初めての方へ・6つの内臓タイプをチェックしましょう

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6つの内臓タイプをチェックして、

内臓の悪いクセ、あなたはどのタイプ

「体質と病状」に合った漢方薬を選びましょう。

ゆっくり堂の漢方薬は16種類の随病薬と70の随証薬を用意しております。

16種類の随病薬(ズイビョウヤク)とは、
(1)胃腸病 (2)咳・喘息の病気 (3)糖尿病 (4)女性の病気:生理痛・生理不順・不妊症・更年期障害 (5)便秘症 (6)痔疾 (7)蓄膿症 (8)腎臓病 (9)肝臓病 (10)神経痛 (11)風邪 (12)皮膚病 (13)高血圧症 (14)虚弱・雑病体質 (15)眼疾 (16)神経症 ・・です。

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それぞれの病気を治すための漢方薬が用意されています.
随証薬(ズイショウヤク)とは、あなたの内臓の悪い癖(クセ)「体質と病状」にピタリと当てはまる、あなたの内臓をサポートする、あなた専用の漢方薬のことです。
長引く病気・慢性の病気を治すには、随病薬と随証薬の併用で病気体質の根本治療をします。
何年も治らない病気をお持ちの方は身体の中に特有のクセをお持ちです。
それは、お祖父さん・お祖母さん・お父さん・お母さんから、受け継いでいる内臓の癖(クセ)です。
ご先祖様の病気を思い出してください。
そして、大人になるにしたがって、自分自身で悪い癖を作る場合があります。
暴飲暴食(冷たいビールを冬でも飲む人・お肉が大好きで野菜が嫌いな人・炭酸飲料やスポーツドリンクが好き、チョコレート、ポテトチップス、甘いお菓子が大好きな人)  また、働きすぎ、遊びすぎで睡眠時間が不足になっている人。
まちがった食事やまちがった生活スタイルが原因で、内臓に悪い癖(クセ)を作ります。

それでは、あなたの6つの内臓のタイプをチェックしてみてください。

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NO.1タイプ。

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内臓は健康。両親から良いクセを受け継いだ人です。
内臓が健康とは:肝臓・胆嚢、心臓・小腸、脾臓・胃、肺臓・大腸、腎臓・膀胱がすべて丈夫な人のことです。
これらの臓器で病気を発症したことのない人になります。
そして、この体質の方が病気になると表体のみに病状が出ます。
表体とは毛髪・皮膚・気管支の一部・筋肉・骨等の外部臓器を指します。

病状の出方に二つのパターンがあります。

(1) 風邪の初期症状で、
(イ)激しく発熱、悪寒、頭痛、咳が出る。
(ロ)咽が渇き、筋肉・僧帽筋の緊張、骨の節々が疼痛する。
いずれも、汗は出ない。

(2) 風邪症状が出て、気持ちの悪い汗をかく。
*①の人に比べて、内臓はほどほどに健康ですが、副交感神経を緊張しやすい体質の人です。

* 風邪ウイルスに感染しますと生体はリンパ液を活性化させウイルスに犯された細胞を処理します.このとき発熱反応をともないます。
「NO.1タイプ」の方は病気を治す力が出すぎて、必要以上の熱を生産し、その出すぎた熱で苦しむタイプです。
戦国時代の野武士タイプと考えてもいいですね。
21世紀、車社会の現代人にはあまりお目にかかりません。

この強い体質者の風邪薬として、「葛根湯・麻黄湯」などがあり、とてもよく効きます。
ですが、現代人が安易に服用しますと、構成生薬の麻黄の成分「ヘフェドリン」の作用で、虚弱な方には交感神経を興奮させすぎ、血圧上昇、頭痛、不眠、めまいの副作用を起こします。また、胃腸の弱い人には、消化管運動の抑制作用から便秘の副作用にもなります。
そして、心臓の弱い方には心拍数の増加をもたらしますのでとても危険です。

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NO.2タイプ。

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主として腹部臓器に熱性の病状が出る人です。
大腸に宿便があり、便秘になり、強いのぼせを出すクセのある人。

子宮:体力のある充血型の婦人で、月経異常が強く、便秘がちで、月経前イライラし、鼻血、のぼせがきつく出るタイプの人。

* このタイプの人は、内臓も一般的には強いが腹部臓器が亢進しやすいクセを持っています。
また、
(1)苦い薬を平気で飲めます。
(2)旅先でもぐっすり眠れる図太い神経の持ち主です。

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NO.3タイプ。

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このタイプは全身いたるところに弱い熱性の症状が出る場合があります。
たとえば、口が苦くなるときがあり、みぞおちや胃の所が重苦しくなる。
または胸焼けが出る。
時には、下痢をしてお腹がはり毎日がうっとおしい気分になるタイプの人達です。

このクセを出しやすい人の特徴は、主として胸部の臓器に問題があります。
漢方では肋骨で囲まれている臓器を胸部といいます。
気管支、肺、心臓、胃、肝臓です。
この胸部臓器を震源にして陽性の闘病反応が出すぎると、体表(肌、筋肉、骨)や腹部臓器(腸、腎臓、膀胱、生殖器系、子宮、前立腺)に症状が出ますので、全身いたるところに弱い熱性の症状が出ることになります。

もう一つの特徴は、不眠症にこのタイプが多いです。

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「NO.4」から「NO.6」の三つのタイプに、共通するクセをまず初めに述べます。

(1)新陳代謝機能が衰退するタイプです。

病気を治す為のエネルギーをうまく出せない人です。
風邪を引いたときなど、生体はリンパ液を活性化させウイルスに犯された細胞を処理します。
このとき発熱反応をともないますが、このタイプの人は十分に発熱できずに病気を長引かせています。

また便秘になりますと、コロコロ便の兎便体質者です。
便秘を解消する為に下剤を服用すると腹痛を起こします。
また長いこと便秘をしてものぼせをあまり感じませんので「私は腸は強い」と誤解している人もいます。
これは弛緩便秘体質者で大腸の蠕動運動の弱いタイプなのです。

(2)小便:
イ:希薄な小便が大量に出る。
ロ:腎臓病で糸球体のろ過ができないときは小便が出にくい。むくみが出る。

(3)汗の出かた。
冬でも汗が出るタイプ。(気持ちの悪い汗や、寝汗が出る)

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NO.4タイプ。

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主として腹部臓器に病状が出ます。
そして、症状が悪化すると体表にも波及して病気が出る時があります。
腹部臓器とは、大便を作る大腸・小便を作る腎臓、膀胱・赤ちゃんを作る生殖器です。
この腹部臓器で陰性の闘病反応が出ます。
陰性とは臓器の機能が低下して病気を治すのに必要な体熱が十分に生産されない状態です。
ボンヤリした熱しか出せないタイプですね。

病状の三つの出かた。

(1)大腸:大便を作る腸の働きが低下するクセの人は、弛緩性の便秘やコロコロ便の兎便タイプあるいは、消化不良の下痢をおこすタイプです。

(2)小便:小便が近くなるタイプです。

(3)生殖器系(女性は子宮・卵巣、男性は精嚢に問題が出ます)
女性の場合、月径不順・貧血・生理痛・赤ちゃんができないタイプです。
男性は、精子数不足・精子に元気がないタイプです。

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NO.5タイプ。

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主として体表の機能が低下しています。
つまり、皮膚・筋肉・手足・神経・脳の働きが休息している状態です。
休息状態とは、病気を積極的に治す元気がなく、体力の消耗を少なくする防御反応の状態です。
皮膚を走る毛細血管の働きがまず低下し貧血になり顔色が悪い状態になります。
また、手足や皮膚の細胞の働きが正常でなく低下した状態になりますので.骨の節々が痛くなります。
筋肉の働きが低下しますと、細胞間に不良の水分が出ますので、むくみや痛みが出ます。
大脳の働きも低下しますので、ひたすら眠たい状態になり、働くと身体の調子がますます悪くなります。
身体を温める漢方薬や滋養をつける漢方薬を服用しないと、ますます病状が悪化して、内臓全体に病気が出だします。

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NO.6タイプ。

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過労が重なり、心臓が疼くように痛みだし、手・足の指先から冷たくなり身体全体が冷たくなる病状です。

肉体的過労・精神的心労が度重なり、ついには心臓が弱ってしまい。 心臓から送られる血液量が少ない状態になり、手足の毛細血管に血流が届かなくなり身体全体が冷たくなる病気です。
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悪い癖(クセ)と随証薬(ズイショウヤク)

日本で一番最初に建てられた超高層ビルは、東京に建てられた霞ヶ関ビルで、高さが147メートルです。

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日本で一番高いビルは、横浜ランドマークタワーの296メートルです。
世界で一番高いビルは、ドバイにあるブルジュ・ハリーファで高さ828mです。
あの有名なエンパイアステートビルは、1931年に建てられ、長い間世界一の座を守っていましたが。
高層ビルが真直ぐ立ち続けるためには、地層に合った基礎工事、杭(クイ)が正しく施工されているからです。
これが、健康な高層ビルですね。

それぞれの地層の性質に合った杭(クイ)が施工されないと、高層ビルは傾きます。
これが病気の高層ビルです。

長引く病気を持っている人はN0.1タイプからNO.5タイプのいずれかに当てはまります。
時には二つのタイプが重なる人もいます。
自分の内臓のクセ(タイプ)に合った随証薬を正しく服用することで健康を維持できます。

制作にあたり、高橋邦夫著作「実践漢方ハンドブック基礎編」を参考文献にしました。
イラストは青木幸雄さんです。

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