肺金タイプ : 肺金『心のゆらぎ』  k4 コーナー

肺金タイプ : 肺金『心のゆらぎ』

肺金タイプの長所はこんな点ですね。

  • 子供に対する母親の愛情です。
  • 「優しい気づかい」が自然にできる人です。
  • 「温かい心配(こころくばり)」が自然にできる人です。
  • 仕事においては、人々が失敗しないように気配(きくばり)する人です。
  • 相手の心情を汲み取り、共に行動します。
  • 我が身を犠牲にしても、正しい行い「正義」を守る人です。
  • すべての人を等しく愛する 「 博愛(はくあい)精神」を持っています。
  • 何事にも、相手が誰であろうが、
  • 力強く立ち向かってゆく精神力、気魄(きはく)を持っています。

肺金タイプの弱点とは。

  • 「優しい気づかい」から、「心配・不安」の感情に移り変わります。
  • 何事をするにも心配し、悪い事態を予想します。
  • 憂(うれ)いが大き過ぎ、憂鬱 (ゆううつ) で心が晴れません。
  • そして、嘆(なげ)き、悲(かな)しみ、辛(つら)くなります。

肺金タイプ、心の病『心のゆらぎ』の形態について。

  • 肺金タイプの人が長所の良い面だけなら病気になる事はありません。

  • ここのコーナーでは、
  • 『心のゆらぎ』(気持ち・心情・思い・感情)、心の変化と動きに注目ます。
  • 肺金タイプが「心の病)」「気の病」に陥った時の症状を診ていきます。
  • また同時に付随する身体症状も取り上げてみます。

 ・

肺金タイプ:心のゆらぎ症状・付随する身体症状 ・の表 NO1:

 肺金タイプ:心のゆらぎ症状・付随する身体症状 ・虚実分類所属経絡の表
  心のゆらぎ症状   付随する身体症状 分類

心配事があります。

不安感がつのます。
悪寒戦慄(おかんせんりつ)します。

  • 身体がゾクゾクして寒(さむ)で震えるます。

  • 身体が熱くなります。
  • 喉に痺れが出ます。
大腸経
実する時

心配事があります。

不安感がつのます。
  • 腸が鳴ります。
  • 白い下痢便になります。
  • 咽渇きます。
  • 唇が乾きます。
大腸経
虚する時
悲しみ愁(うれ)いています。・

悲しみ、憂(うれ)いています。

  • 肩こりできついです。、
  • 鎖骨の上の中ほどに痛みが出ます。
  • 上気します。
  • 喉に腫れ物ができます。、
  • 胸が張って汗がダラダラと出ます。
  • 原因も無く泣けて涙が止まらない。
肺経・
大腸経が
実する時
悲しみ愁(うれ)いています。・
悲しみ、憂(うれ)いています。
  • 呼吸困難になる時があります。
  • 呼吸微弱になる時があります。
  • 咳が出ます。
  • 咽が乾きます。
  • 皮膚感覚麻痺が起こる時があります。
  • 体も心もじっと動かず悲嘆に暮れる。
肺経・
大腸経が
虚する時
気分が落ち込み塞(ふさ)がっています。

こもりがちな状態です。

重苦しい気分です。

メランコリーです。
憂(うれ)いが大き過ぎると、
気が萎(ちぢ)んで胸に集まり、
肺経の病気になります。

  • ①咳が出ます。
  • ②寒熱往来。
  • ③肩こり。
  • ④皮膚病。

肺経
大腸経が
虚する時
潔癖(けっぺき)症
  • 例えば
    ドアの取っ手をもてない。
    手を洗う為に必要以上に石鹸を使う、
    入浴すれば長時間出て来られない。
呼吸器疾患・
皮膚疾患

  • 日光アレルギー
    接触性湿疹
    アトピー性皮膚炎
肺経
虚証
心気症の症状:
  • 健康状態の不調が気にかかり、
    本当の病気でもないのに、
    重い病気にかかっていると
    心配します。
肺金の変動 、
身体症状分類例を
参照してください。
肺金
変動
神経症の症状:
  • 軽いノイローゼ
    不安神経症
    パニック障害
    恐怖神経症
    強迫神経症
肺金の変動 、
身体症状分類例を
参照してください。
肺金
変動

肺金タイプ:心のゆらぎ症状・付随する身体症状 表 NO2

・・
   心のゆらぎ症状     備考・随伴症状  分類
  神経症の範囲分類:
  • 不安神経症,ヒステリー反応,強迫神経症,神経症的うつ状態,
    神経衰弱,離人症などを包括して神経症と呼んでいる。

    心理的な原因によって起こる心身の機能障害。
    精神疾患にみられる人格の障害がないが、
    自分は病気だという意識がある。
神経症は
主として
肺経変動
として
取り上げる
  •  突然、不安感がおそってくる。
  • 動悸(どうき)、胸苦しさ、息切れ、
  • 呼吸困難などが起こる。
不安
神経症

肺経変動
  • 些細なことが頭から離れなくなってしまい不安になる。
  肺金の変動 、

  • 身体症状分類例を
  • 参照してください。
強迫
神経症

肺経変動
  •  ドアの取っ手をもてない。
  • 手を洗う為に必要以上に石鹸を使う、
  • 入浴すれば長時間出て来られない。
  肺金の変動 、

  • 身体症状分類例を
  • 参照してください。
潔癖症

肺経変動
  • 会いたくない相手に対して、
  • 必要以上に不釣り合いなほどの激しい恐れを抱く。
  肺金の変動 、

  • 身体症状分類例を
  • 参照してください。
腎経変動
としての
神経症
  • 気分が落ち込み、沈だ状態が長く続ている。
  • 憂うつである。
  • 悲しい気持ちになる。
  • 無気力で、やる気が起こらない。
  • 今まで好きだったことに興味が持てない。
  • 口数が少なくなり、声が小さくなってきた。
  • 頑張って話さないと声がかすれて相手に届かない。
  • 理由もなく涙が出る。
  • 些細なことにも悲しくなる。涙が出る。
  • 気分が落ち着かない。
  • 熟睡できない。
  • 朝早く目が覚める。
  • 食欲がない。美味しく感じられない。
  • 疲れる。
  • 体がだるい。
  • 肩や首の凝りが取れない。
  • 頭痛や頭の重さを感じる。
  • 息苦しさや、胸の苦しさを感じる。
  • 喉に異物感を感じる。
  • 酒の量が増えている。
神経症的
うつ状態

肺経変動
としての
うつ分類
  • イライラする。
  • 気分が落ち着かない。
  • どうしてこんな状態になったのか不安でパニックになる事がある。
  • 理由もなく涙が出る。
  • 些細なことにも悲しくなる。涙が出る。〔肝〕〔肺〕
  • 決断力や判断力が低下している。〔脾〕〔肝〕
  •  肺金の変動 、
  • 身体症状分類例を
  • 参照してください。

肝経変動
としての
うつ分類
  • 音楽を聴いても、テレビを見ても、
  • 楽しさを感じられない。
  肺金の変動 、

  • 身体症状分類例を
  • 参照してください。
心経変動
としての
うつ分類
  • 思考力や集中力の低下して、考えがまとまらない。
  • 勉強や仕事がはかどらない。
  • 何をするのも億劫で面倒になっている。
  • 無気力で、やる気が起こらない。
  • 今まで好きだったことに興味が持てない。
  • 決断力や判断力が低下している。〔脾〕〔肝〕
  肺金の変動 、

  • 身体症状分類例を
  • 参照してください。
脾経変動
としての
うつ分類
  • 何でも悪いほうに考える。
  • 自分に自信が持てなくなっきた。
  • 親や配偶者に申し訳ないと思う。
  • 生きていくのがつらい。
  • 死んだほうがましだと思う事がある。
  肺金の変動 、

  • 身体症状分類例を
  • 参照してください。
腎経変動
としての
うつ分類


肺金の変動(ゆらぎ)身体症状の分類コーナー

  • 先の肺金経の「心のゆらぎ」に該当する精神状態があった方はこちらのコーナーもお読みください。
  • これらの症状も、身体的随伴症状に該当します。
  • 肺金経(肺と大腸系統)が改善対象になる症状についてまとめました。
  • 点検してみましょう

肺金の変動 (ゆらぎ) 身体症状の分類表

 肺金の変動 、身体症状分類例。
 ①呼吸器病:
風邪引きに伴う症状。:

  • 咳が出る。
  • 胸苦しい。
  • 肺張ってダラダラと汗が出る。
  • 風邪引きによる寒熱往来(暑い寒いの病あり)。
  • 悪寒戦慄(おかんせんりつ)、
  • ゾクゾクとした不快な寒(さむ)けが出て、
  • 身体が震える状態。
  • 身体が熱くなる。
  • 咽渇く。
  • 唇が乾く。
  • 動悸(どうき)する。

  • ぜん息等の呼吸困難、あるいは呼吸微弱。
  • 歯痛。
  • のどの痛み(咽喉痛)。
  • 咽乾き、喉の腫れ物、喉に痺れが出る。
  • 鼻水が出る。 涕(てい:はなじる)
  • くしゃみ。

②大便について。:
  • 何度もトイレに行く。
  • 便を出して、脱肛する。
  • 下痢症
  • 便秘症
  • 腸が鳴る。
  • 白い下痢便になる。
③小便について。:
  • 昼間の小便の回数が多い。
  • 小便頻数、増悪すれば失禁する。
④睡眠について。:
  • 寝つきが悪い。
⑤皮膚について。:
  • 皮膚病がある。
  • アトピー性皮膚炎
  • 尋常性乾癬。
  • 枯燥。
  • 肌のきめ細かさ。
  • 皮膚に光沢なく、乾燥肌、アトピー肌、尋常性乾癬症など。
  • 皮膚感覚麻痺。
  • 日光アレルギー
  • 接触性湿疹
  • 中府(肺募穴)辺りのざらつき。
  • 皮膚の乾燥で体調不良。
肩や背中の状態:
 肩こり:

  • 肩こり上気し、肩から缺盆、上腕、前腕にかけての痛み痺れや運動不全
  • 筋肉の麻痺、痙攣の病状が出る。
  • 頸、肩、上腕、前腕にあたって腫れ痛み、
  • 五十肩で側方に手を上げると痛い。
  • 五十肩で前方に手を上げると痛い。
⑦腰部の状態。 :
  • 風邪を引いて腰痛になった。
  • 寝返りが困難。
  • じっとしていても腰痛を覚える。
⑧膝の状態。  :
  • 膝の皮膚が乾燥。
⑨頭部の状態。 :
  • 頭が重い。
⑩腹部の状態。 :
  • 便秘を伴う腹痛。
  • 昼間の頻尿を伴う腹痛。
  • 気魄がなくなり腹痛。
  • 痔の病気
⑪四肢の状態。 :
  • 手足の冷たさ。
⑫全身の状態。 :
  • 全身の湿り気。
  • 上焦の汗。
  • 風邪を冷たく感じる。
⑬ 動作。    :
  • 欠伸が多い。

肺金タイプの弱点を改善する鍼灸の治療法。

 鍼灸での治療法について。

 ※ 気の医学が東洋医学です。

  •  當先氣調而後治標邪。
    読み方:
    マサニ サキニ キヲトトノエ シカシテノチニ ヒョウジャヲ チス 。
    訳文:
    気を調(ととの)るをえて、而(しか)して後に標邪を治すべし。
    解説:
    病気を治す為には、五臓六腑十二経絡の気を調(ととの)る「本治法」を初めに行い、その後に「標治法」を行ないなさい。

※ 「本治法」と「標治法」について。

  • 「本治法」
    「本治法」とは、気を調(ととの)る鍼灸の施術手技です。
    病気の根本原因を改善する、一番大事な一番初めに行なう鍼の施術手技です。
    本治法を施すことで、五臓六腑十二経絡の「気」が正しく調整され「血」の流れを正しく順行させます。
    そのことで、生命力の強化がなされ、病気を治す「自然治癒力」を増強させます。
    「本治法」は病気の根本原因を改善する為の施術手技に成ります。
  • 「標治法」
    標治法とは、患者の病状・症状を直接に緩和させる手技です。
    標治法の方法は、体表より観察できる患部の「虚実」の状態に対して直接に「補法、瀉法」を行なって、これを調和させ病状を緩和させます。

    そして、
    本治法と標治法をうけることで、現在の病状が改善されると同時に、病気をぶり返さない身体になります。

※ 鍼の治療法はシンプルなものです。

  • 鍼の技術は、『虚実補瀉(きょじつほしゃ)』に尽きます。

    虚とは生気が不足する事です。
    実とは邪気が充満する事です。
    従って鍼の治療法は、
    生気の不足を補うことが『補法』の鍼術であり 、
    生気の働きを妨害する邪実を取り除くことが『瀉法』の鍼術です。

本治法が病気の根本原因を改善する為の一番の施術手技に成ります。

本治法の診断例:

  • 肺虚証(定則):
  • 太淵(肺の兪土原・母穴)・太白(脾の兪土原・自穴)
  • 肺肝相剋証:
  • 肺虚肝実証:
  • などが本治法として考察されます。

二番目の治療点。

肺経の治療対象病状


①:呼吸器病:


  • 風邪引きに伴う症状。

    ぜん息等の呼吸困難、あるいは呼吸微弱。

    のどの痛み(咽喉痛)。
    咽乾き、喉の腫れ物、喉に痺れが出る。

    鼻水が出る。 涕(てい:はなじる)・くしゃみ。


②:皮膚病

  • アトピー性皮膚炎
    乾燥肌、
    尋常性乾癬症。
    皮膚感覚麻痺。
    日光アレルギー
    接触性湿疹

 ③:肩こり:

  • 肩こり上気し、肩から缺盆、上腕、前腕にかけての痛み痺れや運動不全
    筋肉の麻痺、痙攣の病状が出る。
    頸、肩、上腕、前腕にあたって腫れ痛み、
    五十肩で側方に手を上げると痛い。
    五十肩で前方に手を上げると痛い。

➃:痔の病気

肺経の弱点を改善する鍼灸の治療法。

精神的、病の治療法:

  • 肺経の気を整えることによって好転させえれる。

肺経の治療ポイント:

  • 肺経は気を主っているので十分に気を捕え、
    気を漏らさない様に左右圧を十分かけることを忘れてはならない。

肺経の診断場所:

  • の第三胸椎辺りが肺の変動ポイントになる。
    ここで捕らえる肺臓は鼻喉を始め、呼吸器全般と診るべきである。
    (臓象論1、肺臓)

肺経の治療穴:

  • 肺兪を中心に背の第三胸椎辺りの変化を整えると鼻喉を始め、呼吸器全般の病を治す。
    肺臓の働きに障害が起これば肺兪を中心とする変化を整えて解消に向かわせる。
    たとえ、片肺摘出の手術後も、この付近の解剖学的変化があっても、その効果は大いに期待できる。


感冒〔感〕病状:

  • 外邪が体に入っても浅い。
    発熱しても、他に症状がまだあまり起こらない時期、
    変化:
    大抵は肺・大腸が変動し、大腸の邪が膀胱経に流れる。
    治療方法:
    肺経・脾経を補い、大腸経・膀胱経を瀉す事になるという理論を唱える人もいたいたが。
    しかし病はまだ軽く、治療も体に負担をかけない程度に施せば患者の体が治ってくれる。

感冒〔傷〕病状:

  • 病が経絡を冒している。
    病は感冒に比較してやや重く治りにくいが、
    治療方法:
    このとき経絡の変動を整えると回復が速やかになる。

感冒〔中〕病状:

  • 邪が臓に当たり、慢性病になって治りにくい。
    治療方法:
    治療も継続治療になる。
    こうゆう際の治療法は工夫が必要で、
    いつも同じ証で、同じ経穴に、同じ手法で施術していると中々治せず、時には誤治反応が現れる事さえある。

臨床考察18: 手の陽明大腸経

  • 【大腸経は全身的な病症に用いても大変効果著明】
    昔大腸経は歯の経絡と言われた事もありそれらの病症に応用されることも多いが、
    全身的な病症に用いても大変効果著明である。
    【触覚所見:皮下のコロコロ】
    経の流注に沿って湿疹・血絡あるいは皮膚を軽く撫でると、皮下にコロコロと豆状の反応が触知される。
    これらの所見が診断を下すのに大変役立つと共に、治療に応用して効果大である。
    勿論これらは他の経絡についても同様ではあるが、ややもすると無視されがちなので付け加えておく。
    【誤治になるかも・・・】
    注意したいのは、風邪の治りかけている時など、補法か瀉法か、ハッキリ区別できない様な手技で大腸経を処理すると、治まっていた熱が再び上がることある。
    【温度の左右差大は、病が上がり坂】
    また発熱時には、患者の身体の温度の左右差が大きい時はまだ病が上がり坂、これが揃ってくると病気が治まる方向に向かっていることが多い。
    【適応側】
    大抵は温度の高いほうが適応側になり、反応点もそちらに現れることが多い。

肺経の治療穴。

  • 大腸腑の主治症は偏歴、下廉、上廉、曲池位のもので、呼吸器に関する熱症や気道の主治症が多い。
    これは、表裏関係の肺経の現す熱症が陽実証が多いためである。
    この大腸経に治療点が現れる。
    すなわち、流注における鼻・上歯・のど等の急性熱症や皮膚病、化膿性疾患に効く穴が多い。
    特に、風邪による熱症は商陽、二間、三間に現れる血絡の刺絡が効果的である。
    また、小児には膀胱経の金門穴と併用する。
    また、化膿性疾患には合谷、手三里、曲池を用い。
    皮膚病には手三里、臂臑、肩ぐう穴が多く用いられる。

子午治療は肺膀大腎より。

  • 膀胱経のツボ:飛陽(絡穴)・金門(郄穴)
    腎経のツボ :大鐘(絡穴)・水泉(郄穴)
    奇経治療の適応側は『病側優先』とする。

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参照図コーナー


肺経の「心のゆらぎ症状.心の病」は肺経ルートに病状が出ます。

  • ①ルート:手の太陰肺経 内経を中心とした流注図 c2071

①ルート:手の太陰肺経 内経を中心とした流注・・・・
⑫ルート:厥陰肝経の交わりを受けて
中焦、胃部に始り、下って大腸をまと絡い、反転上行し胃の上口を経て、
横隔膜を貫いて胸郭内に入り肺に属し、その気を会集し、更に気管より鼻に通じる。
ゆえに、鼻・のど・気管など、呼吸器の異変や、き気のやまい病、あるいは消化器の病をつかさど主る。
また、肺および肺経は皮膚と体毛を支配しする。また、上窩の缺盆、肩背等をめぐり、
外経は中府穴より、上腕前腕の掌面母指側を通り、その先端の少商穴に終わる。
よって、その経過する部の異常:凝り・筋肉の麻痺、痙攣の病状が出る。


大腸経の「心のゆらぎ症状.心の病」は大腸経ルートに病状が出ます。

  • ②ルート:手の陽明大腸経 内経を中心とした流注図 c2072
 ・
②ルート:手の陽明大腸経 内経を中心とした流注・・・・
①ルート:太陰肺経の交わりを受けて示指端の商陽穴に始り、その母指側を上がり、第一、第二中手骨基底の合谷穴を経て前腕背面の母指側を通り、上がって肘関節の曲池穴に至り、上腕を上がって臂臑穴において、三焦経の臑会穴に交わり、上がって肩髃穴を経て、頸の大椎穴に至り、 前に返って胃経の缺盆穴より胸郭内に入り肺を絡い、横隔膜を貫いて下り、 臍の傍らの天枢穴の部にいたり大腸に属会する。
支脈は缺盆から別れて、 頸より頬に上がり下歯の歯齦に入り、口を回って鼻と唇の中央、人中穴にて左右交差し、鼻の傍ら、迎香穴に終わる。
ここより、胃経の始りなり。

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