寒(かん)の お話し s3

「寒(かん)の お話し。」

(気の絵本パート3.)

「気の絵本」 タイトル

「親子で読んで欲しい東洋医学の本」 サブタイトル

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  • 「小学生にも読んで欲しい東洋医学の本」と言う視点から漢方の古典を解説します。
  •  古典エッセイ風に書いてみます。
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 pastelアート:Miyu Gondo
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pastelアート:福重歌織
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  pastelアート:福重歌織

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「寒(かん)の お話し。」

 

  • 冬の寒(さむ)さ、寒(かん)が身体に与える影響について東洋医学の捉え方をお話しします。
  • 寒為天地殺癘之氣( カン ハ テンチ サツレイ ノ キナリ )
  • これは、寒論の冒頭に書いてある原文です。
  • 訳文(読み下し文)にすると次のようになります。
  • 寒(カン)は天地殺癘(テンチサツレイ)の気なり。
  • 寒邪(かんじゃ)は、
  • 万物すべてを凍らせ死滅させる力を持った邪気です。
  • 人体に害を与える外邪は6種類あります。
  • 1風邪・2寒邪・3暑邪・4湿邪・5燥邪・6火邪です。
  • これを六淫(りくいん)の邪と言います。
  • そして、外邪の中で、
  • 寒邪は最も威力の激しい生命を奪う邪気なのです。
  • 傷寒(しょうかん)の病気について説明します。
  • 傷寒とは、寒邪が身体を侵(おか)した時の病気のことです。
  • 古(いにしえ)の言葉で言えば、流行(はや)り病(やまい)や疫病(えきびょう)です。
  • ひと言で表わすと天疫(てんえき)と呼ばれていました。
  • 現代では冬のインフルエンザやノロウイルスなどの流行性感冒(風邪)のことです。
  • 寒邪を受けて病気になるタイプはこんな人です。
  • 身体の虚弱な人。体力や免疫力が低下した人。
  • 気力の虚弱な人。精神不安定で体調を崩しやすい人。
  • 仕事のしずぎで疲れている人。
  • 冬の寒い時期に長時間の仕事をして、身体が冷えた人。
  • また防寒の備えをしなかった人。
  • 寒邪に身体を曝(さら)し侵されると、こんな症状が出ますよ。
  • 最悪の場合、昏倒(こんとう)して人事不省になります。
  • そうならない場合でも、こんな症状が出ます。
  • 身体が凍(こご)えて話す事が出来なくなります。
  • また、狂言(うわ言)の症状が現れます。
  • また、手足が冷え固く強張(こわば)り、小便が大量に出ます。
  • それから筋緊張が強く出て疼(うず)く痛みを起こします。
  • あるいは、悪寒(おかん)が起きて、どんな事をしても震るえが止まらない状態に陥(おちい)ります。
  • 潮熱(潮の満ち引きの様に時間経過とともに熱が上がったり下がったり)の症状が出ます。
  • また、とめどもなく、どんどん熱が高くなり顔が赤くなります。
  • また時として冷や汗が出ることも有ります。
  • 寒邪に犯された人の脉状は、遅(おそ)くて緊張(きんちょう)している脉状です。
  • 寒邪に風邪が一緒になつて侵入した場合の脉状は、遅くて緊張し、かつ浮いていている脉状です。
  • そしてこの時の症状は、目まいを起こし、身体が麻痺して動かなくなります。
  • 寒邪に湿邪が一緒になつて侵入した場合脉状は、遅くて緊張し、かつ「軟(やわ)らかい」脉状です。
  • そしてこの時の症状は、手足が腫れて痛みます。
  • 傷寒の病気を治療する方法は色々あります。
  • 慎重に患者の訴えを聞いて主訴と副訴の症状の改善点を明らかにします。
  • それと同時に患者の身体を外から見て観察する望診を行います。
  • 寒邪に犯された人に対する治療方法の原則を述べます。
  • 身体を温める補法の方法を取ります。
  • 漢方薬では、補剤の生姜附子湯(ショウキョウブシトウ)を使用します。
  • 鍼灸では、補法の手技を行います。
  • 傷寒の症状が体表に在る時は汗を出させる治療を行います。
  • 傷寒の症状が胸に在る時は吐かせる治療を行います。
  • 傷寒の症状が体内に在る時は大便を出させる治療を行います。
  • 傷寒の症状が体表と体内に在る時は和解〔ワカイ〕の治療を行います。
  • 傷寒の病気の治療をするに当たっての注意点について述べます。
  • 吐かす治療をする所を誤って、温める治療をすると毒氣が胃に欝結(うつけつ)して身体に斑点が出ます。
  • その色が、錦紋(きんもん)の如く鮮やかな斑点なら病気は改善しますが、黒色の斑点なら死亡します。
  • 病証の陰陽虚実を弁(わきま)えて病証の変化を観察して正しい治療を行なわないと副作用が出ます。
  • 「温病(うんびょう:ブラブラ病)」ついて。
  • 身体の中に「傷寒の病気」が侵入していても、自覚症状なくて、病気が表に出ない場合があります。
  • 私たちの体内の熱は、身体を護(まも)り調和するエネルギー源です。
  • この熱で「傷寒の病気」押さえています。
  • そして、一つの季節を超えてその後に病気が出る場合があります。
  • 冬に「傷寒の病気」に侵入され、
  • 春に発病する病気の事を「温病(うんびょう:ブラブラ病)」と言います。
  • 温病の症状は次の様なものです。
  • 体が怠い、熱つぽい、眠れない、食べられない等、決められた病名でなく症状的なものです。
  • 「寒」は冬の気でありながら四季に渡って存在し、生体に影響を与えます。
  • それぞの季節に寒が存在します。
  • 「春の寒」「夏の寒」「秋の寒」「冬の寒」です。

    人間の身体は四季の「気」に応じて変化します。

    例えば、人体と温度の関係を観察すると、
  • 室内の温度が25度の時、
  • 身体は冬では温かいと感じます。
  • 真夏には25度を涼しいと感じます。
     
    これは、人間の身体が四季の「気」に応じて変化していることの証明です。
  • そう言う意味で、冬ならば零度前後の気温で「冬の寒邪 」に中(あ)てられやすく成ります。
  • ところが、夏は20度でも「夏の寒」に中(あ)てられる場合もあるのです。
  • 例えば、夏場に仕事疲れがあり、20度の冷房の部屋ですごすしたとします。
  • こんな時に「夏の寒」にやられます。
  • その代表が真夏のクーラー病(冷房病)ですね。
  • こんな症状がでたらあぶないですよ。
  • 食事中に突然、箸を落としたとか・・
    手がかじかんでいるとか、
    畳の縁に足指が引っかかり転倒するとか、
    これはもう、「夏の寒」に中てられた状態です。
  • 寒の邪は表面に感じないですぐに体の奥深く入ってしまいます。
  • クーラー病(冷房病)は寒邪が体内深く侵入したと考えます。
  • そして本格的な症状として、
  • 足の浮腫み・疲れて身体が利かなくなる・こむら返りの痙攣・硬直・突然の発熱 、悪寒・などの症状です。
    この時の脉状は、沈遅の脉を打っています。 
    心蔵の動悸を起す場合もあります。

  • 寒論の初めに、
  • 『寒(カン)は天地殺癘(テンチサツレイ)の気なり。』と書いてあります。
  • 中寒の症状は 急に激しく来るのです。
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  • 寒邪から体を守るためには、
  • 三食ご飯をしっかり食べて、体力や免疫力が低下しないようにします。
  • 勉強して考える事は良い事ですが、悩み過ぎない事です。
  • 仕事のしずぎ、ゲームのしずぎで疲れないように注意します。
  • 冬の寒い時期には身体が冷えないように防寒の備えをしかりとしましょう。
  • これで、寒邪が身体に与える影響について東洋医学の、お話を終わります。
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今回の「寒(かん)の お話し。」 は、

南北経驗醫方大成(ノンボク ケイケン イホウ タイセイロン)による病証論・

「第二、寒論」と「第五、傷寒 」より、

井上恵理先生・講義録を参考に構成しています。。

詳しくはHPをリンクしてご覧頂ければ幸いです。

「第二、寒論」(かんろん)
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/mk/kr/

「第五、傷寒 」(しょうかん)
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/mk/5skn/

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