経穴と主治、督脈 14r

                            経穴と主治:十四経絡e5トップページ へ 。

経穴と主治、督脈(27穴)

      経穴と主治、14r

——————————————————————————————–
——————————————————————————————–

経穴目次、督脈(27穴)

、☆の記号は『鍼灸重宝記』で取り上げている経穴です。

経穴名

1長強(ちょうきょう) ☆
2腰兪(ようゆ)     ☆
3腰陽関(こしようかん)☆
4命門 (めいもん)  ☆
5懸枢(けんすう)
6脊中(せきちゅう)
7筋縮(きんしく)
8至陽(しよう)
9霊台(れいだい)
10神道(しんどう)
11身柱(しんちゅう)☆
12陶道(とうどう)
13 大椎 (だいつい)☆
14 瘂門 (あもん)  ☆
15風府(ふうふ)
16脳戸(のうと)
17強間(きょうかん)☆
18後頂(ごちょう) ☆
19百会(ひゃくえ) ☆
20前頂(ぜんちょう)☆
21顖会(しん え) ☆
22上星(じょうせい)☆
23神庭(しんてい) ☆
24素髎 (そりょう)☆
25水溝(すいこう  ☆
26兌端(だたん)  ☆
27齦交(ぎんこう) ☆

——————————————————————————————–
——————————————————————————————–

経穴と主治詳細、督脈(27穴)

注1、文一行目は鍼灸学校にての流注番号、経穴名、所属経絡、取穴部位の記載です。

注2、『鍼灸重宝記』の経穴と主治は、

経穴名:
取穴:
灸法:
針法:
主治:
の順に掲載します。

———————————————-ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1 長強 (ちょうきょう) 督脈の絡穴・ 所属経絡:督脈・取穴部位:尾骨下端と肛門の間に取る.

『鍼灸重宝記』 長強 ちょうきょう(一穴)

取穴: 脊の骶骨の端、俗に亀の尾と云処なり 。
灸法:灸五壮あるひは三十壮二百壮まで。
針法:針二分、留ること七呼、
主治:
是痔の根本なり 、腸風、 下血、 久痔、 腰背いたみ、 狂乱、大小便かたく 、 頭重く 、 洞泄(どうせ:水様性の軟便)、淋病、驚風、 癲癇、 嘔血、 驚恐、 小児顖陥り :幼児の頭蓋骨の泉門(せんもん)のこと、瘈瘲(けいしょう:きつじゅう:筋脉の牽引性拘急を瘈、弛緩し伸張する瘲である。:筋が緊張したり緩んだりすること。)、視こと正からざる 、を主る。

脊強るものはこれを瀉し 、頭腫る者はこれをおぎなふべし 。

————————————————————————————

2 腰兪(ようゆ) 所属経絡:督脈・ 取穴部位:仙骨裂孔の中央陥凹部に取る.

『鍼灸重宝記』 腰兪 ようゆ(一穴)

取穴: 二十一椎の下。
灸法:灸七壮四十九壮、
針法:針二分 、留ること七呼、あるひは八分、 留ること三呼、瀉は五吸。
主治:
腰尻背いたみ、温瘧汗出ず、足膝不仁していたみ、傷寒、 四支熱し、 月経通ぜず、 帯下を 治す。

——————————————————————————–

3 腰陽関 (こし ようかん)  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第4・第5腰椎棘突起間に取る.(ヤコピー線上あたる)

『鍼灸重宝記』 腰陽関 (こし ようかん)(一穴)

取穴: 十六椎の下。
灸法:灸三壮。
針法:針五分、
主治:
久瘧(きゅうぎゃく:慢性の病で、1日とか2日おきというように周期的に悪寒戦慄と発熱を繰り返すという特徴のある病状)、腰膝いたみ、 小腹いたみ、 中風、不仁、筋撃り行るをつかさどる。

——————————————————————————–

4 命門 (めいもん) 所属経絡:督脈・ 取穴部位:第2・第3腰椎棘突起間に取る. (左右の第12肋骨先端を結んだ線と正中線の交わる所)

『鍼灸重宝記』 命門 めいもん (一穴)

取穴: 十四椎の下。
灸法:灸二壮 、或は五十壮百壮。
針法:針五分、
主治:
久瘧(きゅうぎゃく)、腰腹引痛、 久き頭痛、発熱汗出ず、寒熱、骨蒸、 五蔵熱、 下血、小児きゃうふう 、 てんかん反折を治す。

——————————————————————————–

5 懸枢  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第1・第2腰椎棘突起間に取る.

——————————————————————————–

6 脊中  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第11・第12胸椎棘突起間に取る.

——————————————————————————–

7 筋縮  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第9・第10胸椎棘突起間に取る.

——————————————————————————–

8 至陽  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第7・第8胸椎棘突起間に取る.(左右の肩甲骨下角を結んだ線と正中線の交わる所)

——————————————————————————–

9 霊台  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第6・第7胸椎棘突起間に取る.

——————————————————————————–

1 神道  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第5・第6胸椎棘突起間に取る.

——————————————————————————–

11 身柱(しんちゅう) 所属経絡:督脈・ 取穴部位:第3・第4胸椎棘突起間に取る.(左右の肩甲骨内端を結んだ線と正中線の交わる所)

『鍼灸重宝記』 身柱 しんちゅう(一穴)

取穴: 三椎の下。
灸法:灸三社より百壮まで。
針法:記載なし。
主治:癲癇、狂乱、腰背いたみ、小児の驚癇五疳の虫を治す、俗にちりけと云は此穴也。

——————————————————————————–

12 陶道  所属経絡:督脈・ 取穴部位:第1・第2胸椎棘突起間に取る.

——————————————————————————–

13 大椎 (だいつい) 所属経絡:督脈・ 取穴部位:第7頚椎棘突起間と第1胸椎棘突起間に取る.

『鍼灸重宝記』 大椎 だいつい(一穴)

取穴: 脊の一の椎の上陥の中。
灸法:灸三十壮五十壮。
針法:針五分、留ること三呼、瀉五吸、
主治:
肺脹、 脇みち、嘔吐、 上気、五労七傷、 力なく 、温瘧(おんぎゃく:あたたまり、1日とか2日おきというように周期的に悪寒戦慄と発熱を繰り返すという特徴のある病状)、肩背ひきつり 、頭項強りて顧ることを得ず、風労、食気、骨熱、歯燥を治す。

傷寒太陽と少陽との併病、頚項強張り痛み、眩胃、 心下っかへるに刺べし。

——————————————————————————–

14 瘂門 (あもん) 所属経絡:督脈・ 取穴部位:項窩の中央、後髪際を入ること5分の陥凹部に取る.

『鍼灸重宝記』 瘂門 あもん(一穴)  〔 一名は舌厭、 一名は舌横、 一名は瘖門(おしもん)〕

取穴: 風府の後五分にあり 。
灸法:灸は禁穴なり 。
針法:針四分二分、留ること三呼して潟し 、五吸にして瀉し盡(つく)す、 更に針を留めてこれを取る 、
主治:
舌急にして語らず、 重舌、 もろもろの陽熱気盛にして衂血(はなぢ)止ざるを治す。

——————————————————————————–

15 風府 ふうふ 所属経絡:督脈・ 取穴部位:外後頭隆起の下方にあり、後髪際を入ること1寸に取る.

『鍼灸重宝記』 風府  (一穴) (一名舌本)

取穴: 強間の後二寸五分、後の髪際より一寸。
灸法:禁灸なり 。
針法:針三四分、留ること三呼、
主治:
中風、舌緩まり語らず、振寒汗出て、身重して、悪寒、づっう 、項強て回顧ことを得ず、偏風半身かなはず、はなぢ、咽喉はれ痛み、傷寒、狂走、 目妄に視るを治す。

頭の百病、黄疸を主る。

傷寒、づっう 、悪風、発熱、身疼痛む者、或は耳聾、脇痛、嘔して口苦く 、頭痛、寒熱往来する者、  並に風池、風府に刺すべし 。
——————————————————————————–

16 脳戸 のうと 所属経絡:督脈・ 取穴部位:外後頭隆起上際の陥凹部に取る.

——————————————————————————–

17 強間 きょうかん 所属経絡:督脈・ 取穴部位:脳戸穴の上1寸5分、百会穴の後3寸、正中線上に取る.

『鍼灸重宝記』 強間 (一穴) (一の名は大羽)
取穴: 後頂の後へ一寸半。
灸法:灸七壮五壮、
針法:針二分。
主治:
頭痛、めまひ、脳のめぐり痛み、心煩れ、嘔吐、項こはり 、臥ことを得ざるを主る。

——————————————————————————–

18 後頂 ごちょう 所属経絡:督脈・ 取穴部位: 百会穴の後1寸5分、正中線上に取る. 大後頭神経

『鍼灸重宝記』 後頂  (一穴) (一の名は交衝)
取穴: 百会の後へ一寸五分、 前の髪際より 六寸半。
灸法:灸五壮、
針法:針二分三分四分。
主治:
頂強り、額上痛み、悪風寒く 、風眩、 目 ( 目十( 流-氵) 々、歴節し て汗出、狂走、 不寝、 癇癪発、(けいじゅう)、 偏頭痛を主どる。
——————————————————————————–

19 百会 ひゃくえ 所属経絡:督脈・ 取穴部位:前髪際を入ること5寸、正中線上に取る.

『鍼灸重宝記』百会穴:(一穴) ( 別名:三陽五会、巌上、天満 )

取穴: 前頂の後へ一寸五分、前の髪のへぎはより五寸上、旋毛の中にあり、両の耳の尖の官、頭の直中なり 。
灸法:七壮あるひは三五(15)壮。
針法:針二分又は四分、
主治:
頭風、中風、言語謇渋(げんご げんじゅう:どもる病状)、 口噤(くちつぐ)み、半身かなはず、心煩れ悶へ、驚悸(驚き動悸する)、健忘(ものわすれ)、痎瘧(がいぎゃく:おこり)、脱肛、風癇、角弓反張、羊鳴 ・多く突て語言そろはず 、発る時は死入、沫を吐き 、汗出、乾嘔(からづき)し 、酒を飲て面赤く 、脳重く、鼻ふさがり 、頭痛、 メマイ、食に味なき、 を主る。

百病を治す。

——————————————————————————–

20 前頂 ぜんちょう 所属経絡:督脈・ 取穴部位:百会の前1寸5分、鼻尖を的に正中線上に取る.

『鍼灸重宝記』 前頂  (一穴)

取穴: 顖会の後へ一寸半 、前の髪の際より三寸半上、骨の間陥の中。
灸法:灸三壮あるひは二七(14)壮、
針法:針一分あるひは四分。
主治:
頭風、面赤くはれ、水腫、てんかん、眩暈(めまい)、 きゃうふう 、(けいじゅう)、腫れ痛むことを主る。

——————————————————————————–

21 顖会 しん え 所属経絡:督脈・ 取穴部位:前髪際を入ること2寸、正中線上に取る.

『鍼灸重宝記』 顖会(一穴)

取穴: 上星の後へ一寸、髪際より二寸上。
灸法:灸二三(6)壮あるひは二七(14)壮、
針法:針は禁穴なり 。
主治:
脳虚冷、あるひは酒金をすごし脳痛て破がごとく、風頭眩(かしらふらつき)、顔あをく 、衂血(はなぢ)、面あかく 、にはかに腫れ、頭皮はれて白屑(しろくぽ)を生じ 、鼻塞て香臭を聞ず、 驚悸、  目載上し 、昏て人を知ざるを治す。

——————————————————————————–

22 上星 じょうせい 所属経絡:督脈・ 取穴部位:前髪際を入ること1寸、正中線上に取る.

『鍼灸重宝記』 上星  (一穴) (一の名は神堂)

取穴: 神庭の後五分、髪際に入こ と一寸賂中。
灸法:灸五社。
針法:針三四分、留ること六呼、

主治:
頭痛、面赤く腫れ、皮はれ、鼻中に息肉いで鼻ふさがり 、痎瘧(がいぎゃく:おこり)、汗不出、 めまひ、 目じりいたみて、遠くみることあたはず、吐血、はなぢを治す。

——————————————————————————–

23 神庭 しんてい 所属経絡:督脈・ 取穴部位:前髪際を入ること5分、正中線上に取る.

『鍼灸重宝記』 神庭  (一穴)

取穴:額の真中、前の髪際より五分上にあり 。
灸法:灸二三壮あるいは二七壮。
針法:禁針の穴なり 。
主治:
狂乱、 てんかん、 驚風、天吊(そらめ)、 角弓反張、 舌を吐(いだ)し 、 人事をしらず、眩暈(めまい)、 づっう 、 寒熱、 濁涕(なみだ)止ず、 目涙出、驚悸怔仲、 不寝、 嘔吐、 喘渇するを治す。

——————————————————————————–

24 素髎 (そりょう)所属経絡:督脈・ 取穴部位:鼻尖の中央陥凹部に取る.

『鍼灸重宝記』素髎 (そりょう)(一穴)

取穴: 鼻柱の尖なり。
灸法: 禁灸。
針法: 針一分、
主治:  鼻内の息肉鼻窒(ふさが)り 、はなぢ、端息を治す。

——————————————————————————

25 水溝(すいこう)所属経絡:督脈・ 取穴部位:鼻中隔の直下にあり、人中の中央に取る.

『鍼灸重宝記』水溝(すいこう)(一穴)(一名人中)

取穴: 鼻柱の下。
灸法: 灸三壮、
針法:針三四分、留ること五六呼。 気を得て瀉。
主治:消渇、 水腫、 癲癇、 狂乱、 中風、 中悪、 黄疸を治す。。

—————————————————————————

26 兌端(だたん) 所属経絡:督脈・ 取穴部位:上唇の上端正中にあり、外皮と粘膜の間にとる.

『鍼灸重宝記』兌端(だたん)(一穴)

取穴: 上唇の赤き肉と白き肉との際め。
灸法:灸三壮。
針法:針二分、
主治:
癲癇、 小便黄に 、 舌乾き 、 消渇、 はなぢ、唇強り 、 歯齦いたみ、 鼻ふさがり 、 痰涎、 口噤(つぐ)を主る。

——————————————————————————–

27 齦交(ぎんこう)所属経絡:督脈・ 取穴部位:上歯齦の前面正中、上唇を反転して上唇小帯の直下に取る.

『鍼灸重宝記』齦交(ぎんこう)(一穴)

取穴: 唇の内、上歯の断の縫の中。
灸法:灸三壮。
針法:針三分、
主治: 鼻中の息肉鼻ふさがり   、額頞いたみ、  目の内眥(まなじり)赤して痒いたむを主。

——————————————————————————–

14、督脈(27穴)おわり

経穴と主治:十四経絡e5トップページ へ 。

 

 

 

 

ヘッダー トップページ お問い合わせ サイトマップ 地図