小指が痛い ti06

小指が痛い

鍼灸の世界には「一発芸」と言うものがあります。

「子午治療」です。

「胆心が肝小して肺膀大腎の胃心包が脾三した。」と覚えると良いです。


今回の患者様は、高校2年生(女性)

体育館で見学をしていた。午前10時ごろ、床が冷えていて足が冷たくなっていた時、突然ズキンと痛みが出た。
左足の小指外側が痛くなった。
それから3日経つが痛みが取れない。歩行すると痛みが出る。

部位は「京骨穴」のツボ辺りでした。
(第5中足骨粗面の後下際、表裏の肌目陥凹部に取る.原穴)

この経は第7ルート足の太陽膀胱経になりますので、「子午治療」の組み合わせは、「肺膀」に当たります。

治療は第1ルート手の太陰肺経の「列缺穴」のツボを使用しました。
(場所は前腕前橈側にあり、太淵穴から尺沢穴に向かい上1寸5分で、動脈拍動部のやや橈側 に取る。絡穴)

今回も「一発芸」の範疇です。

使用した針は「金の30番鍼」です。

①右の「列缺穴」に対して補法を行います。

手技は経絡の流れに従い押し手を軽く構え、
刺し手30度の角度で、右の「列缺穴」に鍼をそっと近づけ、
穴所に鍼尖を当てます。

気を伺っていると、穏やかな感じになり、押し手と刺し手が共に充実してきました。

ここを飽和点とみて、針を抜きます。
この時、押し手の示指と拇指に軽く針に左右圧を掛けソット針を抜きます。

施術後、歩いてもらいました。
「まだ痛みが残っている」との事でしたので、
②病症がある経(膀胱経)の絡穴、左の「飛陽穴」に対して瀉法を行います。

施術後、歩いてもらいました。
「完全に痛みが消えている」との事でした。
③完全を期す意味で、
再度、右の「列缺穴」に対して知熱灸を行いました。。
咳も出ていたのですがこちらも止まっています。


その後、経絡療法の本道の本治法を正しく施術しています。

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ゆっくり堂 鍼灸院

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