4月本部例会 2015-4-26
東京本部鍼研究会、「4月例会」 感想文
実施日:平成27年(2015年)度 4月26日(第4日曜日)
鍼技術向上研究実技パート1、
ツボの気を正しく捉えるテクニック
〔 補法の注意点 : 基本刺鍼の姿勢・切経・取穴・穴の気を正しく捉え、気の流れを阻害しないテクニック〕
1、立つ姿勢は、足の母指にやや体重をかけ、術者の正中線の位置で取穴する様にする。
2、切経は四指を揃え手掌全体で、ゆっくりと軽く肘を引く意識で行う。
3、取穴は手関節と指関節を曲げないで伸ばした状態で、示指の中指側でごく軽く取穴する事。
4、鍼の角度が45度よりも立つ傾向があるので、刺手を押手と同じ形にして安定させ、鍼の角度を低くする。
5、鍼先を接触したら離れない様に、鍼を軽く押し続ける。※接触は痛くない様に注意。
6、抜鍼のタイミングは継続で研究中だが、今のところ術者の2・3呼吸程度が適当と思われる。
7、刺鍼中は関元穴に天空の気を集め、鍼を通して患者に正気を送り込む様に意識する。
※その際、鼻で息を吸い、口から息を吐くが、吸気よりも呼気をゆっくりと吐く事。
8、抜鍼時は、できれば患者が息を吸い腹が膨れた時に行うと効果が上がる。※呼吸の補瀉。
9、フタは押手の母指か示指で行うが、すばやくするには拇指と示指を余り動かさない。
肩甲骨を下げ、その圧が腕から指に伝わる様にする。 ※その際、脊柱は真っ直ぐのままで曲げない事。
鍼技術向上研究実技パート2、
AKV先生のアドバイスを聞きながら纏めてみました。
補法の手技、指摘された点。
基本刺鍼【補法】 1、経に随いごく軽く取穴する。のテクニック。(資料1、を踏まえて、)
1-1、左手の示指から中指、薬指、小指、を軽く揃えて、手首、指の関節が曲がらないように、
自然な状態で伸ばす。
1-2、四指の指腹が軽く皮膚に触れながら、対象経絡流注を平行に切経する。
1-3、目的の穴を示指で捉える。
1-4、目的の穴を示指で捉えたら、四指の指の関節が曲がらないように、肘を起こす。
1-5、手首、指は自然な状態で伸びて、取穴されている。
(これが、穴の気を正しく捉え、気の流れを阻害しないテクニックに成る様です。)
そして、2、押手を軽く構える。
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刺鍼姿勢について。
A-3、取穴する経穴は、術者の臍の位置(体の中央部)に来るよう心掛ける。
(術者の体が自然体となり気の流れがスムースになる。)から、基本刺鍼【補法】
6、鍼先が動かなくなったのを度とする。
7、押し手の中に鍼があるのが分かるくらいの左右圧、ゆっくりとかける。
8、抜鍼と同時に押し手にて穴所(けつしょ)に蓋をする。
A-3の1:
6、鍼先が動かなくなったのを度とする時のテクニック。
任脈、関元穴辺りに暖かい気を感じ、右刺手、左押手、押手の示指と母指、鍼先の穴辺りに、気の充実感を覚える。これらを、度として7、押し手の中に鍼があるのが分かるくらいの左右圧、ゆっくりとかける。
そして、ここで一呼吸の間を置き、8、抜鍼と同時に押し手にて穴所(けつしょ)に蓋をする。
私の課題1は、7と8の一呼吸の間を作る事で、刺鍼のメリハリを成しなさいとの、指摘を受けました。
私の課題2は、8の穴所の蓋たです。指摘を受けました点を臨床と練習で解決努力します。
A-3の2:
抜鍼のタイミング。 青眼の場合は、補法なら患者の吸気、腹部がふくらむのを見て、抜鍼すると、本治法の脉状が長持ちするとの事。
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標治法について。
柳下円鍼の使用法から、督脈の処置、男性は長強から百会に上がる。女性は下る。
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資料A、(平成24年7月の統一見解の纏め、より。)
A-2、現時点における取穴の確認事項は、手足を自然な状態で伸ばす。
(気の流れを阻害しない様に考慮する。)
A-3、取穴する経穴は、術者の臍の位置(体の中央部)に来るよう心掛ける。
(術者の体が自然体となり気の流れがスムースになる。)
3、基本刺鍼について。
【補法】
1、経に随いごく軽く取穴する。
2、押手を軽く構える。
3、竜頭を極めて軽く持ち、その鍼を押し手の母指と示指の間に入れる。
4、鍼先を静かに穴所に接触させる。
5、とどめたまま、鍼がたわまないように静かに押し続ける。
(その際、患者の気の状態によって、鍼が進んだり、進まなかったするので、術者は無理に鍼を進めようとしない。)
6、鍼先が動かなくなったのを度とする。
7、押し手の中に鍼があるのが分かるくらいの左右圧、ゆっくりとかける。
8、抜鍼と同時に押し手にて穴所(けつしょ)に蓋をする。
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