◎ 経絡の五行変動 比較図表
13、自経の内因から病気を起こす場合の症状について。
(難経 四十九難)
・
・
- 肝木の変動
いきどうり怒り狂い腹を立て上気して気が下がらないと「肝の病」を発症します。 - 心火の変動
憂え悲しむ事や思い過ごしの精神的疲れから「心の病」を発症します。 - 脾土の変動
飲過ぎ、食べ過ぎ、働き過ぎ、遊び過ぎ、房事過多すれば、「脾の病」を発症します。 - 肺金の変動
寒い思いをしたり、冷たい物を飲んだりすると「肺の病」を発症します。 - 腎水の変動
湿気の多いところに長時間とどまったり、水の中での重労働をすれば、体が冷えて「腎の病」を発症します。
これ等が五臓の経において自分自身の経に病が起きる理由です。
・
追記
追記として、五臓に5つの外邪に犯されて病気を起こすことがあります。
五邪が入った時の症状、表も掲載しています。
臨床に役立てば幸いです。
- 五邪とは、
風に中(あた)ると言う邪がある(肝邪)。
暑さに傷(やぶ)れる事がある(心邪)。
飲食の過不足、働き過ぎ、遊び過ぎ、房事過多で心身が疲れる事がある(脾邪)。
寒に傷れる事がある(肺邪)。
湿気に中る事がある(腎邪)。 - 1、中風(肝邪)2、傷暑(心邪)3、飮食勞倦(脾邪)4、傷寒(肺邪)5、中湿(腎邪)です。
此れを五邪と言います。
・
難経四九難 肝に五邪が入った時の症状、表 nk4901
・
難経四九難 心に五邪が入った時の症状、表 nk4902
・
難経四九難 脾に五邪が入った時の症状、表 nk4903
・
難経四九難 肺に五邪が入った時の症状、表 nk4904
・
難経四九難 腎に五邪が入った時の症状、表 nk4905
・
:::::::::::::::::::::::