「湿気(しっけ)のお話し。」
(気の絵本パート4.)
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「気の絵本」 タイトル
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「親子で読んで欲しい東洋医学の本」 サブタイトル
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- 「小学生にも読んで欲しい東洋医学の本」と言う視点から漢方の古典を解説します。
古典エッセイ風に書いてみます。
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「湿気(しっけ)のお話し。」
著作:山口一誠
- 湿気が身体に与える影響について東洋医学の捉え方をお話しします。
- 日本は照葉樹林帯の気候に位置しています。
特徴として湿度が高い点です。
紫陽花の花が咲くころ梅雨となり曇りや雨の日が続きます。
また、夏の終わりから秋には台風が襲来して大量の雨も降ります。 - ・
- 東洋医学では湿度の事を「湿の気(しつのき):湿気(しっけ)」或は「湿邪(しつじゃ)」と言います。
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- 「湿気」は天にも地にも在ります。
そして春夏秋冬の四季を通じてどこにでも存在しています。 - ・
- 湿邪が身体を侵すとこんな症状が出ますよ。
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- 腰に痛みが出ます。
身体が重くなり動くのが嫌になります。
腰から下が冷えます 。まるで冷たい水の中に座っているようです。
小便が少なく出にくくなります。
軟便になり易(やす)いです。
こんな時は、
湿邪が腎を侵した時の病状です。 - ・
- 手足が浮腫(むく)み、手足の曲げ伸ばしが出来にくくなります。
こんな時は、
湿邪が脾を侵した時の病状です。 - ・
- 眩暈(めまい)の症状が出ます。
吐き気とゲツプが出ます。
胸の間が熱く感じイライラします。
こんな時は、
湿った風に吹かれた時の病状です。 - ・
- 握り拳(こぶし)がブルブル震えます。
手先ががプルプル震えます。
身体のあちこちに痛みが走ります。
汗が出ないのに身体がブルブル震えます。
悪寒(オカン)がします。
こんな時は、
冷たい湿気にやられた時の病状です。 - ・
- 切(しき)りに喉が乾きます。
やたらと水を飲みたがります。
胸とお腹が痛くなります。
顔に艶(つや)が無くなり、垢付(あかづ)いた様になり、そして悪寒します。
こんな時は、
生暖かい湿気にやられた時の病状です。 - ・
- また、こんな環境の中で生活すると「湿の病気」を発病します。
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- 風雨を長時間にわたり受けたり、
湿地に居住していたり、
湿地を長く歩きまわる、
あるいは山澤の蒸気を受けると、汗が出ます。
汗で着物が濡れ冷たくなり、その為に湿邪にやられます。 - ・
- その結果、身体の脾腎の臓器や経絡が侵(おか)され、胃のぐわいが悪くなったり、身体が怠くなったりします。
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- そして、湿邪を受けやすい人の特徴もあります。
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- 湿邪を受けて病気になる人は、
内因(七情:怒、喜、憂、思、悲、驚、恐)感情のいずれかが虚している人です。
内面的な感情が強くなり過ぎ消耗された結果、七情を担当する肝心脾肺腎の五臓のいずれかが虚してきます。
そこに、外邪である湿邪が侵入して「湿の病気」を発病します。
また、
身体的には、胃腸とかの消化器系統が弱い人も「湿の病気」に罹患しやすい体質です。
また、
手首の脈を診ると、湿の脉は沈(しず)んで緩(おだ)やか、或いは沈細微、細く微(かす)かな脉を打っています。 - ・
- 湿病を改善する方法についてお話しします。
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- 漢方薬の治療法は、腎の機能を改善して小便をよく出す様にします。
鍼灸での治療法は、身体に力を与える補法を優先して後に湿邪を取り除く瀉法を行います。 - ・
- 湿病治療の注意点として、
発汗剤や下剤の薬を服用してはいけません。
また、お灸、カイロ、火を用いて暖めるのもよくありません。 - ・
- これで、湿気が身体に与える影響について東洋医学の、お話を終わります。
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詳しくはHPをリンクしてご覧頂ければ幸いです。
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