心の負担に外邪が棲(す)みつく。
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『内傷無ければ外邪入らず 』
例えば、
手首の小指側の踝(くるぶし)辺りが痛むとか。
反対の親指側の踝辺りが痛むとか。
上腕の肌がカサカサになり、かゆい。
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五十肩で、
横に腕を挙げると痛む。
前方に腕を挙げると痛む。
肩に痛みが出るので、背中のホック止められない。
洗髪しようにも肩に痛みが出るので、頭の後ろに手が挙げられない。
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股関節辺りが痛む。
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膝の内側が痛む。かゆい。
膝の外側が痛む。かゆい。
腰が痛む。
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などなど、痛みがでると、筋肉や腱や神経の問題として、治療を考える方法もありますが、
長引く痛みの場合は、
心の負担に外邪が棲(す)みつく。
『内傷無ければ外邪入らず 』の経絡理論の原則が適用されます。
それは、患者自身が自覚する事はありませんから、
鍼灸師が診つけなけねばならない大事なお仕事です。
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例えば、
2年前から、手首の小指側の踝(くるぶし)辺りが痛む。
患者さんの場合は、
筋トレのダンベルを持ち上げる動作から痛みが出だしたのですが、
この「手首の小指側の踝(くるぶし)辺り」の経絡流注は、
心経と小腸経に関わるものですので、心経の変動として考察されます。
この点から、問診を進めると、(治療中の何気ない会話の中からも)
オナーシェフとして、複数のアルバイトや従業員の取り纏めで心労があるとのこと・・・
心経を念頭に置いた本治法を施術していくと、
慢性に経過していた痛みが少しずつ緩解してきます。
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そんなことを最近よく経験します。
『内傷無ければ外邪入らず 』の経絡理論の原則は、
鍼灸師にとって不滅の原則ですね。
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ちなみに、
痛みや痒みの主要な経絡変動経は、
手首の小指側の踝(くるぶし)辺りが痛むとか。は、心経の変動。
反対の親指側の踝辺りが痛むとか。は、肺経の変動。
上腕の肌がカサカサになり、かゆい。は、三焦経だから、心経の変動。
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五十肩で、
横に腕を挙げると痛む。は、大腸経だから、肺経の変動。
前方に腕を挙げると痛む。は、肺経の変動。
肩に痛みが出るので、背中のホック止められない。は、小腸経だから、心経の変動。
洗髪しようにも肩に痛みが出るので、頭の後ろに手が挙げられない。は、三焦経だから、心経の変動。
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股関節辺りが痛む。は、胆経だから、肝経の変動。
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膝の内側が痛む。かゆい。ここは脾・肝・腎の走行流注だからよく考えてね。
膝の外側が痛む。は、胃経の脾の変動。
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腰が痛む。は、膀胱経だから、腎経の変動。
とかに、目安を付けて陰より補う六十九難の本治法がお勧めです。
時には、
「内因が虚した」陰旺実証が顕れた場合は、
「難経」第七十五難の臨床診断と治療法を施します。
http://yukkurido.jp/keiro/e1/e301/