金母穴
部位: 足の第 5 指外側 爪甲根部を去ること1分にあり 。
取り方:井穴については、古典に「 爪甲根部を去る事、韮葉(にらは)の如くにあり」という表現が最も多い 。
韮葉の幅はl分程であるから 、このように表現したのであろうという説もあるが、
実際にはそうではなく、井穴のある所を軽く押してみると微かなシワが 2、3 本あって 、
その先がくっついていて韮葉の先の尖った所のようになっている 。
その上に取るという意味である 。
従って「爪際よりわずかに押上げると指骨に突きあたる 。 ここに取る 。
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7、ルート:足の太陽 膀胱経(63穴) おわり