柳下登志夫先生、五大病症変動のまとめ1、 c416

◎ 経絡の五行変動 比較図表

16、 柳下先生、五大病症変動のまとめ1、

(柳下登志夫著作:経絡治療学原論上巻臨床考察)を参考に。
分類タイトル

柳下先生、五大病症変動のまとめ1、

 心火の変動

 

心経・
注意欠陥他動性症候群・老人性の痴呆症・欝症状、
臓象論:心臓の変動反応:左に反応を触知。舌の諸症状。
舌が痺れる・舌の先が苦い・喋る時に舌の動きが悪い・舌が乾く・舌の口内炎。身体が熱ぽく、無気力、不眠、苦しい。
苦しみを伴う数脉・徐脉・不整脈。瞬間的に意識を失う回数が多い。
或いは患者の話す事と現実が時々一致しない。
心臓病は現代医療との「併用医療」「混合診療」が望ましい。

小腸経
少沢穴:骨折・脱臼後遺症、水腫に刺絡治療は有効。
小腸経の反応穴は心臓病・また膀胱経との繋がりもあって、背や腰の寒気・冷え・痛みに大抵はこれを補って対処する。
治療穴:養老穴付近の反応で、目・耳の病、心臓や消化器に大いに関連し、眩暈・耳鳴・頭鳴に対し効を奏する。
難聴、顎関節の痛み、耳前、耳下部腫脹、これら《頭部に病症》

心包経
心包経はサラッと刺鍼、鍼を長く留めないのがコツ。
肺臓切除・乳がん手術後等、胸部の内部や表面が大きく変化した患者。臓象論:脾経との相生関係で使う場合が多い。
治療穴:心包は「心の臓」の邪実を表す、見逃さず、瀉法する。胸内苦悶・心痛・呼吸促迫・特に不安感。
心包経の実について、普通には左の肝経の太衝穴を補えば、右の心包経の正実になる。〕
しかし、― 心包経に邪が客していると、流注上に湿疹や皮膚炎や異常物が現れる状態になり邪実を表す。
これは速やかに瀉すべき状態である。

三焦経
三焦経「気」の特性合致。証に係わらず補瀉すると快適になる。
暖冷房病・暑さ寒さ・肘関節・体感。異常に暑がり、或いは暑さに弱い人。
寒熱感・霧中感・不安定感・眩暈・思考力減退。心窩部に物が痞える・疲れる・背腰部に凝り痛みを感じる・手足が痛重い・体が重い・やる気はあるが中々実行できないなどを治す。
便秘・下痢・膀胱炎・生理痛・目・耳の病や首の凝り下焦の病、婦人科、泌尿器疾患、二便の排泄障害・ 薬指の変化。
 肝木の変動

肝経・
変化は激しく変わり易い性格「経絡」。
人情に厚く、世話好き(魂仁)
眩暈も重い軽いメマイやや実。吐き気。怒る。。
虚せばクヨクヨと物事を案じ、欝状態に近づく。
肝経の経絡の虚実は、情動の変化に深く係わる。
眼・筋・爪・皮膚に変化胸腺の賦活・引きつりの痙攣。
力なく起立できない、真っ直ぐに歩けない。
肝の臓は意思や感情を支配し筋を主る・背の第九胸椎辺りが肝の変動ポイント。
肝木体質:治療室への出入り、衣服の脱着も早く、周囲を意識しない。脉診をしようとすると自分から手を出すか、術者の動きに合わせず手を動かさない。
問診中、術者の質問事項に加えて自分の考え方や感じも訴える等々・・
陽性〔実証〕体質者は、病状があっても我慢するか、逆にテレビや健康雑誌を信じて実行し、病気を悪化させる場合がある。
陰性〔虚証〕体質の患者は、血色が悪く、病気を悪い方にばかり考えたり、わが身の不運を嘆き、気の病、脳神経障害等にも罹りやすい。
肝木が実し、世の中が嫌になり、涙を流してただ横になりたいという状態に陥る患者もいる。
特にそれが相剋的に現れるものを難病と診るのである。

胆経は
半表半裏を広く廻り、使用経穴の頻度高い。
人工股関節症。また膝より下の経穴は肝経と表裏をなしており、精神的な活動にも大いに係わる。
結膜出血・側頭部眼窩部・耳・頚肩部・眩暈胆経の処置功大。
全身の違和感解消効果。
寒熱往来胆経の実邪をとれば、長年、患者を苦しめていた愁訴をあっさり纏めて解消する事が出来る。
胆脉「実脉」口が苦い苦情。意思決定と行動力は「胆の腑」の虚実によると言われている。
頭痛・側胸・側腹・股関節。第四指・第五指の損傷等々適応症が並ぶが、正治・誤治ともに施術側の反対側に影響が出やすい事にも注意が必要。
m190 Animation1  脾土の変動

 

太陰脾経
脾土体質:肥満・痩身に関係があり、現代の日本は食に恵まれ、肥満の傾向にあり、そのための疾病に悩まされる。
陽性〔実証〕体質は、消化器関係の疾病に侵されると激しい症状を示すが治り易いタイプが多い。
しかし、肥満は命を脅かす生活習慣病の予備軍と考えて良い。よって、経絡鍼灸の適応症である。
陰性〔虚証〕体質は、病が慢性に陥りやすく長引く。他愛も無い周りの環境にも左右され易い。
「頭位置変換性の眩暈」実が多く、虚は足が地に着かず身体がふらつく。
病症 :
【実すれば】:嘔吐下痢を起こし・・風邪ウイルス、霍乱。
【虚すれば】:腹が張り、時には硬く盛り上がる
こともある。
・陽明胃経
五味を受け、胃の気、営血を臓し、脾臓と共に後天の原気の根源に関与している。
欠盆穴辺りのナソ所見は、躁鬱の治療穴。
鳩尾穴上脘穴あるいは下脘穴にかけて、任脉経上に硬い紐の様な索条物を触れる。
施療〔鍼灸治療〕は、この反応物の下端より始めると、治療回数を重ねるつどに建里・中脘・上脘・巨闕穴の方向で解消されて行き、それにつれて病も癒えてくる場合が多い。
大腹も目に見えて病状の変化を現す部のひとつである。
実すれば食欲に異常を生じ、、特に冷たいものを好む。
虚せば食欲無く、体の前面が冷え、寝るときはうつ伏せになり、人と接することを避ける。
実した時も人ごみを嫌い、他人との係わりを忘れ、発作的に荒々しい行動発作を起す。
しかもその行動について本人はハッキリと意識している。
意識しているのに、異常な行動を抑えられないという悲しむべき状態が起こる。
また虚した時は周りとの係わりを嫌いじっと動かず、部屋に引きこもる。(引きこも裏症候群となる)
経絡治療では、胃経を補瀉して効を奏することが多い。
患者の訴えで、身体の前が寒く、何もしたくないと言う時は虚を認め、じっとしていられず、走り、高き所に登り叫びたいという患者がいる。これは胃経の実で起こる。
 腎水の変動

腎経
腎経の虚は人を老いさせ、日常生活が過ごし難く、慢性疲労症候群に似た状態になる。
腎経は基本的には生殖・利尿に関与し、耳・骨・髪に症状が現れ、逆気して泄らす、殊(こと)に心が脅かされ、恐れ慄いて心休まず、身痩せて心身ともに衰弱する。
腎経を考える時これらの病症に対して宜しく対処できるものである。
腎水体質:虚体・実体共に手足、特に足先が本人の自覚が無くても冷たく、また本人が冷えを自覚している場合もあるが、逆気が元で起こる病気に罹りやすい。
陽性〔実証〕体質者は運動器疾患は骨の変形になり、症状が激しく重症に見えても治りが良い。
陰性〔虚証〕体質者の改善は中々はっきりしない。
【湧泉穴は障害児が痙攣を起こし意識不明時の治療穴である。鍉鍼の頭部を湧泉穴に当て、尾部を「トットーン、トットーン」と叩く。その際、湧泉穴は適応側であるという条件が必要である。】
【救急法:腎経。治療穴:復溜穴は逆気している時の補法が有効だが、顔色が青ざめて、手足の先が冷え手いるときには注意が必要である。】
【治療穴:子宝のツボ:先天の原気と後天の原気を組み合わせると子宝に恵まれる。】
【腹診:臍下丹田付近の虚実を確実に察知する事から始めるのが良い。】
【治療穴:復溜穴は腎臓疾患・排尿器疾患に効果あり。 】薬害。

膀胱経
膀胱経は外邪性に関する実の病から、慢性的な虚に起因するものに至るまでその範囲が広く、部分的にも脳神経・目・鼻・耳に始まり臓腑に纏わる兪穴で構成されてい。
【左志室穴辺りの左の固い骨の様な結状物は腰、下肢の異常、腹内・骨盤内の臓腑周辺の病変に係わ。】
涙目には晴明穴。天柱穴はその名に相応しく、上焦の病に対し或いは全身の種々な病症に対し用いて、陰に陽うに働き有効な経穴である。
心兪穴・魄戸・膏盲穴等は心臓疾患・精神神経障害、心気症等に有効なツボである。
腎経は反応が深いが、腎臓疾患の時には浅く反応が出る。
この経は、浅き処置して効を上げる時、後に誤治反応の様な不快感を残さない。
 肺金の変動

肺経
臓象論:背の第三胸椎辺りが 肺の変動ポイントここで捕らえる肺臓は鼻喉を始め、 呼吸器全般と診る。
肺臓の生理:肺臓は天空の清らかな気を全身に送り、 全身に生じた老廃物を放出する。
片肺摘出手術後も、「肺の働きの変調」として 心気症・神経症・精神疾患・肺経が大腸を纏っている為、「痔の病」にも大いに関係する。
「脱肛」も肺経の虚実によって起こる。
呼吸器の、虚実。
陰性〔虚証〕体質の咳嗽は長引き易く、 中には咳嗽で、肋骨を骨折する患者もいる。
アトピー性皮膚炎、清潔潔癖症。皮膚炎と気管支喘息。
日光アレルギー・接触性湿疹・中耳炎・小便が近い・失禁症・頻尿・心及び心経の実に相剋されて虚す場合もあって 肺、肺経の虚を救う目的で心火に処置を加える事もかなりの例がある。
精神的、病は肺経の気を整えつことによって好転させれれる。
夢診断:気が休まらない夢は、肺実。気がゆったりするような夢なら肺虚。
肺経は気を主っているので十分に気を捕え、気を漏らさない様に左右圧を十分かけることを忘れてはならない。
大腸経は
全身的な病症に用いて効果大・歯の経絡・触覚所見:皮下のコロコロ治療に応用して効果大である。
大腸経の流注上、肩関節痛、腱鞘。熱や寒気。
【適応側】大抵は温度の高いほうが適応側になり、反応点もそちらに現れることが多い。
原論: この経の経絡、即ち目、歯、咽喉、およびこの経、過ぐる所、 手の第二指(人差し指)に及んで腫れ痛む。
腹痛、腹が鳴る、下痢、便秘、悪寒戦慄す。
(付記): この経の流注は湿疹や皮膚炎があり、邪気が客していたり、その後に血の滞りを残している時がある。
これらを処置する時は、〔症状は〕軽いが長年患者を苦しめていた病症を消失させる事にも繋がる。
肝木の変動
肝経・
変化は激しく変わり易い性格「経絡」。
人情に厚く、世話好き(魂仁)
眩暈も重い軽いメマイやや実。吐き気。怒る。。
虚せばクヨクヨと物事を案じ、欝状態に近づく。
肝経の経絡の虚実は、情動の変化に深く係わる。
眼・筋・爪・皮膚に変化胸腺の賦活・引きつりの痙攣。
力なく起立できない、真っ直ぐに歩けない。
肝の臓は意思や感情を支配し筋を主る・背の第九胸椎辺りが肝の変動ポイント。
肝木体質:治療室への出入り、衣服の脱着も早く、周囲を意識しない。脉診をしようとすると自分から手を出すか、術者の動きに合わせず手を動かさない。
問診中、術者の質問事項に加えて自分の考え方や感じも訴える等々・・
陽性〔実証〕体質者は、病状があっても我慢するか、逆にテレビや健康雑誌を信じて実行し、病気を悪化させる場合がある。
陰性〔虚証〕体質の患者は、血色が悪く、病気を悪い方にばかり考えたり、わが身の不運を嘆き、気の病、脳神経障害等にも罹りやすい。
肝木が実し、世の中が嫌になり、涙を流してただ横になりたいという状態に陥る患者もいる。
特にそれが相剋的に現れるものを難病と診るのである。

胆経は
半表半裏を広く廻り、使用経穴の頻度高い。
人工股関節症。また膝より下の経穴は肝経と表裏をなしており、精神的な活動にも大いに係わる。
結膜出血・側頭部眼窩部・耳・頚肩部・眩暈胆経の処置功大。
全身の違和感解消効果。
寒熱往来胆経の実邪をとれば、長年、患者を苦しめていた愁訴をあっさり纏めて解消する事が出来る。
胆脉「実脉」口が苦い苦情。意思決定と行動力は「胆の腑」の虚実によると言われている。
頭痛・側胸・側腹・股関節。第四指・第五指の損傷等々適応症が並ぶが、正治・誤治ともに施術側の反対側に影響が出やすい事にも注意が必要。
心火の変動。
心経・
注意欠陥他動性症候群・老人性の痴呆症・欝症状、
臓象論:心臓の変動反応:左に反応を触知。舌の諸症状。
舌が痺れる・舌の先が苦い・喋る時に舌の動きが悪い・舌が乾く・舌の口内炎。身体が熱ぽく、無気力、不眠、苦しい。
苦しみを伴う数脉・徐脉・不整脈。瞬間的に意識を失う回数が多い。
或いは患者の話す事と現実が時々一致しない。
心臓病は現代医療との「併用医療」「混合診療」が望ましい。

小腸経
少沢穴:骨折・脱臼後遺症、水腫に刺絡治療は有効。
小腸経の反応穴は心臓病・また膀胱経との繋がりもあって、背や腰の寒気・冷え・痛みに大抵はこれを補って対処する。
治療穴:養老穴付近の反応で、目・耳の病、心臓や消化器に大いに関連し、眩暈・耳鳴・頭鳴に対し効を奏する。
難聴、顎関節の痛み、耳前、耳下部腫脹、これら《頭部に病症》

心包経
心包経はサラッと刺鍼、鍼を長く留めないのがコツ。
肺臓切除・乳がん手術後等、胸部の内部や表面が大きく変化した患者。臓象論:脾経との相生関係で使う場合が多い。
治療穴:心包は「心の臓」の邪実を表す、見逃さず、瀉法する。胸内苦悶・心痛・呼吸促迫・特に不安感。
心包経の実について、普通には左の肝経の太衝穴を補えば、右の心包経の正実になる。〕
しかし、― 心包経に邪が客していると、流注上に湿疹や皮膚炎や異常物が現れる状態になり邪実を表す。
これは速やかに瀉すべき状態である。

三焦経
三焦経「気」の特性合致。証に係わらず補瀉すると快適になる。
暖冷房病・暑さ寒さ・肘関節・体感。異常に暑がり、或いは暑さに弱い人。
寒熱感・霧中感・不安定感・眩暈・思考力減退。心窩部に物が痞える・疲れる・背腰部に凝り痛みを感じる・手足が痛重い・体が重い・やる気はあるが中々実行できないなどを治す。
便秘・下痢・膀胱炎・生理痛・目・耳の病や首の凝り下焦の病、婦人科、泌尿器疾患、二便の排泄障害・ 薬指の変化。
脾土の変動
太陰脾経
脾土体質:肥満・痩身に関係があり、現代の日本は食に恵まれ、肥満の傾向にあり、そのための疾病に悩まされる。
陽性〔実証〕体質は、消化器関係の疾病に侵されると激しい症状を示すが治り易いタイプが多い。
しかし、肥満は命を脅かす生活習慣病の予備軍と考えて良い。よって、経絡鍼灸の適応症である。
陰性〔虚証〕体質は、病が慢性に陥りやすく長引く。他愛も無い周りの環境にも左右され易い。
「頭位置変換性の眩暈」実が多く、虚は足が地に着かず身体がふらつく。
病症 :
【実すれば】:嘔吐下痢を起こし・・風邪ウイルス、霍乱。
【虚すれば】:腹が張り、時には硬く盛り上がる
こともある。
・陽明胃経
五味を受け、胃の気、営血を臓し、脾臓と共に後天の原気の根源に関与している。
欠盆穴辺りのナソ所見は、躁鬱の治療穴。
鳩尾穴上脘穴あるいは下脘穴にかけて、任脉経上に硬い紐の様な索条物を触れる。
施療〔鍼灸治療〕は、この反応物の下端より始めると、治療回数を重ねるつどに建里・中脘・上脘・巨闕穴の方向で解消されて行き、それにつれて病も癒えてくる場合が多い。
大腹も目に見えて病状の変化を現す部のひとつである。
実すれば食欲に異常を生じ、、特に冷たいものを好む。
虚せば食欲無く、体の前面が冷え、寝るときはうつ伏せになり、人と接することを避ける。
実した時も人ごみを嫌い、他人との係わりを忘れ、発作的に荒々しい行動発作を起す。
しかもその行動について本人はハッキリと意識している。
意識しているのに、異常な行動を抑えられないという悲しむべき状態が起こる。
また虚した時は周りとの係わりを嫌いじっと動かず、部屋に引きこもる。(引きこも裏症候群となる)
経絡治療では、胃経を補瀉して効を奏することが多い。
患者の訴えで、身体の前が寒く、何もしたくないと言う時は虚を認め、じっとしていられず、走り、高き所に登り叫びたいという患者がいる。これは胃経の実で起こる。
経金の変動
肺経
臓象論:背の第三胸椎辺りが 肺の変動ポイントここで捕らえる肺臓は鼻喉を始め、 呼吸器全般と診る。
肺臓の生理:肺臓は天空の清らかな気を全身に送り、 全身に生じた老廃物を放出する。
片肺摘出手術後も、「肺の働きの変調」として 心気症・神経症・精神疾患・肺経が大腸を纏っている為、「痔の病」にも大いに関係する。
「脱肛」も肺経の虚実によって起こる。
呼吸器の、虚実。
陰性〔虚証〕体質の咳嗽は長引き易く、 中には咳嗽で、肋骨を骨折する患者もいる。
アトピー性皮膚炎、清潔潔癖症。皮膚炎と気管支喘息。
日光アレルギー・接触性湿疹・中耳炎・小便が近い・失禁症・頻尿・心及び心経の実に相剋されて虚す場合もあって 肺、肺経の虚を救う目的で心火に処置を加える事もかなりの例がある。
精神的、病は肺経の気を整えつことによって好転させれれる。
夢診断:気が休まらない夢は、肺実。気がゆったりするような夢なら肺虚。
肺経は気を主っているので十分に気を捕え、気を漏らさない様に左右圧を十分かけることを忘れてはならない。
大腸経は
全身的な病症に用いて効果大・歯の経絡・触覚所見:皮下のコロコロ治療に応用して効果大である。
大腸経の流注上、肩関節痛、腱鞘。熱や寒気。
【適応側】大抵は温度の高いほうが適応側になり、反応点もそちらに現れることが多い。
原論: この経の経絡、即ち目、歯、咽喉、およびこの経、過ぐる所、 手の第二指(人差し指)に及んで腫れ痛む。
腹痛、腹が鳴る、下痢、便秘、悪寒戦慄す。
(付記): この経の流注は湿疹や皮膚炎があり、邪気が客していたり、その後に血の滞りを残している時がある。
これらを処置する時は、〔症状は〕軽いが長年患者を苦しめていた病症を消失させる事にも繋がる。
腎水の変動
腎経
腎経の虚は人を老いさせ、日常生活が過ごし難く、慢性疲労症候群に似た状態になる。
腎経は基本的には生殖・利尿に関与し、耳・骨・髪に症状が現れ、逆気して泄らす、殊(こと)に心が脅かされ、恐れ慄いて心休まず、身痩せて心身ともに衰弱する。
腎経を考える時これらの病症に対して宜しく対処できるものである。
腎水体質:虚体・実体共に手足、特に足先が本人の自覚が無くても冷たく、また本人が冷えを自覚している場合もあるが、逆気が元で起こる病気に罹りやすい。
陽性〔実証〕体質者は運動器疾患は骨の変形になり、症状が激しく重症に見えても治りが良い。
陰性〔虚証〕体質者の改善は中々はっきりしない。
【湧泉穴は障害児が痙攣を起こし意識不明時の治療穴である。鍉鍼の頭部を湧泉穴に当て、尾部を「トットーン、トットーン」と叩く。その際、湧泉穴は適応側であるという条件が必要である。】
【救急法:腎経。治療穴:復溜穴は逆気している時の補法が有効だが、顔色が青ざめて、手足の先が冷え手いるときには注意が必要である。】
【治療穴:子宝のツボ:先天の原気と後天の原気を組み合わせると子宝に恵まれる。】
【腹診:臍下丹田付近の虚実を確実に察知する事から始めるのが良い。】
【治療穴:復溜穴は腎臓疾患・排尿器疾患に効果あり。 】薬害。

膀胱経
膀胱経は外邪性に関する実の病から、慢性的な虚に起因するものに至るまでその範囲が広く、部分的にも脳神経・目・鼻・耳に始まり臓腑に纏わる兪穴で構成されてい。
【左志室穴辺りの左の固い骨の様な結状物は腰、下肢の異常、腹内・骨盤内の臓腑周辺の病変に係わ。】
涙目には晴明穴。天柱穴はその名に相応しく、上焦の病に対し或いは全身の種々な病症に対し用いて、陰に陽うに働き有効な経穴である。
心兪穴・魄戸・膏盲穴等は心臓疾患・精神神経障害、心気症等に有効なツボである。
腎経は反応が深いが、腎臓疾患の時には浅く反応が出る。
この経は、浅き処置して効を上げる時、後に誤治反応の様な不快感を残さない。
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